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[CJ 2005]PvPオンリーのWWIIタンクバトル「栄誉之戦I 鋼甲洪流」
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印刷2005/07/25 23:54

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[CJ 2005]PvPオンリーのWWIIタンクバトル「栄誉之戦I 鋼甲洪流」

 長春市にある沈陽冰鋒網絡遊戯(Shenyang Ice Game Online)が,壁際のやや小振りなブースで出品していたのが,WWII独ソ戦をモデルにした仮想の対戦型タンクバトルゲーム「栄誉之戦I 鋼甲洪流」(War of Honnor Iron Storm)だ。
 プレイヤーはそれぞれ1両の戦車を操り,3人以上で「軍団」(チーム)を組んで戦う。ゲームにはG国とR国の二か国が存在し,プレイヤーはいずれかを選んでプレイを開始するが,これらはRPGでいう"レルム"のような所属陣営概念ではなく,使える車両(とそのアップグレードパス)のバリエーションにすぎない。つまり,G国を選んだプレイヤーとR国を選んだプレイヤーが同じチームに入ることは可能であり,陣営ごとに勝敗を争うわけではない。

 プレイヤーの階級(軍衙)と部隊規模がRPG的な成長/収入要素と結びついているのが,この作品の大きな特徴だ。戦いを重ねることで,プレイヤーは経験値と"坦克P"(タンクポイント。このゲームにおける金銭)を手に入れる。経験値を溜めることで階級が上がっていき強い車輌を使えるようになるほか,より規模の大きなチームが組めるようになるのだ。
 階級が列兵から二等兵,三等兵,下士と上がっていくにつれ,G国プレイヤーなら使用車輌がII号A型,同C型,同F型,III号F型と上がっていき,上校(大佐)になればパンターG型,小将ではティーガーI型に乗れる。これがR国ならT-60やT26S,BT-7にT-34/76,やがてはIS-2(スターリン2)になるといった具合だ。
 軍隊では階級が上がるにつれて大きな部隊の指揮官に任じられるが,このゲームでも組めるチームの規模が階級によって定められている。最初は3人(列伍。チーム)で次に9人(排。小隊),その次は27人(連。中隊)という風に3の倍数で規模が大きくなっていき,「三三制」と呼ばれている。つまりこのゲームの軍隊は三単位制を採っているわけである。
 経験値と同時に手に入るタンクポイントは,新型の砲塔やエンジンといったアップグレードパーツと,弾薬を買うのに使う。弾薬にはAP(徹甲弾),HE(榴弾),APC(被帽付徹甲弾),HEAT(徹甲榴弾),APRS(装弾筒付き徹甲弾)など,豊富なバリエーションが用意されているようだ。



 会場にはムービーしか展示されていなかったのだが,ブースでお願いしてみたところ,スタッフのノートPCで少しだけ触ってみることができた。3D画面における戦車の操縦はW/A/S/DキーとSpaceキー,マウスの左クリックで照準画面に入って,同じく左クリックで主砲発射,視点の方向や角度はマウスで調整するという,いたってシンプルでFPSライクな操作体系になっているようだ。設定年代を考えると,走りながら撃つのは確かに現実的ではないわけだが,移動中にあらかじめ砲塔の向きを合わせておくといった操作が可能かどうかについては,確認がつかなかった。

 さて,タイトルから想像がつくように,この作品は"栄誉之戦シリーズ"の第一作に位置づけられる。飛行機など,戦車以外の兵器については,第二作以降で追加していきたいとのこと(沈陽冰鋒網絡遊戯 商務部部長 劉洪名氏)だった。また,第一作の範囲でも,中隊以上同士の戦闘には,補給車,修理車などが必要なようにする予定であるという。

 いかにもありそうなのに本格的な作品のなかった,リアルビジュアル系オンラインタンクバトルとして,なかなか興味深い内容の本作。オブジェクトの物理的な挙動や操作体系にはいま一つ不安が残るものの,2005年8月1日には内測(クローズドβテスト),順調にいけば9月1日頃には公測(オープンβテスト)に移行するというから,それらが解消されているか,明らかになるのももうすぐだろう。(Guevarista)

写真左:ブースにあった,製品のポスターと砲弾
写真右:製品の詳しい説明を聞かせてくれた,沈陽冰鋒網絡遊戯 商務部部長 劉洪名氏
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