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【PR】ゲーマー向けブランド「Sound BlasterX」のUSBヘッドセット「H7」とUSBサウンドデバイス「G5」を詳細チェック。USB接続のメリットとは?
4Gamerでは先に,アナログ接続型ワイヤードヘッドセット「Sound BlasterX H5」の紹介記事をお届けしているが,一般に,USB接続のほうが簡単により高い音質を得られるとされているだけに,USB接続モデルに,より魅力を感じる人も少なくないだろう。今回4Gamerでは,Sound BlasterX H7と,Sound BlasterXにおけるもう1つのUSB接続モデルとなるUSBサウンドデバイス「Sound BlasterX G5」を入手できたので,まずは写真をメインに,両製品の特徴をチェックしてみたい。詳細な使用レポートは後日お伝えする予定だ。
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ハードウェア的には「USB接続版Sound BlasterX H5」だが,カスタマイズ性を増したSound BlasterX H7
だが結論から先に言うと,Sound BlasterX H7は,Sound BlasterX H5をUSB接続対応としたバリエーションモデル的な製品だ。もっとはっきり言うなら,ヘッドセット本体部における外観上の違いは,USB給電によってエンクロージャ部の「X」ロゴが光ることと,エンクロージャとヘッドバンドをつなぐアーム兼スライダーの色がSound BlasterX H5のステンレススチール地から,今回黒色塗装になっていること,そしてヘッドバンドの外側にSound BlasterXロゴのプリントが入ったことくらいである。
実際,音質や装着性を左右するスペックで,Sound BlasterX H7とSound BlasterX H5の間に違いはない。
搭載するスピーカードライバーは50mm径の「50mm FullSpectrum」。厚めのイヤーパッドと大きめのエンクロージャによって耳全体を覆う,いわゆるアラウンドイヤー型――サーカムオーラル型ともいう――である点や,耳に対して音がまっすぐ届くよう,バッフルをあらかじめ傾けた仕様になっている点も,これまでどおりだ。
取り外してメンテナンスできるタイプのイヤーパッドを外すと,バッフルの奥に50mm FullSpectrumドライバーの姿を確認できる |
左耳用のバッフルを下側から見たところ。装着時にスピーカードライバーが斜め後ろを向くような格好になっているのが分かる |
ちなみに,ロゴが新規にプリントされたヘッドバンドの厚みも,測ってみた限り同じで,実際,側圧に大きな違いはなかった。着脱式で,自由に設置できるブームマイクも同じものである。
その端子は,USB Micro-Bと4極の3.5mmミニピンの2つ。PCやPlayStation 4本体とはUSB,PlayStation 4のDUALSHOCK 4やスマートフォン,タブレットとは4極の3.5mmミニピンと,2本の付属ケーブルをつなぎ換えることによって,接続先を切り替えることとなる。
先の記事で,Sound BlasterX H5では「BlasterX Acoustic Engine Lite」というソフトウェアスイートが利用可能だと紹介した。BlasterX Acoustic Engine Liteは,ゲームのジャンルやゲームタイトルを選ぶと,それに最適だとCreativeが判断したエフェクト効果を利用できるという,非常に画期的なツールである。
きちんとした統計を取ったわけではないので,その点は注意してほしいが,少なくとも筆者の友人関係や4Gamer内の同僚を見渡す限り,ゲーマーはサウンド関連機能の細かな設定が苦手か,もしくはそういう設定にあまり興味がなく,せっかくサウンド関係のハードウェアを購入してソフトウェアを導入しても,とくに細かな設定を行うことなく使うケースが多い。せいぜいがバーチャルサラウンドサウンド機能の有効/無効切り替え程度で,下手をすると設定用ソフトウェアを導入しないままハードウェアだけ使うなんてケースもあったりする。
BlasterX Acoustic Engine Liteが画期的なのは,まさにそういう人達のために,複数の機能プリセットを「プロファイル」として用意してあることだ。そのためユーザーは,用意された「プロファイルから好みのものを選ぶだけで,豊富な機能を利用することができる。分からないから設定していない人や,面倒な作業抜きに「答え」が欲しい人にとって,これは大きなメリットになるだろう。
本製品で利用できる「BlasterX Acoustic Engine Pro」は,BlasterX Acoustic Engine Liteの全機能を利用できるのに加え,各プリセットの詳細項目をカスタマイズできるようにもなっているのだ。
それで飽き足らない場合に使えるのが「ACOUSTIC ENGINE」および「イコライザー」タブだ。ここでは今挙げた5つの機能を個別にオン/オフおよび適用量,および周波数帯域ごとの出力調整を行って,その結果をプロファイルタブで新規に登録できるようになっている。もちろん,腕に自信があるのなら,既存のプリセットを使うことなく,ゼロから設定を行うことも可能だ。
