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ヒトと異形の物語「STRANGE EDEN」,初のファンミーティングをレポート。朗読劇では本編に関わる新情報,ライブでは「よだかになって」も披露

 THINKRが送る「STRANGE EDEN」は,ヒトと異形が出会う「怪綺的異類交遊ミステリ」を掲げるプロジェクトだ。2026年2月の始動から約半年が経過した8月29日,テンネー記念ホール(神奈川県)で「STRANGE EDEN 1st Fan MEET(MIITSU).ing(ストレンジエデン ファーストファンミーティング)」が開催された。

 イベントには,吉川幸宏さん(由良野千里役),佐藤悠雅さん(橘孝星役),高橋英則さん(慈樹修一郎役),小松昌平さん(瑠何役),堀江 瞬さん(卯月雛太役),前野智昭さん(桜仁役),重松千晴さん(真夜役)の7名が登壇。トークや朗読劇,ライブなどを繰り広げた。

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ファンからの質問に真剣に答えるキャスト陣。会場を沸かせた質問とは?


 イベントが始まると,7名のキャストが順々に登壇した。自己紹介では,吉川さんと佐藤さんが,ほかの5人に比べて声優としてのキャリアが浅いことにも話が及んだ。とくに吉川さんは,こうしたリアルイベントへの出演自体が人生で初めてとのことだった。

 ファンミーティング最初のコーナーは,ファンからの質問に答える「どっちを選ぶ? 運命の選択トーク」だ。事前にキャストへの質問を募集したところ,多くの応募があり,選びきるのが難しかったそうだ。

 そこで,会場のスクリーンに2つの質問を表示し,どちらか一方に答える方式が採用された。どちらに答えてほしいかを観客がペンライトの色で示し,多かったほうの質問にキャストが回答するというルールだ。

 最初の質問は「演じたキャラクターの第一印象と,現在の印象を教えてください」というものだ。

 この質問に対し,吉川さんは「千里はけっこう感情的に突っ走るタイプかなと思ってました,でも,今は理性的で論理的な思考の持ち主だなと思っています。とくに孝星に対してはお兄ちゃんポジションのような」とコメント。

 佐藤さんは「孝星は内向的で,考えすぎて言葉があまり出てこないタイプという印象でした。でもストーリーの中ではストレートに感情を表すシーンもあって,けっこう素直な性格をしているなと印象が変わりましたね」と話した。

 高橋さんは「慈樹はとにかく優しくて,“守る”ということに対して若干盲目的な印象がありました。でもストーリーが進み瑠何との関係を通して,その“守る”の意味合いがより具体的に広がっていったイメージです」と振り返った。

 小松さんは「瑠何に関して,実は第一印象からあんまり変わっていないんですよね。ギャルで,かまってちゃんで……そういう裏表のなさが彼の魅力かなと思います」と語った。

 堀江さんは「雛太はビジュアルからして絶対主人公ポジションだと思っていました。でもストーリーやキャラソンを聞いてくれた方ならわかると思うんですけど,すっごく重いものを抱えている子なんですよ。かなり印象は変わりましたね」とコメント。

 前野さんは「桜仁は博識で理知的なタイプな印象でした。見た目からしてそうじゃないですか。でも世話焼きで過保護で,天然ボケなところもあるなと」と話した。

 重松さんは「真夜はもっとダークな性格だと思っていました。人間を見下してる感じ。でも意外と根っこの部分では人間のこともエコーのことも嫌いじゃなくて,気にかけている子だなと思います」と語った。

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 続く質問は,「キャラクターソングのレコーディング時のエピソードを教えてください」というものだ。

 この質問に対し,小松さんは「最初はもっとギャルらしい感じで歌っていたんですよ。でもスタッフさんから『もう少しかっこよく歌ってください』って言われて。あ,瑠何って歌うときはそういう感じなんだと思った記憶があります」と振り返った。

 高橋さんは「どこで息継ぎをしたらいいんだろう,というのが悩みでした。今まで歌うといったら感情を乗せるのが基本だったので,『カカエゴト』は逆に淡々とした感じを目指しましたね。『オサエコミ』って感じで」と語った。

 佐藤さんは「歌詞が流れていかないように歌うことを意識しました。個人的にボカロ音楽が大好きで,只野楓(A4。)さんの曲が歌えるというのがすごく嬉しかったです」とコメント。

 吉川さんは「とにかくすごいオシャレな曲だなって。曲いただいたとき,家でずっと踊ってましたからね。収録がちょうど去年の夏頃だったんですけど,外で音源を聞いていてセミの鳴き声とすごく合うなぁと思った覚えがあります」と振り返った。

 堀江さんは「もっとキャラソンっぽいのがくると思ってたんですよ。雛太くん,こんなかわいい顔してるのに,こんな重くて暗い曲でいいのかと驚きました」と話した。

 前野さんは「僕も去年の夏頃に収録して。あまりに桜仁さんが歌う姿を想像できなすぎて,演歌っぽいアクセント入れます? みたいにスタッフさんと相談したら却下されました」と明かした。

