直近の予定から将来の日本独自要素まで一気に発表！　「テイルズウィーバー」オフライン感謝祭レポート

　2月21日，ネクソンジャパンは，東京都港区品川のザ・グランドホールにて，MMORPG「テイルズウィーバー」のオフライン感謝祭を開催した。

　このイベントは，同タイトルがオープンβサービスの開始から5周年を迎えたことを記念して企画されたものだ。会場には，抽選で選ばれた350名のプレイヤー達が集まり，ネクソンジャパンのテイルズウィーバーチームから今後のアップデート内容が発表されたほか，ゲームミュージック演奏会やプレゼント抽選会が行われた。

　新情報の公開やお土産のグッズ詰め合わせなども配布され，充実した1日となったようだ。

動画を交えて公開された次期アップデートVer.4.55と5周年記念イベントの詳細

　最初にステージに上がったのは，ネクソンジャパン 事業本部第二事業室 マーケティング2チームの坂下智之氏と，同社運用部 第1運用室 運用2チームの保坂夕佳氏。両氏によって，近日アップデート予定のクライアント Ver.4.55の内容と，ゲーム内で開催される5周年記念イベントの概要が発表された。

●チャプター4
　既存のエピソード2から継続した流れで，4組に分かれた主人公達が，それぞれのルートに沿った物語を展開する。会場では，動画を交えてイスピン/ティチエル/ルシアンのルートを，7〜8分にわたって披露した。少々長めのプレゼンテーションだったが，内容的には全体の半分も紹介していないそうで，大きなネタバレにはなっていないとのこと。

●西遊記マップ
　既存の「龍泉郷」地域からつながる一連の新マップで，対象プレイヤーはレベル120〜210と，上級者向けに設定されている。西遊記にちなんだNPCとクエストが登場し，展開に沿って「沙悟浄ダンジョン」「猪八戒ダンジョン」「孫悟空ダンジョン」「牛魔王ダンジョン」を攻略することとなる。会場では，牛魔王を除く各ダンジョンにいるボスモンスターの動画が披露された。
　なお，ボス討伐の報酬である「封印玉」からは各種アイテムを得られるのだが，今回は防具系が多いとのこと。また，西遊記マップは1プレイヤーにつき基本的に1日1回しか挑戦できないが，ドロップアイテムか有料アイテムを使うことで何度でもプレイ可能となるとのこと。



●アトラクション（恐怖の家 グリッド）
　遊園地をモチーフとする「ブルーコーラル」に，アトラクション「恐怖の家 グリッド」が加わる。専用フィールドにて，チーム全員が死ぬことなくモンスターを規定数討伐すればクリアという内容で，難度に応じて5分/10分/20分の3コースが用意されている。クリア報酬として，コースに応じた「グリッドウィング」がもらえる。
　なお，このアトラクションでは，一度フィールドに入ると回復系スキルとポーションが使用不可となってしまうのだが，一部の料理は有効になるようだ。また，1プレイヤーにつき毎週月曜日に1回だけしかプレイできないという制限もある。
　会場では，先日実施された公開テストの動画が披露された。


●称号システム
　各プレイヤーの名誉/職位/業績などを示す，称号が登場。称号ごとにボーナス能力が設定されており，複数入手して一定の条件を満たすと，さらに追加能力を得られる。称号は，モンスターを倒して「名誉の証」を手に入れる，町から推薦される，レベルやスキルなどの能力を一定以上にするという3種類の方法が用意されている。また，イベントを介して入手できる称号もあるとのこと。


●5周年記念イベント

　5周年を記念した5大イベントが開催されることが発表された。

・EVENT 1「ゼリッピレンジャーを救え!!」（2月25日〜3月11日）
・EVENT 2「みんなでわいわい☆宝探しへゴー！ゴー！5!!？」（2月25日〜3月11日）
・EVENT 3「果報は寝て待て！5時間後のキセキ」（3月4日〜3月18日）
・EVENT 4「ドロシーのるんるんばるーん」「5周年記念スロットゲーム」（3月18日〜4月1日）
・EVENT 5「5周年イラストWebmoneyカード」「ゼリッピレンジャー？？？」プレゼント（3月18日〜4月1日）

