つぶやく
2024/12/28 00:00企画記事
4Gamerの年末恒例企画「ゲーム業界著名人コメント集」。166名が振り返る2024年と新年への抱負を語る
アークシステムワークス
CCO
石渡太輔
代表作：GUILTY GEARシリーズ |
FAITH: The Unholy Trinity
ピクセルホラーゲームです。
初代ファミコンよりも以前のゲーム機のビジュアルをモチーフとしつつ、「斬新」さを感じました。
そのアートスタイルだからこそ表現できる世界観や空気。
リアルなグラフィックや圧倒されるクリーチャーのアルゴリズムよりも「怖い」を植え付けるために必要なものとは何なのか？
現代的な感性で分析したうえで最適解を見つけたのだろうと思います。
ゲームとはすべからく何らかの体験をプレイヤーに提供するものですが、体験とは味覚や嗅覚と似た感性だと思います。同じものをずっと味わえば感動は色あせていきます。
贅沢なフルコース料理では味わえない感動と出会えるのがインディーゲームの魅力ですね。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
コミックス：「終の退魔師」
これはもう、ド直球にかっこいいという感想しか出ません。
目新しさや意外性、強烈な作家性といった要素を凌駕し、ねじ伏せる。
圧倒的な地力による「王道」。
小細工なしの完成度に見事にやられてしまいました。
早く続きが読みたいです！！
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
実業家 イーロン・マスク氏
技術の未来
宇宙開拓の未来
エネルギーの未来
政治の未来
人類の未来
これらの話題の全てに必ず名が上がる個人。僕の理解が追い付かない一個人。
良いとか悪いとか、共感するとか影響されたとかの話ではありません。
これから彼が実現するであろう未来の実績に興味しか沸かないのです。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
・エンタメ企業内部のテクノロジー遅延: テクノロジー活用が遅れていることで、グローバルな競争についていけていない。
・過去の成功体験への固執: 過去の成功体験から抜け出せず、変化に対応できていない。
・人材育成の遅れ: グローバルな視点を持った人材の育成が急務。
・官民一体となった支援体制の構築: 政府の支援策と企業の努力が相まって、効果的な海外展開を推進するべき。
さらには硬直的で慢性的な産業構造や経済的な事情、日本の中小企業がクリアしなければならない課題が山積しています。僕自身も直面している問題です。
体力が充分ではない組織で僕が懸念することは、国内産業の低迷化よりも、仕事をする人がその成果を評価される機会を損失しているということです。
端的に言えば消費者に褒められるモノ造りができていない。
恐らく評価されるものを作っているのは寝る間も惜しんで身を削ってモノを創造している個人や集団ではないでしょうか。
くどくどと知ったように語ってしまいましたが、僕の望みは単純です、
企業としての健全な体裁を維持しつつ、開発者が自らをクリエイターであると自負できる未来を作りたいです。会社というものが成長を強要される生き物ではなく、関わる人とその家族を守る器であってほしいから。
なので、なにやらいろいろがんばります。
深夜のテンションで書いた駄文で失礼いたしました。
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アークシステムワークス
ディレクター
片野アキラ
代表作：GUILTY GEAR -STRIVE- |
「Factorio: Space Age」
どれだけ待ちわびたか分からない待望の大型DLCです。
高難易度・大ボリューム、しかし公式コンテンツとして成り立つ程度の親切さも備えた最高のDLCになっています。
単純な追加要素だけではなく、実弾などこれまで使い道が薄いコンテンツに再び光を当てる方針なのも素晴らしい。
やり込んだとはとても言えないまだ道半ばな進捗ですが、これからも末永く楽しんでいきます。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」
パペット・アニメーションからの3DCG化や声優・俳優起用による会話劇導入など、既存ファンからはマイナスイメージを持たれかねない手法による長編映画化でしたが、
子どもが笑顔になる可愛らしさと大人も唸らす(慟哭させる)重い設定を両立させる細かい演出や、ストップモーションアニメの魅力を残すモーション表現など、事前の不安感を全て吹き飛ばす素晴らしい作品でした。
既に続編も発表済みであり、今から楽しみで仕方ありません。願わくばペーターとシェールが活躍しますように…。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
「遊ハち」
以前からファンではありますが、特に今年は「次にくるマンガ大賞2024のWEB漫画部門」にて3作品同時ランクインという快挙や、多方面でのコラボ・グッズ化など飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍されています。
個人的には「嗚呼、たぬきはもうだめです」が特に好きなので、更なる展開拡大を切に願っております。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
早いもので、「GUILTY GEAR -STRIVE-」もとうとうシーズン4となりました。
既に配信済みの「クイーン・ディズィー」に加え、シリーズ人気キャラクターの「ヴェノム」、2025年放映予定アニメ「GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS」からの参戦となる「ユニカ」、そして「サイバーパンク：エッジランナーズ」とのコラボキャラクター「ルーシー」が参戦します。
キャラクター追加以外のアップデートも計画していますので、今後も「GUILTY GEAR -STRIVE-」をどうぞよろしくお願いいたします。
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アークシステムワークス
ディレクター
古谷亮輔
代表作：ドラゴンボールファイターズ、DNF Duel |
超兄貴コレクション！……は冗談として（特装版で買いました）「未解決事件は終わらせないといけないから」です。
昨今、ゲームの大規模化がすごいですが、このソフトは色んな事をぶち破るアイデアと発想、構成力で非常に面白いゲームを作り上げました。
物語を自らの手でじっくり読み解くので物語へのワクワクや探究心、キャラの理解度が自然と高まっていき、気付けばのめり込んでいました。
大規模ゲームの多い今こそやってほしいゲームです！
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
最近になってしまいますが映画「RED ONE」が最高でした！
サンタをテーマにしたドタバタアクションヒーローコメディで終始ワクワクドキドキギャハハ！って感じの頭空っぽにして観られるエンターテイメントです！
公開自体は最近だったんですが、すでにアマプラで配信中なので、ぜひ年末年始におせちやお雑煮を食べながら見てほしい映画です！
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
TikTokerの澤村光彩さんですね。今年、YouTubeでショートが流れてきて知ったのですが、ルックスはもちろん素晴らしいんですけどダンスがめちゃめちゃ上手くて、セルフプロデュースもとても上手いと感じています。
アイソレーションがキレイなので狭い画面で見ていてもとても映えるし、腰上ぐらいの上半身だけで可愛い、すごいと思わせる動画も多く、独特な世界観に引き込まれます。
そこに白目や寄り目など抜け可愛い部分が合わさって見ていても全然飽きないですね（早口）
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
アークのARCは「Action Revolution Challenge」の頭文字で24年は「Challenge」の年と昨年書きましたがまさに新しい事だらけで目まぐるしく1年が高速で通り過ぎていきました。
僕も、他のメンバーも全力を注ぎ込んでクリエイティブしました！
来年25年は「Revolution」の年なのでめちゃくちゃ期待してアークシステムワークスを見ていてください！お楽しみに！
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アークシステムワークス
ディレクター
佐藤賢治
代表作：ダウンタウン熱血物語SP、くにおくんの三国志だよ 満員御礼！！ |
2024年は「黒神話：悟空」に驚かされました。圧倒的なビジュアルクオリティで描かれる世界観と映像表現には、他の追随を許さない気迫と没入感を感じました。これほどの作品が生まれてくるゲーム業界全体の今後にワクワクしつつ、自らも世界をワクワクさせられる作品作りに実直に取り組んでいきたいと思いました。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ダンダダン」は、アニメーションのクオリティも高く、映像の見せ方、演出など、どれをとっても
超一流の作品だなと感心しております。原作の面白さもさることながら、それらをしっかりとアニメに落とし込み、映像作品として昇華させている逸品ですね。日本のアニメ業界の底力と気概を感じる神アニメだと思います。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
2024年に限った話ではありませんが、「米光一成」氏には常に注目しています。落ち物パズルのブームとなった「ぷよぷよ」の生みの親で、近年では名前を聞かない日がないアナログゲーム「はぁって言うゲーム」の制作など多才を発揮し、ゲームクリエイターの先輩として常に第一線にいる方だと思います。ゲームに限らず様々な事にチャレンジする姿は、クリエイターとしての本質や生き様を感じさせてくれますね。これからも氏のクリエイター魂を発揮していっていただきたいと思います。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
いつも応援していただき、ありがとうございます。2024年は「くにお三国志」をストーリー終盤まで描くことができ、これで三国志が一段落させることができたと胸を撫でおろしております。2025年は新旧ユーザーに受け入れていただける作品作りを目指して、新しい「くにおくん」を生み出していきたいと思います。また、くにおくんに限らず「テクノスジャパン」の作品にもスポットライトを当てられたら良いなとも考えております。今後も「くにおくん」関連の動向に是非ご注目ください！今後ともよろしくお願いいたします。
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アークシステムワークス
プロデューサー
宮内 健
代表作：GUILTY GEAR -STRIVE- |
「学園アイドルマスター」
すべてのシリーズを網羅しているわけではありませんが、アイドルマスターシリーズは大学生時代から親しんできたタイトルです。時代に合わせてゲーム性やテーマを変化させてきたシリーズだと常々感じていましたが、今回は「学園モノ」と「デッキ構築ローグライク」というジャンルを組み合わせたことに非常に驚きました。ストーリーやキャラクター性も、これまでのシリーズだけでなく、アイドルをテーマにした他のタイトルと比べても独自性が際立っています。その大胆で意外性のあるアプローチが、新規ファンの獲得に大きく寄与している点に特に感心しました。
昨今、デッキ構築ローグライクゲームは数多くリリースされていますが、その中でも全く引けを取らないゲーム性を持っています。単に「面白い」に留まらず、先端技術を取り入れた開発手法も評価が高いです。ゲームの内容から制作のアプローチに至るまで、どれも非常に優れていると感じました。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「オッペンハイマー」
クリストファー・ノーラン監督の最新作で、第二次世界大戦中の核開発競争「マンハッタン計画」を、物理学者ロバート・オッペンハイマーの視点から描いた伝記映画です。180分という長尺でありながら、戦場ではなく、オッペンハイマーをはじめとする物理学者たちが見た世界の裏側を丹念に描かれていて、最初から最後まで緊張感に包まれた作品でした。
