企画記事
149人のゲーム業界著名人に聞く,2016年の回顧と2017年への展望。4Gamer恒例の年末企画をお届け
ストーリーテリング
代表
イシイジロウ
代表作:「428 〜封鎖された渋谷で〜」「タイムトラベラーズ」,3DS版「モンスターストライク」「文豪とアルケミスト」タイトル名:「人喰いの大鷲トリコ」
上田文人さんの描く世界の美しさには毎回圧倒されます。「ワンダと巨像」から11年。待ってて良かった。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「ズートピア」
完璧すぎて絶望感を味わった映画。映画を観ながらプロデューサー、ジョン・ラセターのドヤ顔がチラついて困りました。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
女流棋士 香川愛生
現役女子大生で異色の女流棋士さん。将棋だけでなく人狼の腕もプロ級です。僕の初監督映画「女流棋士の春」で女優&主題歌デビュー!
さらに活動範囲を広げそうな2017年も注目です。笑。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年はTVアニメ「ブブキ・ブランキ」で脚本家デビュー、アニメ映画「モンスターストライク THE MOVIE〜はじまりの場所へ〜」でストーリー構成を担当、そして実写映画「女流棋士の春」で監督デビューとまったく新しい事に挑戦しました。2017年は舞台「龍よ、狼と踊れ」等、さらに新しい事に挑戦するつもりです。もちろん新作の発表も!
スパイク・チュンソフト
ディレクター,シナリオライター
打越鋼太郎
代表作:「ZERO ESCAPE 刻のジレンマ」「極限脱出 9時間9人9の扉」「極限脱出ADV 善人シボウデス」タイトル名:「ポケットモンスター サン・ムーン」
もう理由を挙げたらキリがないぐらいに最高傑作すぎました。操作まわりも快適だし、攻略法を見なくても決して詰まることはなく、かといって簡単すぎるというわけでもなくて、ポケモンならではのやり込み要素も相変わらず健在でてんこ盛り。演出も音楽もかっこよくておしゃれだったし、キャラクターはみんな活き活きとしていて、リーリエちゃんはめちゃくちゃかわいい!
ぼくはサンをクリア済み、小2の娘はムーンの方を絶賛プレイ中なのですが、寄り道せずにまっすぐ目的地へと向かう娘のポケモンは当然レベルが上がりません。にもかかわらず、そんな娘でも敵との相性さえ見極めればギリギリ5匹ヒンシで勝てるぐらいの絶妙なゲームバランスは、本当にさすがとしか言いようがありません。
おそらく生まれて初めて本格的なゲームをクリアするであろう娘は、これを機に「あ、ゲームってこんなに面白いんだ!」ということに気づく(あるいはすでに気づいている)ことでしょう。月並みですが、大人でも子どもでも、マニアでもライトユーザーでも楽しめる最高の作品だと思います。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
2016年7月末、公開初日に「シン・ゴジラ」を観に行ったぼくは、鑑賞後こう思いました。「今年はシンゴジの年になるに違いない」おそらく年末恒例で4Gamerさんから送られてくるアンケート(つまりこれ)には「シン・ゴジラ」と書くことになるだろう。そう思っていました。8月が終わるまでは……。
ところが、ところがです。よもやふた月と経たずにシンゴジを上まわる傑作に出会うことになるとは思いもよりませんでした。いや、もちろんシンゴジも傑作であることに違いはありません。しかし1本だけ選べと言うならば……。「君の名は。」――ぼくが劇場に足を運んだのは公開から1週間後のことでした。当時すでに一部のあいだでは絶賛されていたものの、まだ社会現象とまではいかないぐらいの盛り上がり度合いでした。
鑑賞後、ぼくはわき目も振らずに喫茶店に飛び込み、キャンパスノートを開きました。そしてフリクションボールを握りしめ、映画の頭から終わりまで、ストーリーラインをなぞるように書き殴っていったのです。忘れてしまわないように……。記憶が薄れてしまう前に、構成からセリフから、なにもかもを覚えている範囲内で書き留めておくことにしたのでした。そんなことをしたのは学生以来のことです。本当に勉強になりました。すべて精緻に計算され尽くした名作中の名作だと思います。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
ドナルド・トランプ氏
なんと言うか「世の中っていろんな人が生きてるんだよなぁ」と改めて実感させてくれたから。
桜庭一樹さん
10年以上前の作品ですが「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」が傑作すぎたから。
柳楽優弥さん
2年前のテレビドラマですが「アオイホノオ」の演技が素晴らしすぎたから。
黒島結菜さんと桜井日奈子さん
かわいすぎるから。
赤坂見附駅近くのコンビニの店員さん
かわいすぎるから。
SMAP
今後のさらなるご活躍に期待して。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
毎年この時期になると戦々恐々とするんです。4Gamerさんからこのメールが送られてくるので……。いや、正確に言うと、送られてくることが怖いんじゃなくて「送られてこないこと」が怖いんです。だってこのアンケートって、言わば4Gamerさんから見た「今がんばってるゲームクリエイターリスト」みたいなものじゃないですか。
ありがたいことに毎年こうして回答させて頂いておりますが「もしも来年送られてこなかったら」って……。そう考えると、そこはかとなく不安な気持ちになるんですよ。ちょうど長引きそうなバトルの途中で3DSのバッテリーランプが赤に変わったときと同じぐらいに……。そんなわけで、来年もこのアンケートに答えられるよう目いっぱい精進していきたいと思います。2017年もよろしくお願い致します!
