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ドット絵やポケモン図鑑などゲームからの影響を感じられる電子ペーパーカレンダー「Inku」,クラウドファンディングを10月18日まで実施中
製品は支援額に応じて4.3インチと7インチのモデル,もしくは両方を入手できる。原稿執筆時点では目標額1万5000ドル(約223万円)を遥かに上回る27万ドル(約4023万円)を集めており,大きく注目を集めていることがうかがえる。なお,最初の目標額はキャンペーン開始からわずか6分でクリアしたとのこと。
Inkuは,可愛らしいドット絵のアバターがスケジュール管理をしてくれる電子ペーパーカレンダーだ。キーワードに「便利であること」「スマートであること」「楽しいこと」(be useful, be smart, and be joyful)を掲げており,うるさくアラームを鳴らすことなく,必要のないときには邪魔にならないようなスタイルで使えるという。
スケジュール管理をするアプリやデバイスはいくつもあるが,InkuではカレンダーやToDoリストを,シンプルに時系列で整理してくれる。1日のタイムラインを1本の線で表現し,その上におはじき型アイコンでタスクを並べているため,どの時間帯が忙しいのか,スケジュールの詰まり具合が直感的に分かる。
これに加えて,InkuのAIがスケジュールを解釈し,スマートサマリーとして要約する。誰と何のために行うタスクなのか,なぜそのタスクが必要になるかを1時間ごとに表示してくれる。
そしてユニークなのが,ドット絵とゲームを彷彿とさせるユーザーインタフェースを搭載している点だ。「ポケモン図鑑」から影響を受けたと思われるデザインになっており,初期のポケモン図鑑を彷彿とさせる「OG mood」を含む,ゲームへのリスペクトや愛情を感じられるテーマが用意される。
ゲームのユーザーインタフェースは,さまざまな情報を集約し,分かりやすくするためのものである。過去には「CEDEC」にて,地上デジタルレコーダーキット「torne」の開発に,ゲーム制作現場のノウハウが生かされたことが発表されている(関連リンク)。
仕事に用いるスケジュール管理デバイスに,ゲーム的なユーザーインタフェースと暖かみのあるドット絵を組み合わせたのがInkuだ。先に述べたとおり,まもなくクラウドファンディングは終了するので,興味のある人はページを確認してみよう。
「Inku Calendar: Watch your day flicker to life」Kickstarterキャンペーンについて
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