コーエーの人気シリーズ最新作，「三國志X」の最新情報＆素材を入手したので，早速紹介しよう。

　三國志Xは，小説「三国志演義」を題材にしたストラテジーゲーム。2〜3世紀ごろの中国大陸を舞台に，曹操や劉備，孫権といった英雄達が覇を競った模様が描かれている。
　シリーズ10作めとなる本作の主な特徴は，当サイトでの第一報「こちら」や第二報「こちら」で紹介したので，確認してほしい。

　さて今回入手した新情報は……，まず，残念な話から。発売日が，今春から今夏へと変更された。
　1月の発表以降この4月までほとんど新しい情報がなかったことから，発売延期を予想していた人も多いだろうが，あらためて事実として発表されると，やはり残念。しかも相変わらず"季節"での発表であり，具体的な日付は分からずじまい。
　まぁ，日付まで発表されていて延期されたら，それはそれでショックも大きいので，しばらくは「まだまだ先だ」くらいに考えて待つとしよう。

戦争が「戦闘」と「戦役」に分かれているのは以前お伝えしたとおり。戦闘はさらに，都市以外で戦う"野戦"（写真左），都市で戦う"城門戦"（写真中央），城門戦後に行われる"市街戦"（写真右）の三つに分かれる

本作の目玉の一つ「舌戦」。道理，利害，威圧といったコマンドを使って戦うようだ

　これ以外の新情報は，……大きいものはこれといってなし。今回掲載した新画像から推し量っていただきたい。
　ただ細かい情報はパラパラと聞こえてきていて，例えば本作はシングルプレイ専用になるとか，BGMは37曲（作曲：池頼広氏）ということが発表されている。
　もう一つ，各武将は経験を積んだり，友好武将から教えてもらったりすることで，さまざまな「特技」を習得できることが発表された。まぁ従来作にも同じような要素があったので，シリーズファンなら大体想像できるとは思うが，"農業"や"技術"といった内政関連のもの，"突撃"や"奇襲"といった戦闘系のものなど，40種類以上用意されているようだ。
　「VII」や「VIII」と同様に全武将プレイシステムである本作にとって，武将の個性化はとくに重要な問題。この特技が個性化にどれだけ貢献するか，期待したい。

左から，移動画面（中原），戦役画面，都市画面（西北）

左から，依頼達成（ごろつき退治），一騎討ち（呂布の螺旋突き），連環の計（董卓視点）

　今回の情報の出具合を見る限り，やはり，まだまだ発売は遠い感じだ。そういえば「大航海時代 Online」も，2003年11月の電撃発表以来，ぷっつりと情報が途絶えている。とはいえ，なんとなくもうすぐ続報をお届けできる気がする（？）ので，こちらもお楽しみに。（Iwahama）

→「三國志X」の記事一覧は，「こちら」

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※画面は開発中のものです