私たちは、大量破壊兵器の恐ろしさをさまざまな形で教えられて育ってきました。その恐怖をテーマにした私の知る作品では、広島や長崎の惨状を直接描くことが多かったです。しかし、この作品はそれらを一切映さず、むしろ「見てない」「知らない」という民衆の恐ろしさを際立たせたことで、大量破壊兵器によって歪められた異質さや恐ろしさを深く感じさせられました。ノーラン監督の革新的な演出は、このテーマに新たな視点を与え、多くの人に強烈な印象を残したと感じます。
また、今年は同監督が手掛けた「インターステラー」公開10周年という節目でもあり、IMAX再上映が実施されました。こちらも久しぶりに鑑賞しましたが、改めてその映像美と壮大な物語に圧倒されました。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
「水島精二」「海法紀光」
お二方を挙げさせていただきます。水島精二さんにはアソシエイトプロデューサーとして、海法紀光さんにはシリーズ構成として、それぞれ2025年放送予定のアニメ「GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS」に携わっていただいています。私自身、アニメ業界に直接関わるのは今回が初めてであり、お二人には企画の立ち上げから制作、さらにはメディア対応に至るまで、多岐にわたる場面で貴重な知見とサポートをいただいています。
2024年7月には、ロサンゼルスのアニメイベントにもご一緒し、海外でのプロモーション活動を通じて改めてお二人の卓越したご経験と視野の広さに感銘を受けました。この場をお借りして、改めて感謝を申し上げます。さらに、2026年には水島精二さんが手掛ける「楽園追放 心のレゾナンス」が公開予定とのことですので、そちらも非常に楽しみにしています。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「GUILTY GEAR -STRIVE-」は2021年に発売されたタイトルですが、あっという間に4周年を迎えようとしています。来年は、追加キャラクターとして「ヴェノム」、アニメDUAL RULERSから登場する新キャラクター「ユニカ」、さらにシリーズ初のゲスト参戦となる「サイバーパンク エッジランナーズ」の「ルーシー」を予定しています。どのキャラクターも、GGSTの新たな魅力をお届けするものになるよう開発を進めています。
さらに、これらに加えて複数のアップデート計画も進行中です。今年は、「GUILTY GEAR -STRIVE-」をまさに“生まれ変わらせる”つもりで取り組んでいます。これまで応援してくださったプレイヤーの皆さんには心から感謝申し上げます。今年も新たな挑戦を続けていきますので、引き続きの応援をよろしくお願いいたします。
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アイディアファクトリー
オトメイト ディレクター
立松文悦
代表作：『マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝』『蛇香のライラ』『キューピット・パラサイト』シリーズ |
5月30日に発売された『東京サイコデミック 〜公安調査庁特別事象科学情報分析室 特殊捜査事件簿〜』です。
ジャンルにシネマティックと書かれている通り、実写のミステリー映画やドラマの世界に迷い込んだような感覚になりました。現実とリンクするような設定の中に、オカルティックな要素もあったりして。海外ドラマの『スーパーナチュラル』や『シャーロック・ホームズ』が好きなので、そのような空気感の中で謎解きできるのが楽しかったです。時間軸としては現代でしたが、ゲームグラフィックの色味がレトロで、曇り空のようなずっしりとした重さがあり、事件を追う重い心理を追体験できたのも良かったです。勉強になりました。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
10月11日に公開された映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』です。色々な意見が出ていますが、広報時からのミスリードや、観客感情を逆手に取った展開。2019年の『ジョーカー』の続編としてさらに、スカッとするアクセルを踏んでくれると期待していた者たちに、彼は“悪”に手を染めたんだからヒーローじゃない、目を覚ませと言わんばかりの特大ビンタ！私にもとても効きました。観終わった後に、考察動画やサイトを漁りましたね。感覚的には納得していたのですが、これだ！という言語化の方法が分からず（『面白かった』『面白くなかった』の二極で決着がつけられなかった）、2週間ぐらい強くこの映画に囚われていた記憶です。未だに、心のどのボックスに仕舞えばいいのか分かっていません。かつ、一ディレクターとしては制作陣の伝えたい事の描き方と、エンタメとして幅広く皆様に受け入れてもらえるラインみたいなのをとても考えさせられました。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
アリ・アスター監督です。
『ミッドサマー』や『ヘレディタリー／継承』、最近ですと『ドリーム・シナリオ』などが話題によく上がるかと思います。ホラー映画はあまり観ないのですが、この監督のは、ホラーと括るには違うような……民間伝承や悪魔崇拝の中に、「人間」という矛盾だらけの存在への疑問や賛歌みたいなのが含まれていて、明確な答えを教えてくれない唯一無二な雰囲気にハマってしまいました。とはいえ、中々に心抉られるのでそう何度も気軽に観られるものではないのですが（笑）。
あとは、『ミッドサマー』を作ったのは失恋がきっかけ、だという記事を目にした時に強く惹かれましたね！ネガティブが、斬新なアイディアを呼び起こすと聞いたことがありますが、それを証明してくれた気がしたので、今後も制作秘話含め注目していきたいと思っています！
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年はゲーム制作以外の部分でも、タイトルの単独イベントやコラボカフェもあり、様々な新しい経験が出来た刺激的な一年でした。2025年は『マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝』のファンディスク『マツリカの炯-kEi- 天命華燭伝』の開発が中心になりますので、溢れんばかりの【幸福】を追求していこうと思っています！
中々、日頃インスピレーションを受けているモノをまとめる機会が無かったので、今回の特集にお声がけいただき、質問2・3を経て気が付いたことがあります。それは、そのタイトルに触れている時にだけ最大瞬間風速を記録するようなモノではなく、後味がじわっと残るモノに自分は魅力を感じる――自分が目指すタイトルもそこにある――ということをハッキリと認識しました。
これからも、皆様の心に、脳裏に、喜怒哀楽全てが強く刻まれ、永く留まるタイトルとなるように精進しますので、ぜひご期待ください！
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| マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝 （C）IDEA FACTORY | |
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| キューピット・パラサイト -Sweet & Spicy Darling.- （C）2023 IDEA FACTORY | |
アイディアファクトリー
コンパイルハート イラストレーター
ナナメダケイ
代表作：『Death end re;Quest』シリーズ『神獄塔メアリスケルター』シリーズ |
『ゼンレスゾーンゼロ』
発表された時からキャラクターデザインや世界観の雰囲気の良さに注目をしていたのですが、いざプレイしてみてゲーム内の作り込みの深さ、センスの良さに衝撃を受けました。
癖のあるキャラクターデザインも個人的にかなりツボで、個性の強さやバリエーションの豊富さにワクワクします。
3Dモデルも良くできていて、特にモーションのカッコよさと可愛さが素晴らしく、アクションの爽快感と合わせてキャラクターへの愛着が倍増しました。
マスコットのデザインも秀逸で作品らしさとキャッチーさのバランスが絶妙でした！
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画『ルックバック』
原作漫画も好きだったのと、PVも素晴らしかったので非常に楽しみにしていましたが、映像・音楽・演技すべて良かったです。
先の展開は知っていましたが映画館で大号泣でした。
絵描きに限らずクリエイターなら似たような経験をしている方も多いかもしれないのですが、過去自分も挫折しそこから立ち上がる力をくれた存在がいて今があるので、そんな自身と重ねて熱い気持ちになりました。見終わった後「よし、頑張ろう」となれる作品です。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
脚本家の野木亜紀子さん
今更ながら『アンナチュラル』『MIU404』を視聴して見事にハマりました。
今までドラマで脚本家の方を意識することは少なかったのですが、以前好きだった作品も野木さんが脚本を担当していた事を知り「これからは脚本家の方も推していこう！」と心に決めた1年でした。今放送している『海に眠るダイヤモンド』も毎週楽しく見ています。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は久しぶりの『Death end re;Quest』シリーズ最新作『Death end re;Quest Code Z』が発売されました。
初めてのCERO Zのタイトルで色々と苦労もありましたが、新主人公のさや香をはじめキャラクター達への愛ある反応を沢山いただけて大変ありがたかったです…！
2025年に向けては『届けろ！戦え！カラミティエンジェルズ』を引き続き鋭意制作中です。お待たせしてしまい申し訳ございません。
明るく楽しいドタバタ劇を実現するべく頑張っていますので、是非こちらも楽しみにしていただけると幸いです！
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デザインファクトリー
オトメイト プロデューサー
藤澤経清
代表作：薄桜鬼シリーズ、緋色の欠片シリーズ、十鬼の絆、真紅の焔 |
「SILENT HILL 2」のリメイク版です。オリジナルをプレイしたことがあったのですが、2024年になってPlayStation 5のフルリメイク版がプレイできるようになるとは思いませんでした。こちらをプレイするためにPlayStation 5を購入することになりましたが、結果的には良かったと思っています。この作品は元々退廃的な世界観と解明していく謎がとても面白く、リメイク版の華麗なグラフィックとなめらかになった動画で没入感が更に高まりました。初めてプレイしたときの感動が蘇ります。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ホラーではありませんがホラーっぽいタイトルが続くのでなんとも言えないのですが、「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」を紹介したいです。2024年に最新巻が出たんですが、1巻が出たときから注目していました。最終的な着地点が気になります。アニメにもなるようなので期待しています。個人的に好きだった「ウォーキング・キャット」が終わってしまったので、こちらはもうしばらく楽しませてもらえればと思っております。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
