「アルテイル」のGPコアエッジ，4月1日をもってゲームポットに吸収合併

　「アルテイル 〜神々の世界『ラヴァート』年代記」などを開発/運営するGPコアエッジは，オンラインゲーム事業強化などを目指し，2011年4月1日をもってゲームポットと合併することを発表した。

　GPコアエッジは，カードゲーム「アルテイル」と，それと同様なシステムで作られたカードゲーム群でお馴染みの会社である。Flashを使ったゲームシステムでブラウザゲームの先鞭をつけていた同社だが，昨今の爆発的なブラウザゲームブームには乗り損ねていた感はあった。モバゲーに参入したり，MSNゲームとして「アルテイル」「アルテイル2」を提供するなど，自社コンテンツの多角化を図りつつあるが，このたび，オンラインゲーム事業の強化ならびに経営資源の一層の効率化を図ることを目的にゲームポットに吸収合併され，ゲームポットはGPコアエッジの権利義務及び財産の全部を承継することとなった。

　ゲームポットは，元々GPコアエッジの親会社の位置にあり，かねてよりアルテイルのチャネリングなども行っている。これが一体化することでより効率的な運営なども期待できるようになると思われる。
　ゲームポット自体が現在ではソネット傘下の企業となっているのだが，今後も引き続き，ソネットグループでのオンラインゲーム部門の一角を担うことになる。ソネットによる第3四半期の決算では，オンラインゲームの売り上げが当初予定を下回ったと明記されていたため，ゲームポット自体も組織強化・効率化の必要を感じているのかもしれない。

　この合併によるプレイヤーへの影響は不明だが，過去の同種の合併での多くの実例からして，チャネリングなどを含めてプレイヤーにはほとんど影響は出ないものと思われる。
　ブラウザゲーム開発力のあるGPコアエッジを直接取り込んだことにより，ゲームポットのゲーム戦略も変わってくるかもしれない。今後の動向に注目しよう。

GPコアエッジプレスリリース

http://www.core-edge.jp/releases/pdf/110316_01.pdf