スパイク・チュンソフト
ディレクター,シナリオライター
小高和剛
代表作:「ダンガンロンパシリーズ」タイトル名:「Overwatch」
単純に今年一番遊んだゲームです。FPSやオンライン対戦が苦手でも、自分の役割を見つければ楽しく遊べるのがいいですね。あとチームの人数がそこそこ多いので、ポンコツでも責任感が薄いので安心。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「君の名は。」
映画でこれだけの大ヒットは久しぶりですし、ヒットしていく過程を目の当たりにできたのはとても勉強になりました。ちなみに、まだ見ていません。2016年中には必ず見たいと思います。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
上田文人さん
全世界のゲームファンの期待を背負って、長い月日をかけた作品を一体どのように仕上げるのか、楽しみにしていました。そしてその期待を裏切らない作品を世に出した事は本当に凄いし、尊敬しています。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
アニメとゲームでここ数年走り続けていましたが、2017年1月12日に「ニューダンガンロンパV3」が発売されて、ようやくひと段落します。その後は未定です。まぁ、何か作ると思います。
スパイク・チュンソフト
ラインプロデューサー
齊藤祐一郎
代表作:「ダンガンロンパ」シリーズ,「イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-」,「CONCEPTION」シリーズタイトル名:「Overwatch」
苦手ジャンルはFPS、TPSだったはずが、いつの間にか引き込まれるキャッチーな世界観、手触りのいいアクション性。どっぷりオンラインにつかって帰れなくなりそうだったので、今は遠ざけています。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「君の名は。」の大ヒットに始まり、今年はアニメ映画に特に勢いを感じました。
どんな目線であの作品をプロデュースしていったのか気になります。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
菅田将暉くんの個性が図抜けて目立っていました。
演じ分けとキャラクターの振り幅、もっと彼の芝居を見てみたくなる、と思わせる引力はスゴイです。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2017年1月12日に、2016年をすべて捧げたタイトル「ニューダンガンロンパV3」が出ます。
その後の11か月は新しいタイトルへチャレンジしていきたいと思っていますので、引き続きスパイク・チュンソフトにご注目ください。
スパイク・チュンソフト
ゼネラルプロデューサー
寺澤善徳
代表作:「侍道」シリーズ,「ダンガンロンパ」シリーズタイトル名:「ペルソナ5」
満を持しての発売で、ファン層を拡大し更にコンテンツを大きくしていく様は素晴らしかったです。ユーザーさんの評価も高いですし、刺激になります。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「君の名は。」は観てませんが大ヒットでしたね。その前の「シン・ゴジラ」が霞んでしまいましたが、ゴジラもとても面白かったです。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
錦織圭。10年前には全く考えられないことが起こってます。来年は4大大会、獲って欲しいなぁ。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
去年の今頃は、「ニューダンガンロンパV3」は2016年内にお届け出来ると思ってたのですが、結局2017年になってしまいました、すいません。その分、自信作になってますので、是非みなさんお楽しみに!