個人的に注目したと言いますか、気になって調べたらこの人だったというのが澤野弘之さんです。仕事柄ですがアニメや映画のサウンドトラックをよく聞きます。特に今年は新しい世界観を広げるため、ここ数年内で気になった作品のサントラを探していたところ、かなりの確率で澤野さんでした。個人的に澤野さんの音楽も好きなのですが、その作品に対するアプローチだったり世界観の構築だったりが素敵だなって思っております。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は薄桜鬼15年周年のイベントを何度か開催し、多くのファンの皆様に楽しんでいただけたかと思います。ここまで続けて来られたのもファンの皆様のおかげでもあり、本当に感謝しています。これまでは薄桜鬼シリーズの他にも多くの和風作品を手掛けてきましたが、2025年は海外をベースとした新たな作品を皆様に紹介できればと考えています。2025年は「薄桜鬼異聞 ベレジンスキーの魔女」を是非ともよろしくお願いいたします。
 薄桜鬼 真改 風華伝 for Nintendo Switch （C）IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY |
 薄桜鬼SSL 〜sweet school life〜 for Nintendo Switch （C）IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY |
 十鬼の絆 for Nintendo Switch （C）IDEA FACTORY / DESIGN FACTORY |
 緋色の欠片 玉依姫奇譚 〜おもいいろの記憶〜 for Nintendo Switch （C）IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY |
アイディアファクトリー
コンパイルハート プロデューサー/ディレクター
安井 光
代表作：『魔導物語 フィアと不思議な学校』『東方スペルカーニバル』『爆走次元ネプテューヌ VS巨神スライヌ』 |
『Stellar Blade』
キャラクターの造形にこだわりを感じるゲームでした。とくに髪の毛が滑らかに動く物理演算には脱帽です。女性キャラならではの動きが全てかっこ良く、爽快感溢れるカメラワークが絶妙な手に汗握るバトルアクションなど、やり込み要素も満載で長く遊べるゲームになっていて面白かったです。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『SHOGUN 将軍』
日本の戦国時代を舞台に、武士や宗教の対立を外国人の視点で描いた点が日本の時代劇にはないアプローチで興味深い内容でした。真田広之さんが全面的にプロデューサーとして制作指揮をとっているのでクオリティーに関わっているんだろうなと。合戦のスケール感、着物や甲冑など衣装や美術にもこだわりを感じる日本文化が丁寧に描かれてました。俳優の演技も素晴らしかったです。とくに通詞の戸田鞠子役のアンナ・サワイさんによる英語と日本語を切り替えながらの演技が際立っていました。
詫びさびの日本独自の表現がありながら、迫力ある映像で圧倒するハリウッド版の大河ドラマとなっていて非常に面白かったです。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
脚本家の宮藤官九郎さんです。数多くのドラマや映画を手掛けている脚本家ですが、とくに今年のドラマ『不適切にもほどがある！』では、昭和と令和の世界を舞台に、過剰なコンプライアンスやハラスメントの問題提起の仕方が面白く、誰も傷つけない言葉のキャッチボールは台詞の作り方として非常に参考になるドラマでした。2025年ではどんな脚本を手掛けるのか非常に注目しています！
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は、「魔導物語 フィアの不思議な学校」「東方スペルカーニバル」「爆走次元ネプテューヌ VS巨神スライヌ」の3タイトルを発売させていただきました。2025年は『ネプテューヌ』15周年となる節目の年になりますので、ファンの皆様と楽しく盛り上がる企画を準備していますし、『ネプテューヌ』のナンバリング最新作の開発に全力を尽くしたいと思います！つなこさんと共にスタッフ一同で頑張っておりますので、新展開にご期待ください！！
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 東方スペルカーニバル （C）IDEA FACTORY/COMPILE HEART/STING （C）上海アリス幻樂団 ※「東方スペルカーニバル」は「東方Project」を原作とした公認二次創作作品です。 |
 爆走次元ネプテューヌ VS巨神スライヌ （C）IDEA FACTORY/COMPILE HEART |
アカツキゲームス
プロデューサー
長山功諭
代表作：『TRIBE NINE（トライブナイン）』 |
ゼンレスゾーンゼロ
昨年から注目していましたが、リリース前のプロモーションの時点で、トレーラー映像に圧倒されていました。いざリリースされてゲームをプレイすると、バトルは爽快感抜群だし、ストーリーのテンポもよく、カットシーンの映像もリッチ。ボリュームは同社の他タイトルに比べて少ないながらも、力の入れるところに全力で力を込め、とにかく自分たちが好きなもの・カッコいいと思うものを詰め込んでいる印象で、作品からにじみ出る雰囲気が素敵です。運営時には、課題となっていた部分を抜本的に改修するため、一つのシステムをばっさり捨てるというアップデートがなされたのですが、決断も実行も簡単にできることではないなと思います。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
イマーシブフォート「江戸花魁奇譚」
2024年3月にオープンした、イマーシブテーマパークにおける作品です。ジャンルはイマーシブシアターなのですが、信じられないぐらい濃密な体験を味わうことができました。ただ、入場時に「知り得た一切のことを口外してはならない」という誓約書を書く必要があります。つまり何も言えません…。体験型コンテンツがお好きな方・興味がある方はぜひ足を運んでみてください。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
桜井政博さん
ご自身で運営されているYouTubeチャンネルの「桜井政博のゲーム作るには」はずっと拝見していたのですが、今年ついに最終回を迎えました。
10月に公開された最後の動画の中で、チャンネル発足前の準備期・チャンネル開設・そこから継続的な動画投稿までの制作プロセスを全て公開しておられて、驚きの内容がたくさん…。大変勉強になりました！
これからミステリー
飯田祐基さんが立ち上げられたマーダーミステリーの事業を行う法人で、御縁があり1月の発表会に参加していたのですが、代表の飯田さんの熱量がとても印象的でした。
今年1年だけで、凄い数のコンテンツ作りや事業展開をされていて、スピードに驚かされます。これからの動向も注目しています。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2025年は、担当タイトルの『TRIBE NINE（トライブナイン）』をリリース予定です！
チーム一同で力を尽くし、リリースに向けて作品を磨き上げています。
皆様にお披露目できるのをとても楽しみにしておりますので、ぜひダウンロードして遊んでいただけると嬉しいです。
ネオトーキョーでお会いできるのを楽しみにしています！来年もよろしくお願いします！！
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アクワイア
代表取締役社長
遠藤琢磨
代表作：天誅シリーズ、侍道シリーズ |
アストロボット
洗練されたゲームデザイン、没入感あふれる体験、そして創意工夫が凝らされたゲームでした。特に、PS5ならではの振動コントロールを活かした仕掛けが印象的で、非常に「PS5らしい」タイトルだと思います。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
藤本タツキさんの「ルックバック」です。本気で泣いてしまうほど心に響く物語でした。創作への情熱と繊細な感情の描写に触れ、深い感動を覚えました。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
ドナルド・トランプ…彼の言動は国際情勢や社会全般に多大な影響を与えるため、その一挙手一投足にびびっています。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は新たな挑戦を数多く行い、多くのタイトルを発売することができました。2025年以降は、さらに未来を見据えた準備の期間に入ります。
新作が作りにくい時代ではありますが、ユーザーの皆様が驚きと感動を感じられる作品作りを続けてまいります。どうぞご意見など投げてください。私たちの作品が皆様の人生の一部として彩りを添えられるよう、努力を重ねていきます。
アトラス
プロデューサー
宇田洋輔
代表作：「ペルソナ３」「ペルソナ5：The Phantom X」 |
インディーゲームサークル「旧世紀網膜博物館」リリースの『山が笑えば』iPhone版です。
前作『霜夜ゆく』が、超名作でドハマリしたので、新作を心待ちにしておりました。
今作は前作に比べると、操作性が独特で（悪く言うと直感的じゃない）、考えなきゃならない項目・管理しなければならない項目が更に増え、ちょいフェチいイラストも強化され、一筋縄ではいかない感がさらに上がりましたが、それでもインディーらしい「自分たちがやりたいこと」が詰まりに詰まった、快作だと思います。未来南極内陸冒険感も満載で（リアリティの持たせ方が上手い）、ヒリヒリしながら極寒の地を探索していく感じが伝わってきて、とても面白くプレイしました。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
Fuji Rock Festival 2024のRED MARQUEEステージで観たアイルランドのロックバンド「Fontaines D.C」のライブです。
しょっぱなステージに出てきたボーカルのカリスマ的な振る舞いにノックアウトされつつ、曲によってギターのメンバー数が入れ替わり立ち替わり（最大で3人ギターいた）、ノイズ系のシューゲイザー曲がきたかとおもったら、次の曲ではものっすごくタイトでフィジカルなダンサンブルな曲が出てきたり、かと思ったら少し切ないシンガロング系の楽曲が飛び出てきたり、ラストは超盛り上がりのコール&レスポンスありのヒップホップ曲…のような感じで1時間のライブの中で目眩く音像が展開され、曲調も全然違うのに彼らの特色のようなものも全曲から感じられ、メンバー各位の演奏力が極めて高いことも相まって、ものすごくかっこよかったです（語彙力の無さ）。
打ち込み音楽全盛の今の世の中において、ロックバンドが出すグルーヴ感みたいなものはもう、ニーズないのかねえ、と思っていた淋しいおじさんでしたが、彼らのグルーヴ感は明らかに新しく荒々しく繊細で、ロックバンドのこれからの可能性をビシバシと感じさせてくれるもので、古いフォーマットのエンタメでもまだまだやれることはあるんだ、とかなり刺激になりました。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
日本のロックバンド「明日の叙景」の新アルバムを心待ちにしております。
彼らのアルバム『アイランド』を聞いたのは2022年年末だったと記憶していますが、僕がぼんやりと「こんな日本語のShoegaze/Blackgazeのバンドがいたら良いのになあ」という夢想をそのまま形にしたような音像で、年の瀬に度肝を抜かれたことを覚えてます。今年は念願叶ってライブも拝見できたのですが、演奏の良さもさることながら、メンバー全員のロックバンドとしてのビジュの爆発具合も最高で、何度でも観たいライブでした。新作EP『コバルトの降る街で』も新たな局面が見えた名曲で、ニューアルバムを楽しみにしています！
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「ペルソナ５: The Phantom X」リリースに向けて頑張ってます！本タイトルのみならず、2025年もアトラスをよろしくお願いします！
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アトラス
サウンドチーム
喜多條敦志
代表作：P4Uシリーズ、ペルソナQシリーズ、『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』、『ペルソナ3 リロード』 |