　併せて，2月25日から，5周年記念ペット「松子」が限定販売される。これはプレイヤーの体力を回復してくれるもので，本作のペットとしては初の仕様だ。

初公開の「鬼哭城」など，Ver4.56以降は日本オリジナル要素満載！

　比較的，直近に行われるアップデート情報に引き続いて，坂下氏と保坂氏により，クライアント Ver.4.56以降の実装予定も初公開された。

●チャプター5
　主人公達が5組に分かれて物語を展開する。

●鬼哭の城
　鋭意開発中の日本オリジナルマップ。本作初の高低差のあるフィールドが登場する予定となっており，攻略にはこれまでと異なる戦術が必要かもしれない。

高低差を利用した攻撃をする敵も検討されているという

●シルバースカル
　従来の「ファイトクラブ」を改善した新コンテンツ。対戦方式に既存の1対1だけでなく，新たに複数対複数とチーム対チームを導入したほか，レベル帯に応じたマッチングやサーバーを越えた対戦が可能となる。

シルバースカルのマップ例

●新キャラクター イサックとアナイス
　前回のカンファレンスで発表された「イサック」が35歳（テイルズウィーバー最高齢）であること，サンスルリア女王の夫であることなど追加情報が公開された。


　また「アナイス」は二重人格で，人格に応じてグラフィックスが変化することなども発表された。誤解されがちだと前置きしつつ，リボン付きで陽気そうなほうが二重人格の「アナベル」で，リボンなしで無表情なほうが本来（？）のアナイスとのこと。


●日本オリジナルアイテム

来場者限定のプレゼントアイテム「惑星」

　日本オリジナルアイテムに関して，ラフスケッチから実際のアイテムに起こしていく過程の一部が公開された。また，実装は未定と断りを入れて，企画段階のアイテムの画像も紹介された。
　そのうち，坂下氏自身が企画を手がけた「惑星」は，当日会場に訪れたファン限定のプレゼントとなり，今後配布される予定はないとのこと。

ゼリッピレンジャーはこうして作られた

ユニークな新アイテムがいっぱい

ついに実現した生演奏会！　そしてデザイナー直筆イラストもプレゼント!!

　続いて，ゲームミュージック演奏会が行われた。これは，テイルズウィーバーで使用される音楽を，クラシカルバンドのVanillaMoodが生演奏するという内容。VanillaMoodは，弦楽器/管楽器/鍵盤楽器の変則構成で，クラシックを中心にさまざまなジャンルの楽曲をアレンジして演奏するバンドだ。

　当日演奏したのは「Apparition」「Beyond」など全5曲で，メンバーは「希望が持てるような，いい曲が多い」とコメント。また「Second Run」では中盤に大胆な転調を盛り込んでいたが，これはゲームにおける急激な場面転換を意識したアレンジとのことだった。また坂下氏は，音楽に定評のあるテイルズウィーバーだけに早く演奏会を実現したかったのだが，譜面を新たに起こさなければならないなど，クリアしなければならない事情があったと苦労話を披露。今回，ようやく実現できたと喜びを顕わにしていた。

デザイナー描き下ろしイラスト

　最後に行われたのは，プレゼント抽選会だ。
　本作のキャラクターデザイナー直筆の5周年記念イラストが3名に手渡されたほか，ブックカバーやフィギュアなどが100名ずつという大盤振る舞いで放出され，来場者の大半にプレゼントされた。

　保坂氏，坂下氏は「今後ともテイルズウィーバーをよろしくお願いします」と挨拶し，イベントを締め括った。

イスピンフィギュアとクロエティーカップ