スパイク・チュンソフト
プロデューサー
渡辺一弘
代表作:「喧嘩番長」シリーズ,「侍道」シリーズ,「進撃の巨人〜人類最後の翼〜CHAIN」タイトル名:「Neo ATLAS 1469」
話題作や超大作も多かった2016年は個人的にも豊作だったため、選ぶのはとても難解になるはずでした……が、これが発売されてしまった以上、やはりこうなってしまいます。まず、発売していただき、素直にありがとうございます。
正直、Vitaのタッチパネルでは操作性が良いとも言えず、また処理能力の問題か、反応の鈍さにイライラする場面も多々あります。他にもいろいろ……とまぁ、批判から書きましたが、そんなことはどうでもいいんです。四半世紀も前に発売された初代「THE ATLAS」の時代から全く変わらないコンセプトながら、今プレイしても面白いのだから仕方がありません。
「信じるか信じないかはあなた次第!」の名台詞は、「やりすぎ都市伝説」の放送開始よりずっと昔から、このゲームのためにあるのです。今、提督からの報告を無条件に信じるロマン派の我がVitaには、大西洋にしっかりとアトランティスの大地が描かれています。おそらく、幻のムー大陸も存在することでしょう。そして世界の果てには、巨大な滝があることでしょう。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「ボーダーライン」
「怒り」や「湯を沸かすほどの熱い愛」など、邦画の良作も多かったので迷いましたが、今回もこの年末企画でよく取り上げさせてもらっているドゥニ・ヴィルヌーブの作品にしておきます。
彼の特徴でもあるのですが、この「ボーダーライン」もまた、日本人には馴染みの薄い中米の麻薬カルテルとFBIをテーマにしたお話です。日本では芸能人の薬物報道こそよく耳にするものの、麻薬に関する感覚は非日常の漠然とした悪でしかありません。対する中米のそれは、銃と共に生死を司る存在であり、日常の光景であり、社会の一部であり、国政を左右するほどの大いなる問題でもあります。
そんな異文化に対して湧き上がる好奇心、それを見事に牽引してくれる演出、そして鑑賞後に残るなんとも言えない複雑な気持ち。こちらも彼の作品では毎度のことですね。まぁ、とにかく言いたいのが、彼の次回作は来年公開予定の「ブレードランナー 2049」で、それが今から楽しみで仕方ないということです。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
選挙期間中のドナルド・トランプさんは相当おもしろかったんですけど、やはり都政ウォッチャーとしましては、当選して早々、山積した諸問題にズバズバとメスを入れ始めた小池百合子さんの方が、今は目が離せない存在でしょうか。個人的には、オリンピックのあれやこれやで森元首相とバチバチやっているよりも、早いところ築地の移転問題を解決していただきたいですね。
まさかの女性向けとして発表した「喧嘩番長 乙女」ですが、発売から一年を待たずして、続編となるファンディスク「喧嘩番長 乙女〜完全無欠のマイハニー〜」の開発決定と、2017年春シーズンでのアニメ化を発表させていただきました。
ここまで応援してくださっている女性ユーザーの皆様、制作に関わっていただいているスタッフ及びキャストの皆様、本当にありがとうございました。また引き続き「喧嘩番長 乙女」をお引き立てのほど、夜露死苦!
セガ・インタラクティブ
プロデューサー
平井徳一
代表作:「SOUL REVERSE ZERO」タイトル名:「人喰いの大鷲トリコ」
リリースされたばかりということもありますが、シリーズを通してすごく好きな世界観で、発表当初からかなり期待していました。
延期となるたびにこのまま発売されないのでは? と、不安になりましたが、今年に入って発売日が公表され早々に予約したのを覚えています。
そこからさらに延期しましたけど。。。(笑)今作もブレないこだわりが端々に感じる素晴らしい作品になっていて、楽しませてもらっています。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「シン・ゴジラ」
冒頭、ゴジラが登場する場面が会社に近い羽田や蒲田であったこともあり、知った土地で起こる大惨事に、他人事とは思えないどこか親近感が湧いてしまった作品です(笑)。
ゴジラが襲来してきたときに蒲田の大通り歩いてたらヤバかったなぁとか、あ、あいつが住んでる家、潰されたな〜とかちょっと違った楽しみ方ができました。
そういう部分がなくても素晴らしい映画だったとは思いますけど、なんだかすごく得した気分になりました。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
「クレイジージャーニー」の出演者の方々に注目していました。
「クレイジージャーニー」は今一番好きなテレビ番組で、放送当初から欠かさず録画して観ています。
一般の方々には理解されないであろう特殊なこだわりを持って生きている方々に、憧れに近いものを感じます。
自分には到底あのような生き方はできないですけどね。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年は「魂」こめて制作してきた「SOUL REVERSE ZERO」がようやくリリースされました。
多くのユーザー様に楽しんでいただけているようで、うれしい限りです。
2017年は「SOUL REVERSE ZERO」はもちろんのこと、アーケード版「SOUL REVERSE」の制作も進んでいますので、「SOUL REVERSE」シリーズ揃って、さらにユーザー様の「魂」を揺さぶっていけるよう頑張っていきます!