ステラーブレイドです。アクションはもちろん、演出や音楽も素晴らしかったです。あと世界観も非常に好みで、ザイオンの橋から見える景色には不思議な郷愁感を覚えました。先日はクリスマスのシーズンイベントのアップデートが配信されていましたし、ユーザーを楽しませようという心意気やこだわりが作品全体から感じられて、イヴさんと一緒に長く愛されるゲームになるだろうなと思います。まだ2周目途中なので、今年中に2周目クリア目指します！
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
TBSの海に眠るダイヤモンドです。この記事が出る頃には最終回を迎えている頃でしょうか。1話目から映像のクオリティに惹きこまれて、毎週欠かさず視聴しています。1950年代が舞台にもかかわらず、当時の端島とそこに生きている人々のリアリティがありました。色々と記事を拝見していると、そこには制作陣のこだわりと陰の努力があり、自分もモノを作る立場として、身の引き締まる思いです。中でも、劇伴を手掛けている佐藤直紀さんのインタビューには、改めて気づかされる部分と、この方ほどのベテランでも、自分と同じように悩みながら制作しているのだなと思うと少し安心感もありました。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
King Gnuさんです。トップアーティスト過ぎて今更書くのもどうかと思うのですが。上記の海に眠るダイヤモンドでもそうですし、アニメも多く手掛けていらっしゃいますが、このところ、この曲良いなと思ったものが軒並みKing Gnuさんが手がけていたり、関わられている曲でした。荒々しさと繊細さもあり、テイストが全然違うのに統一感もあってと、センスがずば抜けているなと感じます。さらにドラマーの勢喜遊さんは、自分と出身県が同じで、誕生日も同じという。これからも応援し続けます！
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2025年も開発の日々が見えておりますが、新しく挑戦する環境も整ってきました。年齢的にも物理的にも、今までできなかったことや意見も通りやすくなったように思います。よりステップアップを目指して、皆様の心に響くものを制作していけるよう邁進します。『ペルソナ3リロード』と、少しお手伝いさせていただいた『メタファー・リファンタジオ』、まだプレイしていない方はぜひ！
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アトラス
サウンドチーム
小西利樹
代表作：『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』『真・女神転生V』『ペルソナ5 タクティカ』 |
［PERSONA3 リロード］
隣で開発しているのは知っていたのですが、今作には全く関わってないのですよね。
時間が経っても愛されている作品だからこそ、リメイクにはプレッシャーや苦労が多々あったと思います。そこを乗り越えて素晴らしい結果を出してくれたチームは社内ながらとても誇らしく思います！（上から…笑
そういえば、当時新米プランナーだった僕に、開発のイロハを教えてくれたのもPERSONA3（PS2）でした。橋野ディレクターに「小西君、ここのボスさぁー…」としょっちゅうダメ出しされていたのもいい思い出です。笑
P3シリーズ、今後も続けていってもらって、いつかサウンド担当として作品に恩返しがしたいですね！
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
［COMPLEX 日本一心］
今年発ではないですが、今年一度限りの再結成ということで、COMPLEXのライブですね。
僕は初日のステージを観てきたのですが、ペルソナライブの直前ということもあって、とても良い刺激をもらいました。
正式なCOMPLEXの最終ライブはもう35年近く前になりますが、今でもこれだけの人数を集められるというのは驚きですし、吉川、布袋両氏の当時と変わらぬパフォーマンスにもしびれました。
5万人の会場の一体感も最高で「恋をとめないで」大合唱で涙腺壊れましたね。
僕は布袋さんに憧れてギターを始めたクチですが、現在も第一線で精力的に活躍、挑戦されている姿を見ると、自分もまだまだ！って思います。
本当はセットリストの一曲目「BE MY BABY」から全曲感想を書いていきたいのですが…
あらゆる方向から全力で止められそうなのでこの辺で…笑
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
［大谷翔平選手］
誰もが名前を挙げそうなところですが、今年はもう大谷選手以外浮かびません。
それくらいインパクトがありました。
僕は野球に関しては全くの素人なので、朝の情報番組で活躍を知る程度でしたが、それでも記録更新の知らせを聞くたびに、とても明るい気持ちにさせてくれました。
野球という枠を通り越して、日本中を明るい気持ちにしてくれたと思います。
来年の活躍にも期待しています！
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年はペルソナライブツアーで大阪、横浜、そして初の海外公演ということで台湾にも行かせてもらいました。
なんだか最近ライブ中心で本来のゲーム開発から遠のいていっている気もしますが、とても充実していた一年でしたね。
何よりも各会場でファンの皆さんに合えたことが嬉しかったです！
2025年は昔やっていたベース（楽器）もまた本格的に始めてみようかと思っています。
というと、また開発から遠のいていきそうですが、ゲーム開発のほうもちゃんとやっていきます！
あとは最近めっきり開発している以外のゲームに触れる機会がなくなってしまったので、来年はもう少しゲームに触れていこうかなって思っています。
（まずはPS5を買わないと…）
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アトラス
プロデューサー
髙田慎二郎
代表作：デビルサバイバーシリーズ、「幻影異聞録#FE」、「真・女神転生V」「真・女神転生V Vengeance」 |
『龍が如く8』です。
オープンワールドとコマンドRPGの融合という点で、学ぶものが多くありました。
またクエストのあり方も、今後の新しいトレンドになりそうに感じました。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』。個人的に好きなエピソードが映画化されて最高です。
スポーツものはライバルと共にお互いが成長していく展開が魅力の一つですが、試合での駆け引きなど含めて、そのレベルが非常に高く熱中して見てしまいます。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
大谷翔平選手です。
今年はピッチャーとしての活躍を見られないと少し残念に思っていましたが、超人的な大記録を打ち立てましたね。
いずれ伝説として語り継がれるであろう活躍をリアルタイムで盛り上がれたこと自体も貴重な体験だと思います。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
なるべく早いうちに、1タイトル発表できればと思います。
現在チームは、ファンの皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう精一杯頑張って開発しています。
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アトラス
ディレクター／メインシナリオプランナー
新田祐介
代表作：ペルソナ５ ザ・ロイヤル、ペルソナ５ スクランブル ザ ファントム ストライカーズ、ペルソナ５ タクティカ、ペルソナ５：The Phantom X |
「龍が如く８」です。
春日と桐生のいわゆる『W主人公』という形で描かれていく本作ですが、2人の絡み具合が絶妙であり、舞台となるハワイの描き方も完璧で、まるで家にいながら旅行を楽しんでいる気分でした。コミカルとシリアスの移り変わりも見事で、細部まで作り込まれたサブシナリオで笑顔になりながら、大筋のメインシナリオでは感動し、世界的な社会問題も積極的に取り入れていく開発陣の姿勢に感服した一作でした。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「地面師たち」が最も印象深かったです。
実在の事件を元に描かれる本作ですが、詐欺という取扱いが難しいテーマを見事にエンタメとして昇華させており、各俳優陣の方々の演技も秀逸で、いつの間にか犯罪者である主人公側を応援する心理になってしまうのですが、ラストの女性刑事の一言で視聴者は『ハッ』と気付きを得ます。それほどに熱中してしまう、極上の没入作だと感嘆しました。私は今でこそゲームクリエイターですが、捜査一課にも所属していた元刑事（約6年）でもあり、その視点から見ても犯罪の描き方のリアリティも素晴らしく、脚本、配役、魅せ方など、全てが一級品だったと思います。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
漫画界になってしまいますが、「芥見下々」先生です。
呪術廻戦が世界的大人気作であるのは言わずもがな、私自身も本作の大ファンであり、連載を終えた先生がどのような次回作を描かれるのか、もしくは呪術のスピンオフなどを描かれるのか、どのような活動をされていくのかなど、期待に胸を膨らませています。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
自身がディレクターを務める「ペルソナ５：The Phantom X」は、2024年12月5日に日本版のCBTテストを終え、有難いことに多くの反響・ご意見を頂きました。これよりもチーム総出で、先行リリースしている国のプレイヤーの方々はもちろん、日本のプレイヤーの皆様にも気軽に心ゆくまで楽しんで頂けよう開発を頑張って参りますので、何卒よろしくお願い致します！
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アトラス
ビジネスプロデューサー
野村敦士
代表作：「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」（リマスター版）、「ぺルソナ5 タクティカ」 |
『ゼンレスゾーンゼロ』
キャラクター描写にひときわ力が入っており、魅せるための情報展開がすさまじいです。ゲーム内のみならずPV・MV・エピソードムービー・予告番組など様々なかたちでお披露目と深掘りが成され、手に入れたい！使ってみたい！と思ってしまいます。どんだけコストが掛かっているんだ…？とも。
外連味・カートゥーン的表現・タメの強弱・カメラワークなど多彩な芝居表現を駆使されており、加えてゲーム自体の改善スピードも相当に速いので、ただただ感心しています。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『桜井政博のゲーム作るには - YouTube』
エンタメコンテンツに括っていいのか分かりませんが、最も印象的なコンテンツであったことは間違いありません。最終回スペシャルで明かされた「二年半も前に…」の真相には本当に驚かされました。250本以上に及ぶ業界のトップクリエイターの考え方をいつでも何度でも拝見できるのは貴重な財産ではないでしょうか。ふくらし回で癒されることもできますし。
現役の方は自分の立ち位置や方向性、こだわりを再確認できる手助けになるでしょうし、これからゲーム業界を目指したい方にも最優先でお勧めしたいです。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
『にじさんじ ニュイ・ソシエール さん』
自分のYouTube 2024年ハイライトで一番視聴をしていました。RPG作品を数多く実況されており、「ペルソナ」シリーズもプレイしてくださっています。感情表現が豊かで、ボイスのない作品でも巧みに声色を変えて実況してくれるので見ていて飽きないですね。「龍が如く 維新！極」をプレイしていた際の、幕末と龍シリーズの両方の知識を掛け合わせた実況は見事でした。
『ホロライブ アキ・ローゼンタール さん』
