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ASRock,エントリー市場向けチップセット「Intel B365」搭載のゲーマー向けマザーボードを初公開
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印刷2019/01/15 11:27

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ASRock,エントリー市場向けチップセット「Intel B365」搭載のゲーマー向けマザーボードを初公開

 CES 2019の開催期間中,ASRockは,米国・ラスベガスの高級ホテル内で招待者限定の展示を行っていた。そこで,Intelが2018年12月にリリースした新型チップセット「Intel B365」(以下,B365)採用のゲーマー向けマザーボード2製品,ATXフォームファクタの「B365 Phantom Gaming 4」と,Micro-ATXフォームファクタの「B365M Phantom Gaming 4」を展示していた。
 両製品とも価格は未定ながら,2019年2月に出荷開始だという。

B365 Phantom Gaming 4
画像集 No.002のサムネイル画像 / ASRock,エントリー市場向けチップセット「Intel B365」搭載のゲーマー向けマザーボードを初公開
B365M Phantom Gaming 4
画像集 No.005のサムネイル画像 / ASRock,エントリー市場向けチップセット「Intel B365」搭載のゲーマー向けマザーボードを初公開

 B365は,2018年4月に登場した「Intel B360」(以下,B360)の後継となるエントリー市場向けのチップセットだ。チップセットレベルのPCI Express Gen.3のサポートがB360の12レーンから「Intel H370」と同じ20レーン分に増えている一方で,B360が搭載していたUSB 3.1 Gen.2コントローラを搭載せず,USB 3.1 Gen.1のサポートに留まるといった違いがある。
 対応するCPUは開発コードネーム「Kaby Lake-S」ことデスクトップPC向けの第8世代Coreプロセッサ以降である。

 というわけでASRockの2製品だが,まずB365 Phantom Gaming 4は,チップセット同様にエントリー(Mainstream)市場向けという位置づけで,基板右側にあるSerial ATAポートの部分が,ケーブルの取り回しを考慮して切り欠いたような形状をしているのが外観上の特徴となっている。
 CPU用の電源回路は8フェーズで,ハイエンド市場向けチップセットの「Intel Z390」を採用するASRock製ATXマザーボード(関連記事)の10〜12フェーズに比べると,相応に少ない。

 チップセット用ヒートシンクと,I/Oインタフェース部のカバー,そして基板右上のPhantom Gamingロゴの部分にはカラーLEDイルミネーションを内蔵。ロゴ部分のLEDは,マザーボードの裏面に取り付けてあるため,PCケースのマザーボード台座に反射して間接照明のようなライティングをもたらすという。
 2基搭載するM.2スロットの両方にSSD冷却用ヒートシンクを標準搭載しているのは,エントリー市場向けということを考えるとありがたいところだ。

I/Oインタフェース部のカバー(左)とチップセット用ヒートシンク(右)には,カラーLEDを内蔵する。ミドルクラス市場向けでありながら,M.2 SSD用のヒートシンクを標準搭載するのは珍しい
画像集 No.003のサムネイル画像 / ASRock,エントリー市場向けチップセット「Intel B365」搭載のゲーマー向けマザーボードを初公開 画像集 No.004のサムネイル画像 / ASRock,エントリー市場向けチップセット「Intel B365」搭載のゲーマー向けマザーボードを初公開

 一方のB365M Phantom Gaming 4は,B365 Phantom Gaming 4をmicroATXのサイズに切り詰めたような製品だ。そのため,CPU用電源回路や右側面の切り欠き,LEDイルミネーション機能といった要素は共通となっている。
 M.2スロットを2基備えるのも同じだが,標準搭載のSSDヒートシンクは片方だけだ。


高品質なコンポーネントを使った耐久性重視のシリーズ「STEEL LEGEND」


STEEL LEGENDシリーズのマザーボードは,基板表面に都市迷彩風の模様がプリントされている
画像集 No.011のサムネイル画像 / ASRock,エントリー市場向けチップセット「Intel B365」搭載のゲーマー向けマザーボードを初公開
 ASRockでは新たなマザーボードシリーズとして,「STEEL LEGEND」という新シリーズを展開するという。STEEL LEGENDシリーズの特徴は,高品質なコンデンサなどを採用することで,高い耐久性を実現したのがポイントだそうだ。
 今回登場したSTEEL LEGENDシリーズは2製品あり,いずれもAMDの「B350」チップセットを採用している。もちろん,AMDプラットフォーム限定のシリーズというわけではないので,今後はIntelチップセット採用モデルも展開する予定とのことだった。

ATXタイプのB450 STEEL LEGEND(左)と,Micro-ATXタイプのB450M STEEL LEGEND(右)
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 そのほかに,Mini-ITXよりも一回り小さい「Mini-STX」フォームファクタを採用したマザーボードを使ったものとしては世界初というAM4プラットフォーム対応ベアボーンキット「DeskMini A300」の実物もASRockは展示していた。

DeskMini A300の筐体(左)とマザーボード(右)。筐体の容積はわずか1.9ℓという小ささだ
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 これは日本からのリクエストを反映した製品とのことで,2019年1月末の国内発売も発表済み。低背タイプのCPUクーラーが付属して,メーカー想定売価は1万8480円(税込1万9958円)だという。

DeskMini A300のマザーボードは「A300M-STX」(左)。非常にコンパクトであるにも関わらず,ビデオ出力インタフェースはフルサイズのDisplayPortとHDMI,アナログRGB(D-Sub 15ピン)の3系統を備えるのも見どころだ(右)
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ゲーマー向けではないB365マザーも登場


 なお,ゲーマー向けではないIntel B365チップセット採用マザーボードもASRockは展示していたので,簡単に紹介しておこう。
 ラインナップは以下のとおりで,世界市場では1月中に出荷開始予定とのことだ。価格は明らかになっていない。

  • B365 PRO4:ATXタイプ
  • B365M PRO4:microATXタイプ
  • B365M-ITX/ac:Mini-ITXタイプ

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B365 PRO4
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B365M PRO4
Intel B365搭載製品では唯一のMini-ITXタイプとなるB365M-ITX/ac(上)。比較的安価な製品ではあるというが,ビデオ出力インタフェースとして,DisplayPortとHDMI,Dual-Link DVI-Dの計3基を備えるのが特徴だそうだ(下)
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ASRock日本語公式Webサイト

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    Phantom Gaming

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