セガ・インタラクティブ
チーフディレクター
松永 純
代表作:「チェインクロニクル」シリーズ,「三国志大戦」シリーズ,「戦国大戦」シリーズタイトル名:「Reigns」
テンポよく二択を選んでいくカード型テキストアドベンチャー。プレイヤーは王様になって、次々登場するキャラに指示をしていく。選択肢の描かれたカードをシャッとスライドすると、次の選択肢が出て、またシャッとやると次が出て。選ぶたびにパラメータが上下して。シャッシャッシャッ。気持ちいい。で、気がつけばパラメータがどうにかなってて、死ぬ。
するとすぐに生まれ変わって、次の人生が始まる。シャッシャッシャッ。死ぬ。シャッシャッシャッ。死ぬ。
その輪廻転生の呪いを解くため、繰り返す人生の中に隠された謎を解く! という、ゲームの新しさにシビれましたが、なにより心に刻まれたのは、その選択肢テキスト。生まれ変わるたびに何度も何度もおんなじ選択肢がくり返し出てきて、その結果は何度やっても変わらない。同じ。
何度出兵させても、裏切って首をはねられる貴族。
何度実験させても、失敗して疫病をまきちらす医者。
何度結婚しても、国を乗っ取ろうとしてくる王妃一族。
そこにランダムは無くて、いつだって選択の結果は100%。となると普通は同じテキスト読んでるうちにいい加減飽きてくるはずなのだけど、テンポとゲームバランスの妙で、一周回ってなんか楽しくなってくる。そしてついには、同じことをくり返すキャラたちが、なんか愛おしくなってくる。不思議!
ゲームを進めても、出てくるのは同じテキストの繰り返し。だが、それがいい。テキストゲームの新しい世界……というかなんか異次元を垣間見ました。すごい。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
水上悟志先生の「スピリットサークル」という漫画が今年完結したのですが、最高に面白かった!
奇しくもQ1で挙げた「Reigns」と同じ、輪廻転生がテーマなのですが、えんえん同じ展開をくりかえす「Reigns」とは対照的に、こちらは生まれ変わるたびに衝撃の展開が続いて、あの人生のときの伏線が、この人生でこう来たか! とストーリー展開に驚くことしきり。本当にこの先生のストーリー構成力はものすごいです。
そして最終巻も文句なしのクライマックスが描かれてて、とにかく正座して目を見開きながら読み切りました。今年は「君の名は。」もむっちゃ面白かったですし、やはり時間がギミックになっている物語というのは、ワクワクしますね!
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
盛岡のさわや書店の長江さんという方がはじめた「文庫X」という企画が素敵だなと。この目利きの書店員さんが本当にすごいと感じたある本が、テーマ的にも表紙的にも、どうにも手に取りにくいということから、その本を目隠しカバーで覆って、タイトルも知らせず売ってみたという企画です。
実際に読んでみたのですが、半端なくすごい本でしたし、目隠しカバーを外してみると、確かにこれは自力で手に取ることは絶対無かったろうなという佇まいの本でした。
最近はキュレーションサイトが社会問題になったりもしていますが、個人的には社会通念どうこう以前に、今ネットでトレンドになっている自動で最適化されていくキュレーションアプリと呼ばれるものがあまり好きではないです。なんというか、キュレーションされすぎて自分の世界が広がらないというか。やはり血の通った自分とは異なる誰かが、自信を持って届けようとしている何かを知りたいなあと思います。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年は、無事に「チェインクロニクル」の第2部を完結させ、そして第3部にあたる新生「チェインクロニクル3」をスタートさせることができました! 大きく進化させたぶん、まだ粗削りな部分もありますが、新たな物語を展開させながら、さらなる完成度を目指して来年も走っていきたいと思います!
年明けからは、いよいよTVアニメも放映されます。わくわくできる新しい物語、新しいゲームがまだまだどんどん広がっていきますので、どうぞ2017年もチェンクロシリーズをよろしくお願いします!
