トラウマによって化け物になった少女たちを救うADV「シニガミ姫と異書館ノ怪物」，新キャラクター＆ステージを公開

　日本一ソフトウェアは本日（2025年12月25日），2026年4月30日に発売を予定している新作「シニガミ姫と異書館ノ怪物」（Nintendo Switch 2 / PS5 / Nintendo Switch）の詳細なゲームの進め方や，新キャラクター・新ステージの情報を公開した。

　本作は，「嘘つき姫と盲目王子」「わるい王様とりっぱな勇者」に続く，ヒトと異形の交流を描く「絵本」シリーズの最新作だ。キャラクターデザインは同シリーズでおなじみの小田沙耶佳氏，シナリオを「ボク姫PROJECT」の城花健人氏が担当する。


　罹患者を絵本の姿に変え，怪物へと羽化させる恐ろしい病「シニガミ病」を患った姉を救うため，治療施設“異書館”を訪れた少女・モノと，彼女を利用するヤギの異形・メェルヘンディア（通称：メェル）の物語が描かれる。


　本作では，罹患者である少女たちのトラウマが具現化した絵本の世界を，メェルの力を借りて探索していく。モノクロの世界を食べるメェルの「紙喰い」と，色づいた世界（カラー）に干渉できるモノの「めくる」を駆使して，障害物を破壊したり，隠されたものを見つけたりしてギミックを解いていこう。


　今回，メェルの新たな能力「ペースト」が明かされた。この能力は，離れたところに食べたものをぶつけ，遠くから攻撃したり，ぶつけた対象を修復したりするというもの。紙喰いが通用しない敵や，何かを求めている住民に使ってみると良いという。これによって，壊れた廊下なども修復できるとのことだ。


　また，シニガミ病に罹患し，怪物「シニガミ姫」になってしまった少女たちの新情報も明かされた。公開されたのは，神子の少女 / ツギハギ姫（CV：紡木吏佐）と赤毛の第三王女 / 羽ばたき姫（CV：安月名莉子）の2人だ。


　神子の少女は，森を駆け回り，生き物の採集をして遊ぶことを好み，両親と幸せに暮らしていた。母が不治の病にかかってしまったことと，自身が生まれつき肌や髪の色が白いアルビノ体質だったことで，生活が一変してしまう。

　少女は，彼女のトラウマが具現化した世界「ツギハギ村」で，バラバラな色のパーツを縫い合わせた人形のような異形「ツギハギ姫」と化してしまった。

　
　赤毛の第三王女は，両親に似ていない赤毛であったことを理由に冷遇され，城に幽閉されていた少女。いつか自由に羽ばたくことを夢見ていた。


　彼女は，自由を阻む糸にまみれた「クモの王国」で待ち受けているようだ。


　少女たちがなぜシニガミ病にかかり，不気味な世界が作られてしまったのかを知るには，ステージ上に隠された「記憶のしおり」を探す必要がある。しおりをすべて集め，少女たちを正気に戻すための特別な戦いに挑もう。
　
　新情報の詳細はメーカーの発表文で確認してほしい。