Scout Modeは,FPSやTPSなどにおける足音や跳弾の音など,「聞こえづらいが,聞こえると敵の位置などを把握しやすく,ゲームプレイが有利になる音」を強調するモードで,このタブでScout Modeの有効/無効切り替えに使うキーボードショートカットを設定できる。
ちなみにScout Modeは,特定のゲームジャンルではなく,3Dゲームに広く使える汎用プリセット的な存在だ。実際,BlasterX Acoustic Engine Proから設定できるプリセットとは排他なので,Scout Modeボタンは,BlasterX Acoustic Engine Pro/Liteが誕生する遙か前から存在する伝統のプリセットを呼び出すための専用項目という理解でいいと思う。
以上,そのスペックをまとめると,Sound BlasterX H7というヘッドセットは,Sound BlasterX H5のUSB接続型バリエーションモデルに,初心者からカスタマイズを楽しみたい人にまで対応できるソフトウェアスイートを追加したもの,といったところになるだろう。
Sound BlasterX H5との組み合わせで「完璧なゲーム環境」を目指すためのSound BlasterX G5
搭載する主要な部品は以下のとおりで,これはSound Blaster E5と同じ。オーディオ品質にこだわる人向け製品と同じレベルのハードウェアを,Sound BlasterX G5は採用しているわけである。
- DSP(Digital Signal Processor,ここではサウンドチップ的な意味):Creative製「SB-Axx1」
- D/Aコンバータ(Digital to Analog Converter,USB接続時にUSB経由のデジタル信号をアナログへ変換するチップ,出力音質の傾向を左右する):Cirrus Logic製「CS4398」
- ヘッドフォンアンプ(ヘッドフォンのスピーカードライバーを駆動するためのアンプ):Texas Instruments製「TPA6120A2」
Sound Blaster E5にあるポータブルアンプ機能(というか持ち運んで使うための内蔵バッテリー)と,ゲーム用途で必要性の乏しいBluetooth接続機能がSound BlasterX G5で省略されている……というのが,スペック表を見比べたときに最も分かりやすいところかもしれない。しかし,ゲーマーにとってより大きな違いは,本体手前側でボリュームノブを挟むように置いてある3.5mmミニピン端子が,Sound Blaster E5だと両方ともヘッドフォン出力なのに対し,Sound BlasterX G5だと,4極/3極両対応のヘッドセット/ヘッドフォン接続用とマイク入力用になっていることのほうだ。
さて,本体側面の2ボタンだが,この2ボタンが持つ用途を語るには,Sound BlasterX G5もBlasterX Acoustic Engine Proの利用が可能であることに触れねばならない。
ゲームをフルスクリーンで起動した後で「あ,BlasterX Acoustic Engine Pro(やBlasterX Acoustic Engine Lite)からプリセット選んでない」と思ったとき,通常であれば[Alt]+[Tab]キーを使ってタスク切り替えを行わなければならないが,Sound BlasterX G5なら手元でスマートに切り替えられる。3つあるスロットのうち1つに標準プロファイルを割り当てて,残る2つに普段プレイするジャンルのプロファイルを割り当てておいたりすると,ゲームの起動中や起動後に悠々とプロファイルを呼び出せるので便利だろう。
ちなみに,USB接続時であればこのプロファイルは利用できるため,Sound BlasterX G5であれば,PCだけでなく,PlayStation 4とのUSB接続にも,プロファイルの各種エフェクトを利用したり,切り替えたりできる。このことは押さえておきたい。
念のため,BlasterX Acoustic Engine Proを使いこなせるタイプの読者に向けて説明しておくと,標準のL(Low)側は32〜150Ω,もう一方のH(High)側は150〜600Ω仕様となっている。
確実に合格点を狙えるSound BlasterX H7と,やりようで100点を狙えるSound BlasterX G5
そもそも,ゲーマー向けヘッドセットになぜUSB接続モデル(というか広義のデジタル接続モデル)とアナログ接続モデルが存在するのか。歴史的な話はさておき,今日(こんにち)における理由を述べるなら,それは,前者には“落第”の恐れなしに手堅く合格ラインを超えていける簡単さがあり,後者にサウンド出力デバイスとの組み合わせ次第で音質面において100点を狙いにいける奥の深さがあるからだ。
またSound BlasterX G5のほうは,
冒頭でも紹介したとおり,音質や,実際に運用しての評価は後日お伝えしたいと考えているが,すでにSound BlsterX H5の評価は出ているので,それを前提に,いまの時点で手を出すのも十分にアリだろう。本稿がゲーマー向けサウンド環境向上の一助になれば幸いだ。
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