セガゲームス
SEGA of America, Inc. VP of Product Development/「ソニック」シリーズプロデューサー
飯塚 隆
代表作:「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズタイトル名:「Pokémon GO」
おそらく多くの方がこのタイトルを挙げているんじゃないでしょうか。ここアメリカでは日本に先行して配信開始されたのですが、開始されてすぐに街中でスマホ片手に歩く人が増えました。アメリカは国土が広いため流行が伝達するのに時間がかかるというのがこれまでの常識でしたが、SNSによってこんなにも早く流行に火が付くのだと衝撃を受けた現象でした。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
2016年は日本映画が当たり年でしたね。「君の名は。」に「シン・ゴジラ」など日本で話題となる映画が多く、アメリカにいると日本映画が観られないという当たり前のことを痛感させられました。Blu-rayの発売を心待ちにしています。質問の回答になっていませんが……。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
やはり今年の注目はトランプ次期大統領ですね。人種差別とハラスメントに厳しいアメリカで、彼の言動が支持されるとは本当に意外でした。経営者がアメリカをどう運営していくのか、自分の身にも影響のあることなので、2017年も彼の言動には目が離せません。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年はソニックの生誕25周年ということで、いろいろな取り組みを行いました。「ソニックトゥーン ファイアー&アイス」の発売、世界三か国での誕生日イベント等。2017年はコアファンに向けたクラシックシリーズの新作「ソニックマニア」と、ソニックチームが贈る最新作「Project Sonic 2017(仮)」の発売が控えています。これからもソニックの活躍にご期待下さい。
セガゲームス
ゲームディレクター
小澤 武
代表作:「蒼き革命のヴァルキュリア」,「戦場のヴァルキュリア」シリーズタイトル名:「ドラゴンクエスト ビルダーズアレフガルドを復活せよ」
日本市場において「何をすればいいかわからない」と敬遠する方が一定数いるサンドボックスゲームに、世界と筋道を与えることですんなり遊ばせた手腕は見事だと思いました。もちろん、天下の「ドラクエ」ブランドあってのことだとは思いますが、「ドラクエ」ファンもニヤリとする仕掛けも多く、単なる「名義貸し」のような形では決してなかった点も評価が高いです。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
漫画「アルキメデスの大戦」(三田紀房/講談社)
どちらかと言えば味方側になることが多い「戦艦大和」が完全に悪役で、後に「戦艦大和」が何をもたらすかを知っている現代人の感覚を主人公に持たせることで、当時の意見と対立させ、「戦艦大和」の建造を阻止しようとするプロットはとても面白く、印象的でした。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
史上5人目の中学生棋士となった藤井聡太さんです。将棋界のあらゆる記録を塗り替えている羽生さん含め、歴代の中学生棋士の皆さんは素晴らしい実績を残していますので、藤井さんに期待が膨らむばかりです。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2017年1月19日に「蒼き革命のヴァルキュリア」が発売されます。絵画風シェーダー「GOUACHE」で描かれる戦争と歴史のドラマ、RPGながら戦場を体感できるバトルシステム「LeGION」を是非とも楽しんでください。この「蒼ヴァル」発売をきっかけに、「ヴァルキュリア」というIPをより拡大していく1年にしたいと思っています。2017年中に、何か新たな情報がお伝えできればいいですね。
セガゲームス
シリーズプロデューサー
酒井智史
代表作:「ファンタシースターオンライン2」タイトル名:「FINAL FANTASY XV」
とにかく、10年をかけて発売したという事自体が衝撃です。
我々のかかわるオンラインゲームの場合は、走り出してしまったら止まることができない車のようなもので、常に作り続けられることを求められます。スケジュールとコスト、そしてユーザーへのイレギュラーな対応。それらすべてを交通整理しながらもアップデートを続けなければならないので、ベストな選択よりベターな選択を常にしているような思いが我々の中にはあり、それに対しパッケージゲームは、制限はあるものの、その時点で最高のものを目指すことができるわけで、ある意味うらやましく感じることもあります。
10年の歳月を経て、世界中の人々が待ちわび、最高の体験を与えられるものを目指すのは並大抵のプレッシャーではなかったと思いますが、常に挑戦し続けるFFマインドを各所に感じつつ、JRPGらしいところも感じられるものになっていたと思います。
ただ、一部のバランス感覚を欠いた作りこみや、説明不足、調整不足を感じ、そこにアップデートで対応となってしまったのは若干残念に思いました。人の欲求と言うのは際限がないので、10年をかけても、なかなか作りきると言うのは難しいものですね。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「シン・ゴジラ」
やはり自分のもっとも好きなジャンルである特撮において、ゴジラは偉大な作品です。
そのリブート作品として、さらにエヴァの庵野監督、ガメラの樋口監督と言う盟友が久々にコンビを組み、ゴジラに挑むというのは注目せざるを得ませんでした。
期待と不安が混じった中で見た作品をみて、何か熱いものがこみ上げるのを感じるとともに、あまりの意外性の塊と情報量に「何かすごいものを見てしまった」……と混乱している自分を感じました。