2024年はたくさんの大型イベントに参加されており飛躍を感じました。また、生誕祭のミュージカルでは舞台転換を取り入れ、技術的な可能性も感じさせてくれました。地道ながらも新しいことに挑戦する姿勢には励まされます。もうすぐ大台のトリを飾るのでは？と思うと、この先も目が離せません。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年はゲームが豊作の年だったのではないでしょうか。おかげさまでまた一段高くゲームが積み上がりました。年末年始で多くプレイしたいと思います。アトラスも「ペルソナ３ リロード」「ユニコーンオーバーロード」「真・女神転生V Vengeance」「メタファー： リファンタジオ」と多数のタイトルをお届けすることができました。この先についてお伝えできることは然るべき時にですが、スタッフ一同、日々尽力しておりますのでどうぞご期待ください。
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アトラス
ディレクター
前田直哉
代表作：「ペルソナ５」、ペルソナQシリーズ、「ペルソナ５ タクティカ」 |
『ドラゴンクエストIII HD-2D版』です。FC版は、自分が小学校の時に熱中したタイトルで、それがリメイクされたら買わざるをえません！ハイエンドな映像のゲームも良いですが、今作のような、暖かさを感じるテイストも魅力的です。HD-2Dで表現される街並みには風情があります。それが旅情感にもつながっていて冒険をしている感覚が一層強くなりました。それと主人公の父であるオルテガのことを、掘り下げて描かれていたことは嬉しかったです。最後は思わず、うるっと来てしまいました。FC版で遊んでいた当時、オルテガがパンイチ＆覆面姿で冒険をしていたことの衝撃は、今は良い思い出です。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
小説『フェイク・マッスル』は独創的なミステリーでした。人気男性アイドルが3ヶ月という短期間で筋肉をつけ、ボディビル大会で上位入賞を果たすことが、この小説の導入です。世間ではドーピング疑惑が浮上し、新人記者の潜入取材を通して真相が明らかになっていく…、といったあらすじなのですが、他に類を見ないユニークなミステリーです。詳細はネタバレになるので控えますが、後半の展開は読む手が止まらなくなるほどでした。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
Creepy NutsのR-指定さんとDJ松永さんです。アニメ「マッシュル-MASHLE-」の主題歌『Bling-Bang-Bang-Born』は今年の前半に話題になったと思います。アニメの内容を端的に表した歌詞、小気味よいリズムが耳に残るこの曲は、小学生の息子も口ずさんでいて世代を超えて楽しめる曲でした。また、アニメ「ダンダダン」の主題歌『オトノケ』について、この歌詞も細部にこだわりを感じられ、怪談、オカルト好きの自分には響きました。Creepy Nutsの歌詞を読める日本人で良かった…と、思えますｗ。今後の活躍も楽しみです。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
早いもので『ペルソナ５タクティカ』が発売されてからもう一年が経ちました。現在、私が開発にたずさわっているタイトルについて、ここで詳細をお伝えできないことが心苦しいのですが、読者の皆様に新たな体験を楽しんでいただける作品になると確信しております。楽しみにしていただけると、たいへん幸いです。今後ともアトラスのペルソナチームをよろしくお願いいたします！
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アトラス
ディレクター
山口拓也
代表作：「ペルソナ3 リロード」 |
『Rise of the Ronin』
あのコーエーテクモゲームスさんが幕末を舞台にしたオープンワールドで歴史上の偉人たちとも交流できる剣戟アクションゲームを作るなんて、そんなの面白いに決まってる！と期待に胸を膨らませまくったタイトルです。
発売してすぐにプレイして、しばらくは期待以上の面白さに寝食を忘れて遊び続けましたが、やはりアクションとしての手触りや絶妙な難易度、偉人たちの魅力ある描き方が流石と言わざるを得なかったです。
戦闘では斎藤一の無外流を軸に気持ちよく敵を切りまくり、合間に偉人たちと親密な仲になりまくって最高の幕末ライフを送らせていただきました。続編お待ちしております！
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『Arcane』
つい先日シーズン2まで見終わったばかりなのですが、めちゃくちゃ引き込まれました。色々な事情から対立する登場人物たちですが、全員に感情移入してしまって全員に幸せになって欲しくなってしまって、悲しくなったり嬉しくなったり情緒ぐちゃぐちゃになりました。
要所要所で出てくる派手なアクションシーンも最高のクォリティでテンション上がりまくりでした。
見終わった後は上がったテンションのまま、休止していた『League of Legends: Wild Rift』も再開してヴァイをメインに毎日ちょっとずつプレイしています。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
『内田敦子さん』
フリーアナウンサーでありながら同じセガサミーグループのセガの社員さんでもある多才な方です。
同じグループといっても特に仕事上で関わりはないのですが、内田さんがご自身のYouTubeチャンネルでP4Gの実況をされているのがYouTubeのおすすめで出てきたのをきっかけに、注目していました。今はP5Rの実況をしてくださっていて、竜二と三島への愛溢れるプレイや、時々挟まるジョジョネタに毎回楽しませていただいています。
P3Rも購入頂けているようなので、いつか実況して頂けるのを楽しみにしています！
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年はP3Rへの沢山の暖かい反響ありがとうございました！開発は苦難の連続でしたが皆さんからの反響を見て頑張ってよかったと心から思っています。
今はまたディレクターとは違う立場ですが、日々全力で仕事に取り組んでいます！こちらの仕事でも皆さんに楽しんで頂けるよう頑張りますので、引き続きアトラスに注目し続けて頂けますと幸いです。
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アトラス
クリエイティブ・プロデューサー＆チーフディレクター
和田和久
代表作：P4Uシリーズ、ペルソナダンシングシリーズ、「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」、「ペルソナ5：The Phantom X」 |
『黒神話：悟空』
ものすごい勢いで1000万本突破したことにものすごく驚かされたと同時に、いろいろな気づきを得たような気がします。もちろんゲームも凄いのですが、改めて中国市場のエネルギーや底知れぬポテンシャルを見せつけられたような気がしました。
創業10年目の中国の新生スタジオがいきなりこのAAAタイトルを作り上げ、この結果を出したことも、とんでもないことだと思います。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
2人の殺し屋女子の日常を描く、ちょっと不思議な感覚の作品。日常のユルさとめちゃめちゃカッコいい本格アクションのギャップに掴まれました。
まひろ役の伊澤彩織さんのアクションは国内最高峰クラスのクオリティ。アクション作ってたらモーションアクターに即オファーしたいくらい。ちひろ役の髙石あかりさんは来年の朝ドラヒロインが決まっており、2人ともこの作品で初めて知りましたが、ポテンシャルが凄い。ユルい社会不適合者の日常感の掛け合いがとても心地良いんですよね。
どの作品にするか迷ったのですが、『ベイビーわるきゅーれ』は今作前の2本と、TVでの『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ』も併せて最高だったので、知名度UPしてほしく紹介。見る順番は映画一作目から。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
『Chevon（シェボン）』
北海道を拠点とする結成4年目の3人組バンド。谷絹茉優さんのトリッキーで幅広い表現力を持ちながらしっかり実力派のボーカルと、最高に楽しそうに3人で演じるステージに惹かれました。
家から自転車で15分のところに『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』『JAPAN JAM』など都市型最大級の音楽フェス会場があり、自転車で毎年参戦しているのですが、そこでのステージから注目し始めました。まだ知ってる人多くないと思うけど、来年あたりブレイクするんじゃないかな…！？？
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2025年は、軌道に乗って進んでいるいくつかの大きな船を、しっかりと方向がずれないように注意深く舵を握り、コントロールしていく年。同時にさまざま仕込んでいくターンなので、いずれ皆さんにお届けできることを楽しみに、注意深く進んで参ります。とにかく質量が大きいので、ずれたときの軌道修正のコストが半端ではないのです。一貫して油断せずに行こうと思います。
ペルソナシリーズ、2024年は2月に『ペルソナ３ リロード』、9月に大型DLCで『エピソードアイギス』をリリースしました！今のペルソナの礎となった不朽の名作リメイクですので、自信をもってお勧めできる作品です。まだ遊んでいない方は是非遊んでみてください！
今年も、より心に残るゲームを皆さんにお届けできるよう尽力して参りますので、今後とも応援よろしくお願いします。
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イザナギゲームズ
プロデューサー兼CEO
梅田慎介
代表作：デスカムトゥルー、冤罪執行遊戯ユルキル、雨魂 |
黒神話 : 悟空
中国製ゲームの進化がコンシューマーゲームでもここまで来たかと思いました。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
僕のヒーローアカデミア
ついに完結しましたね。最初から最後まで素晴らしい作品で楽しましていただきました。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
大谷翔平選手
あまりに月並ですが…正直一番ニュースでも観たし。やっぱり日本中に勇気をくれたので。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
ゲーム業界のみならずデジタルエンターテインメント業界全体がかなり供給過多であることが明確になってきているように感じます。
その環境下においても「このゲームならやってみたい」と思っていただけるようなゲームを世の中に出していきたいです。2025年には、『ダークオークション - ヒトラーの遺産 -』がリリースされます。鈴木理香さんの完全新作でとても良い作品になると思いますので皆様何卒よろしくお願いいたします。
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インティ・クリエイツ
プロデューサー
會津卓也
代表作：蒼き雷霆（アームドブルー） ガンヴォルト シリーズ、 Bloodstained: Curse of the Moon シリーズ、 グリムガーディアンズ シリーズ、カルドアンシェル |
Steamで圧倒的好評を得ている「Neva」（開発元：Nomada Studio）は、絵画のように美しいビジュアル、幻想的でシーンにマッチした音楽、ほど良く歯応えのあるアクションなど、ゲームを構成する要素がうまく嚙み合っていて、エンディングに至るまでずっとその芸術性に魅了される作品でした。
季節を追うごとに逞しく成長していく「ネヴァ」と主人公「アルバ」との絆の深まりの見せ方も秀逸で、遊び終えた時に心に何かが残る名作だと思います。
最近の私は、作品の評価を確認しやすいSteamストアで気になるタイトルを探す事が多くなっています。
