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[E3 2005#050]Mythicの「Imperator」はライトなSF MMORPG
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印刷2005/05/20 19:00

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[E3 2005#050]Mythicの「Imperator」はライトなSF MMORPG

 E3 2005初日に当たる5月18日(現地時間),Mythic Entertainmentのブースで,新作MMORPG「Imperator」のプレイアブルデモに触れ,Mythic Entertainment Vice President of DevelopmentのMatt Firor(マット・フィラー)氏に,ゲーム内容の基本的な解説を聞く機会を得た。
 この作品のアウトラインについては,当サイトの「こちら」の記事をはじめ何度か記事をお届けしているが,実際にプレイしてみるのは今回が初めてとなる。インタフェースやルール/システム面を中心に見ていくことにしよう。

 ゲームタイトルのImperator(インペレイター)とは,本来ラテン語"インペラトール"で,これは共和制ローマにおける執政官,それが兼務する軍隊の司令官を意味する。その題名が象徴するように,本作は共和制ローマをルーツとする国が,宇宙開拓時代まで繁栄を続けたという仮定に基づく,未来の世界を舞台としている。
 プレイヤーはローマの系譜に連なる覇権国家のエリートとして,4種類のクラス(標準/人工生命体/体力型/知性型)と4種類のProfession(職業。近接戦闘/射撃戦闘/メディック/エンジニア),そして男女の別を組み合わせてキャラクターを作成する。そして,この世界でローマに敵対するMayan(マヤ帝国の末裔)達と戦いを繰り広げる。
 プレイの内容は今のところ,PvP要素を含まず,Mayanのキャラクターやロボットを敵とするPvEに終始する。また,どのクラスも基本的にソロプレイが可能なように設計されている。同社の「Dark Age of Camelot」とかなり異なる,ライトな作品になる予定ということだ。



Mythic Entertainment Vice President of DevelopmentのMatt Firor氏
 プレイヤーキャラクターはレベル10に達するまで,ノービスエリアである"Terra Nova"で,背景世界の説明を兼ねた数々の"ミッション"と戦闘をこなすことにより,Professionに応じたスキルを身につけていく。ちなみにキャラクターレベルは100まで用意されている。
 レベルに合致したミッションが自動的に発生し,プレイヤーキャラクターごとに用意された「ミッションウインドウ」に追加されていくのが,本作の特徴というべきシステムだ。ミッションウインドウには,そのミッションの舞台となる場所も地図で示されるため,むやみやたらにマップ上をさまよい歩かなくても,テンポ良くミッションをこなしていける。
 戦闘は,まず敵をポイントし,次に習得済みのスキルのアイコンをクリックして(もちろんショートカットキーの利用も可能)攻撃を繰り出していくというシンプルなもの。ただし,スキルアイコンの利用はチャージ制になっており,一度攻撃すると,チャージがいっぱいになるまで再度の攻撃はできない。チャージの溜まり具合はアイコンの色で分かるため,すぐに慣れられるとは思うが,敵のレベルと自分のスキルをにらみ合わせながら,リズム良く攻撃を続けるのがコツのようだ。
 現時点ではあくまでデモ展示用のプレイアブルなので,戦闘時のマイキャラクターの向きが攻撃方向とややずれている,攻撃の発動がワンテンポ遅れるといった挙動の問題は残っているように思えたが,これらがブラッシュアップされていけば,敵をサクサクと倒していく,軽快な戦闘になることが想像できた。



 戦闘を重ねていくうちに,なぜMayanがローマの勢力範囲に攻め寄せてくるのかなど,ゲーム内の状況設定が徐々に明かされていく。さわりだけ書き添えておくと,Mayanはどうもローマの進んだ技術を手に入れるために攻撃を繰り返しており,65年間にもわたる紛争の背後にいる黒幕は,Mayanの科学者達であるらしい。そしてプレイヤーキャラクターは,レベル10に達して新しいスキルを身につけることで,それぞれの職業はさらに三つ程度に分化し,以降は職業ごとに別のストーリーを追っていくことになる。
 そのストーリーの舞台となるエリアは,老朽化した月面ステーションのLuna,荒れ果てた辺境のHades Prime,本国の首都であるローマなどさまざま。とくにローマでは,円形闘技場などローマ帝国時代の意匠を受け継ぎつつ発展した(という設定になっている),独特の外観の建物が多く見られ,なかなかに興味深い。
 そしてこれらエリアの設計は「広いところにポツポツと建物を配置するのでなく,必要かつ小さな範囲にいろいろ集まっている」のが特徴で,移動に多大な時間を費やす必要はない。あくまでプレイしやすいことを前提にデザインされている。



 自分の持っているスキルやキャラクターステータス,アイテムインベントリやミッションの一覧などは,画面下部に並んだ横長のボタンですべて確認/設定可能となっている。また,インベントリアイテムには大きさによる違いがなく,すべて1点1マスで収納されるなど,とにかくとっつきやすさを念頭に,シンプルな構造が心がけられているようだ。



 今後の開発日程としては,2006年の初めにβテストを開始し,同年6月には正式サービスに漕ぎ着けたいという。なお日本国内での展開については,現時点では未定であるものの,積極的に考えているという。
 考えてみれば,軽快なプレイが可能で,世界観がコンセプチュアルにデザインされているMMORPGはそう多くない。Dark age of Camelotで見せた同社のこだわりを,別のターゲットに向けて発揮してくれることを,大いに期待したい。(Guevarista)

  • 関連タイトル:

    Imperator

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