 重松さんは「この中では,一番キャラソンっぽい曲かもしれないですね。歌唱は人間っぽさをできるだけなくして,ボカロっぽく歌うように意識しました」と語った。

 質問コーナーの最後にスクリーンへ映し出されたのは,「キャラクターの好きな食べ物」と「100m走速い順ランキング」の2択だ。どちらにも,スタッフがこの日のイベントのために公式回答を用意していた。

 これは非常に迷う。キャラクターへの理解を深めるうえで,好きな食べ物を把握するのはかなり大事だ。甘いものが好きか嫌いかだけでも教えてほしい。

 しかし,100m走のほうも捨てがたい。こうしたイベントの場でなければ,この手の情報は一生公開されない気がするからだ。好物なら,今後メインストーリーで語られる可能性もあるだろう。

 そして会場の観客が出した答えは……「100m走速い順ランキング」だった。

 ちなみに,公式回答は1位が咬,2位が真夜,3位が千里だった(※ヒトの形態時の走行に限る)。こうしたキャラクターの意外な一面が明かされた質問コーナーに続いて,イベントは書き下ろしの朗読劇へと移った。


「え,こんな大事なことをイベントの朗読劇で公開していいんですか!?」と思うほど,本編のメイン軸に関わるシナリオ


 続いて披露された朗読劇は,シナリオディレクション・脚本を担当する竹之内 雛さんによる書き下ろしだ。その内容は,本編に並ぶほど濃い情報が盛り込まれていたと感じるものだった。

 朗読劇では,真夜の招集により,千里,孝星,慈樹,瑠何,雛太,桜仁の6人が集められる。特別交流会と銘打って集められた6人は2チームに分かれ,屋敷内のレガシーを捜索するミッションを課された。

 チーム分けは,孝星,慈樹,瑠何のチームと,千里,雛太,桜仁のチーム。しかし,後者には桜仁の姿がない。

 雛太によれば,桜仁は「真夜を迎えに行く」と屋敷の入り口で別れたきり,戻ってこないのだという。

 千里と雛太には,レガシーの回収に加えて桜仁探しも任された。一方,孝星,慈樹,瑠何のチームは……という展開だ。

 なお,劇中では,今回の交流会を欠席したメンバーの理由も明かされた。荊緋嵐は「参加する理由がない」,咬は「人間とエコーの交流会なのに自分だけ行くのは……」,道貴は「ごめん,その日は仕事で」,鱗は「その日はお散歩の日だから」とのことだ。

 この先の展開はネタバレになるため詳細を控えるが,「STRANGE EDEN」のストーリーを読み解くうえで,重要になりそうな情報が散りばめられていた。

 本イベントは,後日アーカイブ配信も行われる予定だ。朗読劇の内容が気になる人は,公式からのお知らせをチェックしてほしい。


ライブではキャラクターソングだけでなく,あの曲のカバーも!?


 イベント終盤のライブパートでは,キャスト陣がそれぞれ担当キャラクターのキャラクターソングを歌うメドレーを披露した。先ほどの質問コーナーで「レコーディング時のエピソード」を聞いたあとだけに,楽曲もまた違った味わいに感じられた。

 ライブパートのラストでは,吉川さんと佐藤さんが,千里&孝星のイメージソング「よだかになって」(弱酸性)をカバーした。スクリーンには今回初公開となるMVも流れ,会場は大きな盛り上がりを見せた。

 壇上に戻ってきたMCの小松さんは,「引くほど歌上手いね,きみたち」とコメント。筆者も,全面的に同意せざるを得なかった。

 こうして,初のファンミーティング「STRANGE EDEN 1st Fan MEET(MIITSU).ing」は大盛況のうちに終了した。トーク,朗読劇,ライブと盛りだくさんの内容で,次回の開催にも期待したい。


「STRANGE EDEN 1st Fan MEET(MIITSU).ing」概要

◆開催日
2026年8月29日(土)

◆開催場所
テンネー記念ホール(神奈川県)

◆出演者(敬称略)
吉川幸宏
佐藤悠雅
高橋英則
小松昌平
堀江 瞬
前野智昭
重松千晴

声の出演(朗読劇)
小笠原仁
義村優
長岡龍歩
土岐隼一

◆セットリスト
1.Boy meets xxx
2.xNYAx
3.カカエゴト
4.ばいでいらい
5.泡沫の光
6.電池切れ、叱責
7.Fly!
8.よだかになって

◆アーカイブ配信
https://strange-eden.zaiko.io/ja/e/strange-eden-miitsu-meeting

販売期間:2026年9月19日(土) 12:00 - 2026年9月26日(土) 21:00
※視聴期間 2026年9月26日(土) 23:59まで

・チケット価格
アーカイブ配信視聴チケット(B2キービジュアルタペストリー付き) 6,000円
アーカイブ配信視聴チケット(チケット風アクリルキーホルダー&チケットファイルホルダー付き) 6,000円
アーカイブ配信視聴チケット(特典なし) 3,000円



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