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ソニーが歩んできた70年を振り返る。非公式トリビュートブック「SONY: YEAR BY YEAR - A VISUAL JOURNEY」,Kickstarterの締め切り迫る
すでに2万4000ポンド(約465万円)の目標額を超えた,5万390ポンド(約980万円)のプレッジ(支援)を集めており,本は2025年5月に完成する予定だ。
本書は,ソニーを愛し,さまざまなSNSでソニー関連の情報を発信するObsolete Sony氏(リンク)が,「ソニーの画期的なイノベーションと象徴的な製品を称えるべく制作した」という。
1946年から2024年まで,10年単位で区切り,ソニーの革新的な製品や重要な出来事について,画像を交えて紹介する。コンセプトは「単なる歴史書ではなく,それぞれの時代の本質を捉え,ソニーが東京の小さな会社から世界で最も認知されるブランドの一つへ進化する経緯を視覚的に描く,時をさかのぼる旅」であるとのこと。
本書では,さまざまな製品の画像や当時の広告が扱われている。
クリップのようにレコードを挟むポータブルプレーヤー「フラミンゴ」。そして,ディスプレイをスライドさせるとキーボードが現れ,ワンセグチューナーを内蔵し,HDDではなくフラッシュメモリを用いたことからゼロスピンドル(スピンドル=回転部品,HDDを内蔵していない)という愛称を持つモバイル機「VAIO VGN-UX90」。さらに,携帯音楽プレーヤーのはしりとなった「ウォークマン」。これら製品のユニークなコンセプトとデザインは,今見てもクールに感じられる。
もちろん「PlayStation」についても掲載されており,ゲーム機からソニーを知った人にも興味深い内容となりそうだ。
クリップのようにレコードを挟むポータブルプレーヤー「フラミンゴ」 |
スライド式ディスプレイを持ち,ワンセグチューナーも内蔵した「VAIO VGN-UX90」 |
携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」 |
プレッジは10ポンド(約1900円)から。10ポンドでPDF版,37ポンド(約7200円)で紙の書籍,42ポンド(約8100円)で両者のセット,70ポンド(約1万4000円)でスリップケース入り限定版が手に入る。
印象的な製品の資料が掲載されていることもあり,ソニーファンだけでなく,当時を懐かしむ人にも興味深い本となりそうだ。
Kickstarterキャンペーン「SONY: YEAR BY YEAR - A VISUAL JOURNEY by Obsolete Sony」
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