おそらく作品を見た多くの方がその印象を感じ、また見なければ! と足を運んでいったことがこのムーブメントを生み出したのではないかと思います。
ヒットしたからにはまたゴジラ映画は作られるのかもしれませんが、ある意味飛び道具のような今作があったうえで、次作を作るのは並大抵のことではないと思います。
翻って自分のことを考えると、「PSO2」もEP4において飛び道具的な地球、そして幻創戦艦大和を出し、アニメとの連動を行い、小林幸子さんとのコラボも行って、「これ以上のインパクトはない」と言うものになったと思います。その上で5周年に向けてどのように新たな世界を作っていくのか、これには自分も大いに頭を悩ませたところでした。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
いつも自分の趣味のK-POPのことを書いていて読者を置いてけぼりにしているとおもいますが、気にせず書きます(笑)。
日本にはあまり伝わっていませんが、今年のK-POP(女性グループ)は「世代交代」の年でした。
おなじみのグループが相次いで解散をし、そしてここ数年デビューのグループが大きく勢力を伸ばしたのです。
その中でも注目のグループが2つ。1つ目はサバイバル番組出身の「Twice」(トゥワイス)。日本人3人、台湾人1名を含む9名のグループです。覚えやすい振りと個性あふれるメンバーで、今後ポスト少女時代になることは間違いないでしょう。
そしてもう1組は韓国で大きなムーブメントとなったサバイバル番組「Produce101」から出てきた「I,O.I」(アイオーアイ)。事務所や経歴も違うけど、それぞれに類まれな魅力をもったメンバー11人。たった1年と言う期間限定のグループですが、魅力あふれるメンバーはそれぞれ活動終了後、事務所に戻ってデビューし、今後のK-POP界の台風の目となっていくと思います。
他にもG-Friend、BlackPinkなど、大ヒットを生んだグループがあり、群雄割拠のK-POPに注目です!
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
上でも書きましたが、今年は4年目にしてTVアニメの展開、EP4で地球や幻創戦艦・大和を出し、PS4版のサービス開始で同時接続数を更新し、小林幸子さんのライブでゲーム内とリアルで展開し、有明コロシアムを満員にしたり、4年続いた生放送をリニューアルしたりと、本当にいろいろとやりたいことをやらせてもらい、ある意味やりきったと思える年ではありました。しかし、それで満足していてはいけないわけで、「PSO2」はまだまだ走り続けます。
この年末には新たなレイドボス「マザー」に☆14武器の実装、さらに来春には対人戦「バトルアリーナ」の実装やクラスレベル80の解放が控えています。EP4の後には……何が待っているんでしょうか?
来年は「PSO2」5周年、ファンタシースター30周年のダブルのメモリアルイヤーとなります。このメモリアルイヤーにふさわしい、様々な展開を行って、ますます「PSO2」をたくさんの方に楽しんでいただき、離れていた方も戻って楽しんでいただけるように盛り上げていきますので、どうぞ来年も「PSO2」とファンタシースターシリーズにご期待いただければと思います!
セガゲームス
ディレクター
中島玄雅
代表作:「ソニックトゥーン ファイアー&アイス」タイトル名:「ペルソナ5」
長編にも関わらず、飽きを感じさせないテンポの良いストーリー展開に、2Dと3Dをうまく融合させつつ、世界観にマッチするよう洗練されたスタイリッシュなUI(ユーザーインタフェース)。更にバトル部分をとっても、コマンド式RPG(ロールプレイングゲーム)にも関わらず、1回の戦闘を如何に退屈なものにさせないかと考え、実装された複数のバトルシステム等、あらゆる面でユーザーからの視点を意識したゲーム作り、そして、途中でゲームを辞めさせない事を意識した工夫等、ゲーム全体のまとまりが非常によく、完成度が高い作品として、色々と勉強させていただいております。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
世の中の著名な方々がすでに語られているので、私が語るのもおこがましいのですが、やはり語らずにはいられない「シン・ゴジラ」ですね。理由はたくさんあるのですが、ネタバレを回避しつつ、単刀直入に申し上げると、映画を見た後に久々に妄想が独り歩きして、恐怖で戦慄した映画だからです。
私が初めて映画館で見た映画が1984年版「ゴジラ」だったのですが、子供だった当時と同じく、自分があの場にいたら、どうだったんだろう。自分の家族は? 自分はどう判断して、どう動いて、どうしただろう等、色々と妄想が駆け巡るぐらい、非常に生々しい恐怖を思い出しました。
我々は既に様々なコンテンツで色々なものを知っていますが、あの映画の中の人間は怪獣というものを知らず、未知のモノを初めて目の当たりにした人間の行動というものがすごく上手に表現されていると感じ、昔の子供の頃の記憶が上手い具合に上書きされ、作品が持つエネルギーに20年以上たったいまでも、新鮮な気持ちで関心、感動を覚えました。とにかく、これは見た人同士が語りあうのが最高に楽しい作品ですね。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
アメコミ界の大重鎮「スタン・リーさん」ですね。あの方が築き上げた素晴らしい作品の数々や、生涯現役を貫くその姿勢等、全てに尊敬の念を抱くのですが、あえて今年注目というところは、先日、日本初上陸した、東京コミックコンベンションにて御年93歳で遠い日本まで来て、ファンとの交流を楽しむという姿勢に本当に感動しました。
実際私も会場でお会いし、そのオーラを目の当たりにしたのですが、もぅ感動と興奮で、若干記憶が飛びました。いつかはあの方のようにワールドワイドで飛び回り、世界中の人々を楽しませることが出来るような作品を生み出せるよう、日々是精進していきたいと思います。いや、ここはあえて……。「Excelsior!」で!