Steamストアでタイトルを見つけて、Nintendo Switch版やPS版が発売されていたら、プレイスタイルに合ったハードで購入すると言った感じです。
コンソール各ハードのストアも、タイトルの検索性が向上してくれると嬉しいですね！
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ネット流行語大賞2024に選ばれた「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」が最も印象に残った作品です。映画館に複数回足を運んだ作品は少ないのですが、本作は3度映画館に行きました。
語られつくされた感がありますので、内容は控えますが、新旧ガンダムファンをうならせる演出、脚本、作画に脱帽です。
福田己津央監督作品は、「サイバーフォーミュラ」時から楽しませて頂いている“生粋のオタク”の言う事ですから、過大評価にはご容赦ください。(笑)
あと、TVアニメでは、「負けヒロインが多すぎる」、「2.5次元の誘惑（リリサ）」などが楽しめた作品でした。
最近の自分は、カジュアルに観て楽しめるコンテンツを好んでいる様です。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
衆議院の改選直後ではありますが、現内閣総理大臣の石破 茂氏にも注目しています。
献金問題の逆風の中、国民に訴えかける政策を掲げられず、改選前の与党勢力で半数の議席を維持できていない現状での政権運営はイバラの道だとは思います。
どの党と連立すれば良いか、誰の言葉に耳を傾ければ良いか、それを見誤らず、国を良い方向に導いてくれることを切に願います。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は、計5タイトルをリリースするチャレンジの年として始まりました。
特に、2024年2月15日に発売したリズムゲーム「GUNVOLT RECORDS 電子軌録律（サイクロニクル）」と、10月24日に発売したローグライトカードゲーム「カルドアンシェル」は、弊社としては初挑戦のゲームジャンルでしたので、かなりの冒険だったと思います。
発売するまでは不安もありましたが、お陰様で好評を博しまして胸を撫でおろしています。
また、2024年4月4日に発売したパズルゲーム「ロロパズミクス」、5月30日に発売した2Dアクションゲーム「九魂の久遠」、11月2日に発売したノスタルジック2Dアクションゲーム「精霊機（スピリットマシン）フレイリート」もそれぞれ楽しんで頂けたようで、開発者冥利に尽きます。
これら、インティ・クリエイツが2024年に発売したタイトルを含む年末年始セールを開催中です。各タイトルが対応しているハードのストアをご覧頂き、気になっていたソフトがありましたら、この機会に是非プレイしてくださいね！
そして、2025年は、3月27日（木）ダウンロード版、4月24日（木）にパッケージ版を発売する「グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク」を皮切りに、幾つかのタイトルをリリースする予定です。
「グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク」は、悪魔と戦う2D横スクロールアクションゲーム「グリム・ガーディアンズ」シリーズの最新作です。
舞台はひとつの城から魔界全土へと拡張、ステージクリア型から探索型へと待望の進化を遂げた本作では、プレイヤーは性能の異なる二人のキャラクター「キリカ」「マーシャ」を使い分けながら、魔界を探索し武器を強化し、各地を統べるボス魔王たちとの戦いを繰り広げるメトロイドヴァニアです。
既にパッケージ版の予約が始まっていますので、気になる店舗特典のお店でご予約をお願い致します！
さらに、「あのゲーム、このゲームの続編は無いのか？」と心待ちにされている皆様にも、何かしら吉報を届けられると思いますので、続報にご期待ください！
 GUNVOLT RECORDS 電子軌録律（サイクロニクル） （C） INTI CREATES CO.,LTD. 2024 ALL RIGHTS RESERVED. |
 カルドアンシェル （C） INTI CREATES CO.,LTD. 2024 ALL RIGHTS RESERVED. |
 精霊機（スピリットマシン） フレイリート （C） INTI CREATES CO.,LTD. 2024 ALL RIGHTS RESERVED. |
 グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク （C） INTI CREATES CO.,LTD. 2025 ALL RIGHTS RESERVED. |
ヴァニラウェア
プランナー
中西 渉
代表作：『ユニコーンオーバーロード』『オーディンスフィア レイヴスラシル』『ドラゴンズクラウン』『朧村正』など |
『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』
あのロマサガ2がフル3Dで甦る！という発表も衝撃的でしたが、その出来栄えも目を見張るものがありました。本当に面白い！
一新されたグラフィックはどれも素晴らしく、ゲームシステムやバランスはより親しみやすく手を加えられ、BGMのアレンジも絶妙な塩梅…と、原作愛に溢れたリメイク作品で、とても楽しくプレイさせていただきました。時間を作って2周目も遊びたいですね。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
アニメ『負けヒロインが多すぎる！』
どこか残念な負けヒロインたちの失恋とその後を描く作品ですが、ともすれば重くなりがちなテーマを軽妙に、笑いありたまに涙ありと、いろいろな形に昇華されているのが面白かったです。
とにかくハイテンポに進むのが良く、カット割りのタイミングや効果音のチョイスなど細部にもセンスが光る、観ていて気持ちのいい作品でした。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
工藤吉三さん
『朧村正』『グランナイツヒストリー』『オーディンスフィア レイヴスラシル』『十三機兵防衛圏』そして『ユニコーンオーバーロード』と、歴々の弊社タイトルでイケイケな音楽を手掛けられた作曲家さんです。
2024年に独立されたあとも陰ながら応援していましたが、早速気になる作品が！その名も『Indomitable Blade』。NanbuWorksさんが制作するSRPGで、独特なゲームシステムにどんな楽曲が乗るのか、こちらも要注目ですね。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
長年作り続けていた『ユニコーンオーバーロード』が今年ようやく発売されました。ジャンルはSRPGですがRPG要素も豊富なので、そういった作品が好きな方もぜひ遊んでみていただけると嬉しいです。
それで、来年はどうしよう…まだ何も決まっていません（笑）。会社も新しい場所へ引っ越したので、心機一転、皆さんに楽しんでいただけるような作品づくりを来年も続けていきたいと思います。
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ヴァニラウェア
ディレクター／プログラマー
野間崇史
代表作：『ユニコーンオーバーロード』『ドラゴンズクラウン・プロ』『グランナイツヒストリー』『朧村正』など |
『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』です。
スーパーファミコン版も大好きだったのですが、リメイク作品としての完成度の高さに驚きました。
丁寧なチュートリアルや気の使われたオプション、探索の楽しいダンジョンなど自分が大部分を忘れていたこともありますが、一気に最後まで遊んでしまいました。
難易度をあげて2周目もやろうと思っています。
キャラクターとしては、過去のヘタレ感のあるクジンシーが可愛いなと思いました。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ドラマの『アンメット』です。脚本、演出、演技、すべてが良く、原作とは構成、展開、初期にフォーカスの当たる人物が違うことも含め、とても興味深かったです。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
HACCANさんです。今年は『聖剣伝説 VISIONS of MANA』が発売されましたが、そのイラストを描かれています。
淡い雰囲気の色彩が綺麗ですよね。僕が大学を卒業する頃に知り合ったのですが、絵描き仲間として応援しております。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年は『ユニコーンオーバーロード』が発売し、お客様のもとへ作品をお届けすることができました。
少しゆっくりできるのかな…と思っていたのですが、発売日以降もパッチ作業や、設定画集の表紙、他多数の描き下ろしイラスト、さらには会社の引っ越しもあり…と、楽しくも忙しい怒涛の一年でした。
来年は発売一周年のタイミングでオーケストラコンサートがあります。
会場でお客様にお会いできるのを、今から僕もとても楽しみにしております。
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VIC GAME STUDIOS
総括プロデューサー
イ・ドンジュン
代表作：BREAKERS：UNLOCK THE WORLD |
グランブルーファンタジー リリンク
2024年は私たちの競合タイトルが多くリリースされ、とても緊張した一年でした。その中で「グランブルーファンタジー リリンク」は、とても刺激を受けたゲームでした。しっかりと整えられたアート的な部分の仕上がりと完成度の高い操作感、ドーパミンが溢れるような刺激的な戦闘、多様で華麗なアクティブスキル、深く膨大なパッシブスキル、武器の成長欲求、マルチの楽しさなど多くの長所を感じるゲームでした。
カカシで自分の設定でテストをし、最適な設定でモンスターとの実戦に挑み、意図したダメージとクリアタイムが出た時の快感はたまりませんでした。個人的には、ストーリーが少し短かったことが残念ではありましたが、絶え間なく研究をさせてくれるゲームなので、長時間プレイをしました。
ジャンル的に類似しているBREAKERSの開発者としては、羨ましさを含め多くの感情を感じさせてくれるゲームでした。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ゴジラ-1.0
韓国では2024年6月に公開されたため、2024年に鑑賞致しました。
個人的には庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」の方が好きですが、「ゴジラ-1.0」はこれまでのすべてのゴジラをリセットし、根本に戻ったような感じがして、とても印象深かったです。
これまでゴジラは70年という長い間シリーズが続いていることもあり、徐々に人類の救世主のように表現され、ハリウッドではダークヒーローとして描かれていて、娯楽的には悪くないと思いますが、徐々にゴジラの本質が薄れていっている感じがしていました。
「ゴジラ-1.0」は、そういった思いをすべてリセットし、人類に全く好意的ではなく、恐怖と災難という本来のゴジラの姿を見ることができ、嬉しく思いました。水面から出てくるゴジラの頭は、臨場感のある演出で、より恐ろしく、コズミックホラーのようにも感じられ、非常に印象深かったです。
「なんとしても生きろ！」というメッセージがある映画だと思いますが、私自身はゴジラにだけ見入ってしまいました。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
鶴巻和哉さん
エヴァンゲリオンのファンとしては、庵野秀明さん、摩砂雪さんも尊敬していますが、個人的に一番注目しているのは鶴巻和哉さんです。
私は未だに周りの人たちに「トップをねらえ! 1、2」をお勧めしていて、アニメーターとして働いていた当時は「フリクリ」と「ダイバスター」の作画集を見ながら勉強していたほど、私にとってはロールモデルの監督です。最近「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のPVが公開され、監督が鶴巻さんだということを知り、とても興奮しました。鶴巻監督の「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のPVは、従来のガンダムとは差別化されており、2000年代のガイナックスを思い出し、個人的に感動しました。
そして、脚本：庵野秀明さん、メカデザイン：山下いくとさん、というその頃のガイナックスファンであれば、誰もが感動するしかない組み合わせで、「宇宙世紀」を好む私としては、宇宙世紀の平行世界の設定にすごく興味を持っています。
ですので、鶴巻監督の「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」をとても楽しみにしており、新しいスタイルでガンダムを素敵に演出してくださる鶴巻監督に注目しています。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
TGS2023でBREAKERSを初公開してから、今まで関心をお持ちくださっている方々に心から感謝の言葉を申し上げます。
2024年にはあまりにも立派な競合タイトルの公開により、開発的にも緊張感のある一年でしたが、改めて気を引き締め、多くのことを整理し、決定させた年でもありました。メンバー全員が力を合わせ、BREAKERSならではの個性と差別化を図り、それに相応しい核となる面白さを見つけることができました。
2025年にはBREAKERSをお待ちくださっている方々により多くの情報を公開する予定で、皆さんの満足度を確認するためにベータバージョンを一生懸命準備しています。
2025年4Qにリリースすることを目標に開発中ですので、今後も応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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Wargaming
CEO of Wargaming
Victor Kislyi
代表作：World of Tanks franchise、World of Warships franchise、Steel Hunters |
『黒神話:悟空 (Black Myth: Wukong)』
私自身、『西遊記』の物語のファンとして、本作が発表された瞬間から強く心を惹かれました。ボスバトルの演出は特に圧巻で、大変魅力的です。この年末年始にプレイする予定です。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「映画『デューン 砂の惑星 PART2』
『PART1』から熱心なファンでしたが、『PART2』では圧倒的な映像美に感銘を受けました。その影響もあり、『World of Tanks Blitz』と『World of Tanks Modern Armor』の両タイトルでは『デューン 砂の惑星 PART2』とのコラボレーションを実現することができました。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
質問の意図と違うかもしれませんが、私が注目しているのは妻と子供、そして素晴らしいプロジェクトの実現に向けて一年を通じて懸命に努力を重ねてくれているWargamerの皆さんです。皆のサポートには深い感謝の意を表したいと思います。この度発表した新規IP『Steel Hunters』をはじめ、皆さんの献身的な働きがあってこそ、これらすべてが可能となっているのです。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
4Gamerの読者の皆様には、日頃より温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。2025年は、これまでにない特別な一年となります。来年は、皆様を驚かせるような数々の発表を予定しております。今後の発表にどうぞご期待ください。
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 World of Tanks （C） 1998-2024 Wargaming.net. |
 World of Warships （C） 1998-2024 Wargaming.net. |
EXNOA
合同会社EXNOA執行役員/株式会社StudioKUMASAN 代表取締役/チームくまさん団長/総合プロデューサー・クリエイティブディレクター
はせP
代表作：「FLOWER KNIGHT GIRL」「ミストトレインガールズ〜霧の世界の車窓から〜」「モンスター娘TD〜ボクは絶海の孤島でモン娘たちに溺愛されて困っています〜」「ティンクルスターナイツ」「ガールズクリエイション -少女藝術奇譚-」 |
Metaphor: ReFantazio
今年は一年を通して色々なタイトルが出ていたかと思うのですが仕事が忙しかったこともあり、余り多くは触れられなかったのですが、その中でも遊んでいて面白かったのはこちらでした。
世界観、ストーリーもさることながら、ボリュームもかなり多く楽しめる内容で本当に面白かったです。
ペルソナシリーズとはまた別軸でファンタジーの作りにはなっておりますが、ノウハウはしっかり取り込まれていました。ネタバレになるため控えますが、おっ、これは〜？となるものも登場しており、そういったところでも繋がりが感じられ、細かな所まで配慮されていてユーザーさんを喜ばせようとしているところも好感が持てました。今後のスタジオ・ゼロさんの新作にも期待しております。
次点でCall of Duty: Black Ops 6も最高に出来が良く滅茶苦茶悩んだところではあるのですが、Metaphor: ReFantazioは人を選ばずお勧めできるかなといったところで今回はこちらを推させていただきます！
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
近畿地方のある場所について
こちらはKUMASANにもシナリオ、構成でお世話になっている編集長の方が編集担当されていることがきっかけではあったのですが、もともと僕はホラー小説・漫画が大好きなので、いまホラーが世の中的に盛り上がってきていることがすごく嬉しいです。
一見、難解なホラーの短編集ですが巧妙に物語が練りこまれており、読むにつれて少しずつ複雑に絡み合った糸がほどけて、あれ？これって一本の線だったんだと収斂されていくところが恐ろしいほど完成度が高く、のめり込み度120％です。
レビューなどでも書かれているのを散見しますが、仕掛けが細やかで、パッと見ると難解でもあるので一周目ではすべて理解するのは難しいかもしれません。
ただ、一度目でグイっと引き込まれるパンチの効いた味わいを感じた後に、改めて二度目をかみしめると、また違ったスルメのような深い味わいを感じられるので、全て理解した先におなか一杯の余韻を感じてもらえるはずです。といった感じでネタバレは避けていますがめっちゃ面白かったです！
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
ぷんやりたん（YouTuber）
「ぷあ！ぷんやりたんなのりゃ！」
何か毎年YouTuberを紹介してる気もしているのですが、ソーシャルゲームのお仕事は都合上、どうしても長時間かつ深夜帯の仕事も多いので、長時間お仕事する中で本当にYouTubeや動画サービスは相棒みたいなものなのでお許し下さい！
そんな中で、僕が注目しているのはぷんやりたんさんというニート系YouTuberです！単純にセンスと編集技術も共に高く、深夜作業の時に癒しBGMのような感じで溶け込むように入ってくる独特な言葉回しも含め、割とたまらないです。
遠からず自分も似たような時期があったので、重なる部分も割と結構あったりでわかる！みたいなところもバリバリあったりするのですが、そういった普通はネガティブになるところを前を向いていこうという一貫してポジティブを通しているのもグッときます。
めっちゃ同じくニート系で限界ニートさんも注目してます！
深夜の癒しを求めている方はご注目！
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
毎年同じ頭出しになってしまうのですが、今回も4Gamer様、招待ありがとうございます！本当に嬉しいです！
記事のご連絡をいただくと、ああ今年も一年終わっちゃうんだなぁという感慨深い気持ちになります。
4Gamer読者の皆様、KUMASANやDMM GAMESユーザーさん等、本記事をご覧になっている方々には本年も大変お世話になりました。
DMM GAMESは10周年を超えKUMASANも二期目を超えた所になり、プラットフォームとしてもゲームを開発する身としても4Gamer様含め皆様のおかげで、サービスを続けられております事をこの場をかりて御礼申し上げます。
KUMASANとしては、今年はここ数年なかったタイトルリリースの無い年になりました、来年は年末頃には「クリエイティブチーム くまさん」ブランドタイトルではないのですが、プロデュースの形で関わらせていただいているタイトルや、その翌年あたりには「クリエイティブチーム くまさん」ブランドのタイトルをリリースできるように、鋭意制作・準備を行っております。
一部タイトルではご心配やご迷惑を今年はおかけした部分もありますが、来年も改めて新規タイトルを皆様に提供すると同時に、今遊んでいただいているタイトルのサービスや運営をより良くご満足いただけるように、長く遊んでいただけるようにKUMASAN一同尽力していきます。
改めまして、本記事をご覧いただいている読者の皆様、ユーザーの皆様、本年もありがとうございました！
良いお年をお迎えください！来年もどうぞよろしくお願いいたします！
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エクスペリエンス
代表取締役プロデューサー
千頭 元
代表作：デモンゲイズ1、2。心霊ホラーADVシリーズ。黄泉ヲ裂ク華。 |
『都市伝説解体センター』体験版をプレイしました。発売は来年になりますが自然な流れで主人公感？ 役になっている感を体験出来る作りになっていると思います。ADVゲームとしては個人的な理想形に近い印象でした。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
山田尚子監督の映画「きみの色」でしょうか。繊細な若者の心情を微妙な変化と美しい色と映像で最後まで飽きさせない展開で楽しんで観れました。色々と内包された意味を感じる為に何度も楽しめる作品だと思います。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
雨穴さんですかね。「変な家」の小説から入ったのですが、動画もどれも面白くミステリ要素があるホラー寄りのものに見える悪意のセンスが好みでした。今後も楽しみです。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
来年は開発に苦戦しているハクスラRPG『モンカルファンタ』の発売と別ラインで開発している久しぶりのダンジョンRPG『デモンキルデモン（仮）』の発売を予定しております。『デモンキルデモン（仮）』は『黄泉ヲ裂ク華』と同世界を舞台にした続編ではなく新作となっております。黄泉では社会人として一攫千金を狙う主人公たちでしたが、今回は事件に巻き込まれた一般学生と教師たちがダンジョン内からの脱出を目指す内容となっています。
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エスパーダ
ゲームプロデューサー／ゲームデザイナー
片野 健
代表作：はがねオーケストラ、Struggle F.O（ストラグル・フォー） |
今年の中では鳴潮が衝撃的でした。グラフィックの質だけでなく、なぜこれがこんなに軽く動くの？と驚かされることもあり、またストーリーにおけるキャラクターの表現力というものが細かい部分まで気が配られていて非常に素晴らしく、凄いゲームが出てきたなと感じました。インディーではEnshroudedはマルチでプレイするオープンワールドゲームとして非常にコンパクトかつ楽しくまとまった良作で、この値段でこんなに遊べていいの？と感動しました。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ルックバックですね。この作品は漫画で見た時も昔感じた言いようのない焦燥感みたいなものを呼び起こされましたが、アニメになるとそこに演技や間が加わって、よりズンとのしかかるような感覚がありました。創作に限らず、何かに本気で打ち込んでみた人、その中で無二の親友を持ったことのある人が1度は感じたことのある説明しづらい感覚を改めて掘り起こされる作品だと思います。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
