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[GC 2006#49]太平洋戦争の海空戦をたっぷりぜいたくに楽しめる「Battlestations Midway」
見た目がなんともゴージャスかつリアルなので,かなり本格的で難しそうなイメージを受ける人もいるかもしれないが,本作の魅力は「とにかくすべてが直感的で分かりやすい」こと。こんなに遊びやすくていいのかと恐縮してしまうほど,見た目とは裏腹に操りやすいゲームなのである。
プレイヤーが操作するのは,戦闘機,爆撃機,戦艦,巡洋艦,空母,潜水艦などなど,マップ上に存在している自軍の兵器すべて。もちろん航空機ならドッグファイトや対艦攻撃,戦艦や巡洋艦なら敵艦との砲撃戦や対空戦闘といった具合に,それぞれの兵器ならではのバトルが楽しめる。直接操作するアクティブ兵器は,いつでも切り替え可能だ。
とはいえ本作の真の魅力は,そういった「マップ上の全兵器」を駆使して,広大な戦場における「総合的な勝利」を目指すところにある。いろんな兵器を操れるわけだが,おのおのがただ目の前の敵を倒していくことを楽しむゲームではないのだ。
そこで重要になるのが,もう一つの要素「戦術画面」である。実はただの全体マップだが,ここで移動ルートや攻撃目標など,自軍の兵器への簡単な指示を設定できる。自軍全体を大まかに動かしつつ,とくに緻密な行動が必要な兵器を直接操作する,というのが本作の基本的なプレイスタイルだ。
巡洋艦で空母を守り,敵航空戦力を削ぎつつ島へにじり寄り,制空権を確保して爆撃機で格納庫を破壊する。あるいは空母と艦載機で敵を引き寄せておき,巡洋艦の艦砲射撃で格納庫を攻撃する……作戦内容は人それぞれだろうが,とにかく「それぞれの兵器がただがんばって敵を倒せばいい」というものではなく,きちんと作戦を立てる必要があるのだ。
ほどなく島の方向から複数の敵艦が現れ,こちらの巡洋艦と空母に攻撃を仕掛けてくる。と,ほぼ同時に敵航空機も飛来。ぼーっとしていると爆撃機はすぐ墜とされ,空母もやがて沈められる。前述したようにしっかり作戦を立て,さらに勝率を高めるため自ら兵器を操作して,個々の戦闘に勝利していく必要がある。
30分ほどのプレイでは結局,敗北を重ねるだけだったが,「ここをこうしてみたらどうだろう?」などと試行錯誤しているうちに少しずつ勝機が見えてくるあたりは,まさにストラテジーゲームである。
- 関連タイトル:
バトルステーションズ:ミッドウェイ 日本語版
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