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年は10月に「ソニックトゥーン ファイアー&アイス」が発売されました。皆さん楽しんでいただけてますでしょうか。今作はアクションゲームが苦手な方でも、従来のソニックが持つテンポの良いハイスピードアクションを気軽に楽しめるように追及した作品となっておりますので、まだの方や、どうしようとお悩みの方は是非、お手に取ってソニックのハイスピードアクションを体感していただければと思います。
さて、来年2017年ですが、新たに様々なモノを仕込んでいくタイミングとなり、色々と案を練っていきたいと思います。これからも皆様に楽しんでもらえるようなゲームを作っていきたいと思いますので、是非、楽しみにお待ちいただければと思います。
セガゲームス
セガゲームス取締役/「龍が如く」シリーズ総合監督
名越稔洋
代表作:「龍が如く」シリーズタイトル名:「PlayStation VR」
タイトルではないですが、先進的なゲームの遊び方の提供。という挑戦する姿勢に期待を込めて。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「君の名は。」
理由は……語れば一晩中でも語れますが、優れたシナリオを、実写映画的手法、アニメ的手法、それぞれを融合させた素晴らしい作品。熱く泣けました。作り手として大変勉強になりました。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
人物は特にないですね。逆に情報過多な時代の中で誰かが注目されても、あっという間にその主役が変わるという目まぐるしさに、年を追うごとに拍車がかかってきてるなぁ。という印象です。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年は「龍が如く6 命の詩。」をリリースして、龍が如くシリーズにひとつの節目を迎えることができました。10年以上、主人公を務めた桐生一馬の物語の終結には賛否両論あるかとも思います。とはいえ私自身、そしてスタッフ一同、こらからも最高に楽しんでもらえるコンテンツ作りを目指して頑張ってまいります。
それが桐生一馬への恩返しだとも思っています。そのうち、また違う何かを発表したいと考えています。ご期待ください。
セガゲームス
プロデューサー
林 誠司
代表作:「初音ミク -Project DIVA-」シリーズタイトル名:「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム」
VRという新しいテクノロジーに対するアプローチとして「女の子と親しくする」というのは一見とてもオーソドックスな方向性に思えますが、それを成立させるためにどれほどの工夫と試行錯誤が必要であったか、想像に難くありません。
我々もVRタイトルの開発に携わりましたが、その途中においては、取捨選択がシビアに求められました。我々が出来なかったこと(選ばなかったこと)が「サマーレッスン」では実現していたりして、色々な意味で刺激を受けました。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ガールズ&パンツァー」4DX版ですね。映画自体、素晴らしい出来でしたが、4DXで全く別のエンタテインメントに生まれ変わりました。映像よりも、そのシーンで身体が受けた加速度や衝撃の方が強く記憶に残るんですね。これは身体が感じた経験、すなわち「体験」です。似たようなことはVRでも感じました。「見た」という感覚よりも「いた」という体験ですね。映像や音響の質はもちろん大事ですが、それを伝えるデバイスに合った表現を突き詰めることの重要性も感じました。
(「ガールズ&パンツァー」4DX版は2016年2月公開)
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
元・横浜DeNAベイスターズの三浦大輔選手です。球界最年長で迎えたシーズンで、惜しくも勝利はならなかったのですが、準備を怠ることなく、常に向上心と責任感を持ってマウンドに立ち続けた姿は、あらゆる業種において、「仕事」に向かう態度のお手本になるものだと思います。引退試合も感動しました……。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2017年に向けては、VR市場の成長や、新しいゲームハードの登場に本当に期待しています。新しい時代が訪れる予感がしていて、一ゲームユーザーとしては、どんな「体験」ができるのか、今からワクワクしています。と、同時に、自分も「ワクワクさせる側」に居続けたいと思っております。
みなさんも新しい体験を恐れず、チャレンジし続けてください!