個人的に行動や成果に注目することはあっても、あまり人物に着目することはないのですが、かなり大きな枠組みで言えばイーロン・マスク氏でしょうか。AIに関してはまだまだ問題も多く、これから規制やルール作りを世界的に固めていく段階だとは思いますが、彼のように既存のルールに捉われず合理的な観点から物事を作ろうとする人物は、良くも悪くもゲーム産業にも大きな変革を起こすように感じます。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
おかげ様で今年出したStruggle F.Oはなかなか良い成果を上げておりますので、まずはこちらの追加コンテンツを仕上げることに注力したいと思います。そこからは、とにかくやれることをやる、表現したいことを表現するといった感じですね。どうしても作りたいゲームが2本ほどありますし、新たなゲームジャンルを築けそうなアイデアもありますから、そちらを世界に届けるチャンスを虎視眈々と狙っていきたいと思います。
我々のような低予算小規模チームのゲームは、とにもかくにもゲームメディアの力があるかないかで人々の目へ届けられる母数が圧倒的に変わってきます。20年以上前からお世話になっている老舗の4Gamer様含め、再びゲームメディアが業界において絶大な牽引力を発揮できるよう、我々も微力ながら力になれたらと思っています。
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エヌシージャパン
Business Group Publishing 1Unit / Unit Leader
大河内卓哉
代表作：「リネージュW」「Journey of Monarch - 君主の道」「Blade＆Soul2」「護縁」（Go-En） |
「Balatro (バラトロ)」
2024年度を代表するデッキ構築（デッキビルダー）型として昇華されたゲームの一つと考えています。内容としては、半強制的に適度なところでゲームオーバーになりつつ、戦略を覚えることが苦ではないリプレイ性が存在し、ランダム性があって何度も遊べるという一人用ポーカーゲームです。ビジュアル等表現の進化に捕らわれない、原点回帰としての構造の強さを感じました。可処分時間を考えさせられるゲーム体験でした。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画 「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」
アニメーションを通じて現代世界における問題を表現した、ファン待望の映画でした。
シリーズを通じて人種的な優越意識と、闘争の関係性を表現しているところが特徴的です。
第三者視点で観た若者が、格好良いところや面白いという作品としての感想だけではなく、本質的なところで何を感じて何を考えるか、今一度投げている点が強く印象に残る作品として、ここに紹介とさせて頂きます。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
「桜井政博」氏
YouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」が、注目の動画更新でした。
制作256本という膨大な更新量を2021年10月から2022年4月の約半年という短期間での準備及び撮影されたとのこと、大変お疲れ様でございました。視聴した若者の中から、次のゲームクリエイターが必ずや誕生することでしょう。
次回作含め、引き続きのご活躍を期待しております。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2025年も弊社は様々なモバイル及びPC対応MMORPGのサービスを継続します。
PCオンラインMMORPG 「リネージュ」の世界観を元にした『リネージュM』、美しいファンタジー世界をオープンワールドとして実現した『リネージュ2M』、世界中のプレイヤーと一緒に冒険ができる『リネージュW』に加えて、2024年は夏にポップなキャラクター描写が特徴のバトルRPG『護縁』、最新作では放置系と呼ばれるジャンルに属する『Journey of Monarch - 君主の道』をサービス開始させて頂きました。
お客様をはじめとする多くの方々に、ひとかたならぬご愛顧をあずかり続けておりますこと、この場を借りて厚くお礼申し上げます。
2025年も一層のサービス向上を目指し、チーム一同、誠心誠意努める所存でございます。
何卒変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
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| Journey of Monarch - 君主の道 （C） NCSOFT Corporation. All Rights Reserved. |
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| 護縁 HOYEON™ or 護縁™ is a trademark of NCSOFT Corporation. （C） 2024 NCSOFT Corporation. All Rights Reserved. |
エヌシージャパン
Business Group Publishing 1Unit / Mobile Business 1 Team / Manager
柴田優輝
代表作：「リネージュM」「リネージュ2M」「運任せの召喚士」 |
「TCG Card Shop Simulator」
カードゲームにとても愛を感じるタイトルで、自分のトレーディングカードゲームのお店を経営するシミュレーションゲームです。在庫を管理・販売して個性のある従業員と働きながら、カードパックを開封することもできます。レアリティの豊富さやアップデート計画など、カードゲームファンにとって未来をわくわくさせてくれる動きを見せており、素晴らしい体験ができるタイトルだと思います。
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「ラストマイル」
塚原監督の「宅配荷物が爆発する話は？物流が止まると大変」というワンアイデアで作られた作品で、現代のネットショッピングにおける物流の流れを広く網羅し、利便性が高い社会の裏がうまく表現されていました。
なんとなくは分かってはいたけれど、まずは感謝の気持ちをしっかり持ちたい。そんな気付きを得られた作品でした。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
うさぎ帝国の作者であるイラストレーター・endoさんです。
今年10周年を迎え個展にも伺わせていただきましたが、いつも癒されております。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「この運が、クセになる。」がキャッチコピーの「運任せの召喚士」を2024年12月11日にリリースしました。
カジュアルタワーディフェンスゲームという遊びやすさを重視しつつも、しっかりと奥行きのある魅力的なタイトルとなっています。
「運も実力のうち」を体現した、妙にハマってしまうタイトルに仕上がっていますので、ぜひ一度お試しください。
 リネージュM （C） NCSOFT Corporation. Licensed to NC Japan K.K. All Rights Reserved. |
 リネージュ2M （C）NCSOFT Corporation. All Rights Reserved. |
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エムツー
代表取締役
堀井直樹
代表作：アレスタブランチ（現在開発中） |
別メディアさんの一年の総括ネタをまとめていた折、今年は新たなゲームであそべていないなと痛感しまくったんで、周囲のひとに「なんかないすか？」と聞きまくる業にいそしんでいた所、内輪ちゃんからオススメされた『違う冬のぼくら』というインディーズ枠（？）のゲームにピンときました。結果、興味がビシッと向いており、そのまま流れる様に衝撃を受けています。
説明すると長くなるので、詳しい内容は各位で調べて頂くとして（調べました？公式サイトみました？ソソられませんか？）
ゲーム端末2台必須、プレイヤー2名必須、音声通話必須…と、ゲームの完成度やデキはどうあれ、あそんでもらうまでのハードルがかなり高く、大冒険にもほどがある。そしてそこにとても自覚的。
冒険できるのは小規模開発（と書いてインディーズとルビ）最大の利点と思ってはいる、思ってはいるんですが、とにかく冒険が過ぎる！リスクテイカーにも程がある！ぶっちゃけ好き！
…とひとしきり大盛り上がりした後に、本作が講談社さんのCREATORS' LAB.による取り組みの一つである事を知りました。
作り手の個性が隅々まで行き渡ったあたらしいビデオゲームに飢えていた堀井は、本作が世に出てそして皆さんが楽しんでいる事を祝いたい気持ちでいっぱいです。講談社さんにも感謝の念を届けたいし、とにかくよかっ…（以下8192文字中略）。 …とまあ書き散らかしてみましたが、オススメしてくれた人は既にあそび終わっており、自分はまだあそべていない状況なんすよ。誰かあそんでくれ！！（オチ）
＜質問2＞2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
印象深かったコンテンツといえば、9年越しに堂々完結したアニメの『響け！ユーフォニアム』（の3期）なんですけど、綺麗に今につながるお話で、彼女ら彼らの濃密な3年間と挫折と成長を3期と数作の映画によってきっちり描き切ってくれたのが、とにかく嬉しかったですね。
頑張っている人へのエールとして最高の仕上がりなので、お陰で今をちょっと頑張れたり、諦めを先延ばしにしたり、なんなら吹奏楽を始めた人だっているのではないでしょうか？
「それに比べてお前の3年間（足かけ9年）はどうだ！？」みたいな話もありますが見なかった事にして……
京都アニメーションさん、本当におつかれさまでした、応援しています。
＜質問3＞2024年に、個人的に注目した（している）人物
特定の人物が思いつかずです、すんません…と前おきしつつ、先日の出来事などをひとつ。
堀井のポカ（常態化する比類なき大ポカ）でかなりガチ目の騒動が身の回りで巻き起こったんですが、不謹慎ながらこれがまた懐かしかったのです。
騒動自体は堀井の極刑でことなきを得た（得ていない）んですが、そういえばゲーム開発ってもっと騒動というかなんというか、まあ喧嘩？的なもの？が日常的にあったよなあ…なんて思いました。仕様や方針なんかについての、エゴとエゴのぶつかり合いみたいな奴です。
「大規模開発になるとそういう状況は減るよなあ」みたいな事を思ったわけですね…。
そんな訳で、誰か一人という感じではないのですが、自分の分身やらエゴやらをゲームに載せんとして日々を戦っている、全てのゲーム開発者さんに思いを馳せるなどした訳です。
どうですかね？注目している人物は「戦うゲーム開発者さん」…みたいな〆方は。
＜質問4＞2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年発表（なんなら発売）する筈だったタイトル群が軒並み来年にスライドしたので、エムツーのゲームを追っかけてくれている方々にとっては、2025年はたのしくゆかいな一年になるのではないでしょうか？
思わぬところから思わぬタイトル（もしくはゲーム）がヌッと現れたり現れなかったりします。 現れなかったりするというのは、社が爆散したりした場合を考慮していますが、少なくともマスターが出ている分は出るのではないでしょうか？（そこまで心配せんでも）
…にしてもですね、溜込みすぎはよくない…と思う年の瀬です。よくないね。 よくないといえば、締切ギリギリまでの溜込みもよくないですね、よくない。
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