セガゲームス
「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサー
細山田水紀
代表作:「ぷよぷよクロニクル」「ぷよぷよ!!クエスト」「ぷよぷよテトリス」,「ぷよぷよ」シリーズタイトル名:「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」
ゲームソフトではなく、ゲーム機ではありますが、今年一番印象に残ったのはこれでした。30本のファミコンソフトがあらかじめ収録されていて、途中セーブができるという攻略のための機能もあり、テレビにつなげればすぐ遊べるというのは、昔遊んだ人も始めて遊ぶ人にもお勧めしやすい形で自分でもほしくなるし、プレゼントにもぴったりだと思いました。
過去にソニックシリーズの旧作を1本にまとめた「ソニックメガコレクションプラス」「ソニックジェムズコレクション」といったソフトを作っていたのですが、過去のゲームを忠実に再現して、1つにまとめるというのは結構大変だったので、こういう商品を見るとすぐに触ってみたくなり、細部の再現性を確認したくなります。定期的にこういった商品を作っていかないと旧作が最新の機材環境で遊べなくなるということも多々あるので、(作るのは大変ですが)ゲーム業界全体として旧作ゲームを遊べる状況を作るのも大事ではないかな? という風に思っています。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画でいえば、「君の名は。」となります。劇中で見たことのある景色が随所に出てくる所が、石田衣良さんの小説を読んでいるかのようなイメージですし、田舎出身の人であれば、田舎の風景に懐かしさを覚えることも多く、感情移入しやすかったように思います。
また、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が40周年を迎えた今年連載を終了しましたが、本当におつかれさまでした! 2020年には必ず会いたいなと願っています。(主に日暮さんの行方が気になるので。)
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
プロ野球チーム「広島東洋カープ」に注目していました。2016年のシーズンは、25年ぶりのセントラル・リーグ優勝を飾り、32年ぶりの日本一をかけて日本ハムファイターズと戦いましたが、惜しくも敗れてしまいました。
もともと、「ぷよぷよ」も広島に本社を置いていたコンパイルさんで誕生しましましたし、広島カープが前回優勝した1991年にファミリーコンピュータディスクシステムとMSX2で一作目が生まれたことから、何かしらのゆかりがあるなと感じながら応援していました。32年ぶりに日本一になれば、「テトリス」の誕生年(1984年)と同じだったので「ぷよぷよテトリス」ともゆかりがある点が何とも不思議だと感じています。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
ニンテンドー3DS「ぷよぷよクロニクル」は好評発売中です。パズルが苦手な方でも楽しめるつくりとなっているので、「ぷよぷよ」が初めての方にもぜひプレイして頂ければと思います。他にも、スマートフォン版「ぷよぷよ!!クエスト」では、リアルタイム対戦やマルチプレイを導入して、1人でも大人数でもいっしょにあそべるようになりました。また、基本プレイ無料の「ぷよぷよ!!クエスト アーケード」もゲームセンターで遊べますので、ぜひプレイして頂ければと思います。2017年1月中旬ごろに何かしら発表しようと考えておりますので、ぜひ一緒に盛り上げてもらえるとうれしいです。「ぷよぷよ」引き続き応援よろしくお願いします!
セガゲームス
「龍が如く6 命の詩。」チーフプロデューサー/脚本・演出
横山昌義
代表作:「龍が如く」シリーズタイトル名:「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム」
2年間に渡ってPlayStation VRを引っ張った番長的な存在感。色んな意味で日本の「今」が詰まっているタイトルだと思います。
<質問2>2016年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
NHK大河ドラマ「真田丸」にどっぷりハマった一年でした。龍が如くシリーズの歴代キャストも多く出演しており、エンケンさん(遠藤憲一さん)が出てくるたびに「うぉおお、杉内カッケー!」(「龍が如く4 伝説を継ぐもの」杉内順次役)とか叫びながら楽しませてもらいました。
<質問3>2016年に、個人的に注目した(している)人物
テニスの錦織 圭選手、オリンピック男子シングルス準々決勝が忘れられないですね。
<質問4>2017年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年は龍が如くスタジオ発足以来初となる「龍が如く 極」「龍が如く6 命の詩。」を1年に2本リリースすることになったこともあり、人生で最も長い年になった気がします。「桐生一馬伝説、最終章」を作り終えた今、2017年は「これから」に向けての一歩を踏み出す年かと思っています。今までとこれからを繋ぐ、新しい「龍が如く」の楽しみ方を提供できたらと、ぼやぁっと考えています。
- この記事のURL: