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発売日まであとひと月ちょっと「三國志X」最新情報#2 舌戦編 | - 2004/05/24 00:00 |
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■舌戦:知将達の晴れ舞台は,プレイヤーも頭脳の見せどころだ 舌戦とは,いわば"知将達が繰り広げる,言葉のみを使った一騎討ち"。外交時や敵都市への潜入時に発生し,この舌戦に勝利することで,状況を好転できるのである。例えば外交で一度要求を突き返されたとしても,舌戦に持ち込み勝利することで,その要求を呑ませることも可能になる。 それでは,その細かい部分を順番に見ていこう。 右の画像は,以前に掲載したものと同じ画像だが,まずはこれを使って簡単に画面の説明をしておこう。 左上の武将(ここでは周瑜)が,プレイヤーが担当している武将だ。顔グラフィックスの下に,能力値と「論客」「強弁家」「説客」「縦横家」の四つが表示されている。これは舌戦に関係する四つの"特技"(#3で詳しく解説する)で,持っている特技によって舌戦で使えるコマンドが変わってくるのだ。ここで説客がグレーアウトしているのは,周瑜がこの特技を身につけていないことを表している。画面右に表示されている相手武将(ここでは諸葛亮)は,四つの特技すべてをもつ強敵だと分かる。 担当武将の能力部分の下に縦に並んでいる,「道理6」「情義5」「反論」というのが,実際に舌戦で使用するコマンドだ。担当武将の能力/特技によって内容やコマンド数が変わる。 画面中央,二人の立っている橋に沿って描かれた青/赤の緩やかな曲線は,"心理バー"という。直感的に分かると思うが,画像の場面は諸葛亮が周瑜をかなり追い込めている状態を表している。プレイヤーは,各種コマンドやコンボ(後述)をうまく使い,担当武将側である"青"のバーを右端まで伸ばすことを目指すわけだ。逆に左端まで押し込まれると,負けとなる。 画面右下,三目並べの盤かビンゴゲームのカードに似た部分は,見たまんま,"盤"と呼ばれる。これはそのターンに使用したコマンドが表示される(表示されない場合もある。詳しくは後述する)もので,コンボの判定にも使われる。また右上の文字(ここでは「小」。「大」にもなる)は,そのターンのルールを示す。 ●舌戦の流れ 舌戦は,ターン制で進行する。両武将とも,1回のターンにつき一つのコマンドを出せ,お互いが出したコマンドの種類や強さによって,そのターンの勝敗が決まる。勝ったほうは,心理バーを相手側に伸ばすことができるのだ(コマンドによっては,心理バーが動かずに特殊効果のみ発揮する場合もある)。 基本的には上記の繰り返しで"押し合う"わけだが,もう一つ重要な要素があり,それが"コンボ"である。 お互いにコマンドを出してターンごとの勝敗が決まったあと,出されたコマンドが"基本コマンド"か"補助コマンド"(どちらも詳細は後述)だった場合,勝者,敗者の順で盤にそのコマンドが"流れる"。流れる場所は,コマンドの数字と同じ場所だ。流れたコマンドが盤上で特定の並びになるとコンボが発生し,それによって心理バーが変動する。 コンボの判定が終わると,両武将にコマンドが補充され,ターン終了。その時点で勝敗が付いていなければ,次のターンに移る。ターン数に制限はないので,どちらかが相手を押し込むまでこの戦いは続く。 ●舌戦コマンド 舌戦で使用するコマンドは,大きく分けて「基本コマンド」「補助コマンド」「攻撃コマンド」「自動コマンド」「特殊コマンド」の5タイプで,計13種類。ただし全武将がこの13種類すべてを使えるわけではなく,一部は武将の特技によって制限がある。 <基本コマンド> 基本コマンドは,「道理」「利害」「情義」の3種。その名の通り,最も基本的なコマンドだ。 このコマンドを出したとき,相手武将も基本コマンドか補助コマンドを出した場合は,その数字によって勝敗が決まる(盤の右上の文字が「大」のときは数字の大きいほうが勝利,「小」のときは数字の小さいほうが勝利)。 また,相手武将が攻撃コマンドを出せば無条件で負け,場合によってはコマンドが消滅する(つまり盤に流れなくなる)。逆に相手武将が自動/特殊コマンドを出せば,無条件で勝ちとなる。 盤に流れると,その盤上でのコマンドの並びによってはコンボが発生する。具体的には,3種のうちのどれか一つだけで一列に三つ並ぶと("道理・道理・道理"など),心理バーを相手側にかなり押し込める。また3種の基本コマンドが一つずつ一列に並んでもコンボが発生し("道理・情義・利害"など),この場合は心理バーが自分側に動いてしまう。 コンボが発生したあと,関係する基本コマンドはすべて消滅する。 <補助コマンド> 「集中」「威圧」の2種。基本コマンドに振るまいが似ているが,こちらは盤に流れて初めて効果を発揮するコマンドだ。 このコマンドを出したとき,相手武将が基本コマンドか補助コマンドを出した場合は,その数字によって勝敗が決まる(盤の右上の文字が「大」のときは数字の大きいほうが勝利,「小」のときは数字の小さいほうが勝利)。ただし勝利しても心理バーに影響しない。数字が同じなら引き分けだ(心理バーに影響なし)。 そして相手武将が攻撃コマンドを出せば無条件で負け,場合によってはコマンドが消滅する(つまり盤に流れなくなる)。また相手武将が自動/特殊コマンドを出せば,無条件で勝ちとなるが,この場合も心理バーには影響しない。 勝敗の決まったあと,コマンドが盤上に流れてからが,補助コマンドの本領発揮だ。補助コマンドにはコンボはなく,単体でも盤上にあるだけで効果を発揮する。 「集中」が盤上にあると,次のターンから基本コマンドの攻撃力が上がり,「威圧」が盤上にあると,次のターンから毎ターン少しずつ心理バーを相手側に押せる。 またこれらの補助コマンドは,盤上に二つあれば効果が2倍に,三つあれば3倍になる。盤上にある補助コマンドを消すには,そのコマンドと同じ数字の基本/補助コマンドを流すことで,盤のその数字の場所に"上書き"するしかない。 <攻撃コマンド> 「揚足」「論破」「挑発」「面罵」の4種がある。ほとんどの場合,無条件で相手コマンドに勝利できるコマンドだ。 相手の出したコマンドが攻撃コマンド以外だった場合は,無条件で勝利する。そのときこちらのコマンドが「論破」「挑発」「面罵」のいずれかであれば,相手の出したコマンドを消滅させる。消滅したコマンドは,当然流れたり,何かしらの効果を発揮したりできなくなる。 また同じ攻撃コマンドでも面罵>挑発>論破>揚足という順にランク付けがあり,相手も攻撃コマンドを出してきた場合は,このランクの高いほう(左のほう)が勝ちとなる。同じコマンドなら当然引き分けだ。 では面罵は無敵かというとそうでもなくて,相手の手持ちに自動コマンドがある場合(そのターンで場に出していれば無効),そのときのお互いの出したコマンドに関係なく,すべての攻撃コマンドは阻止されるか,あるいはその攻撃コマンド出した武将本人に跳ね返ってくる。 なお攻撃コマンドは,盤に流れない。 <自動コマンド> 「抗弁」「反論」の2種類。基本的に攻撃能力はなく,持っていることで相手の攻撃コマンドに対して防御するためのコマンド。「抗弁」は相手の攻撃コマンドを無効化し,「反論」は相手の攻撃コマンドを跳ね返すことができる。 ただしこれらの効果は場に出した場合は発揮されず,また相手も自動コマンドを出したとき以外は,無条件に負けになる。どちらも自動コマンドを出せば,相殺されどちらのコマンドも消滅する。 つまり場に出した場合はどうやっても"勝ち"はないわけだが,では自動コマンドは出すべきではないのかというと,実はそうでもない。自動コマンドを出した場合,その勝敗に関係なく,相手の攻撃コマンドか自動コマンドでの相殺で消滅さえしていなければ,相手武将の手持ちにあるすべての自動コマンドを破壊できる。 あらかじめ相手の自動コマンドをすべて破壊し,続けて攻撃コマンドを使う……という戦い方も有効だろう。 なお自動コマンドも,盤に流れない。 <特殊コマンド> 「惑乱」「再考」の2種類。名前の通り特殊なコマンドで,自動コマンドと同様に場に出しても勝ちはなく,攻撃コマンドによって消滅されない限り,勝敗決定後に効果を発揮する。 「惑乱」が発動すると,盤上のすべてのコマンドがランダムに再配置される。その結果コンボが発生することもあるだろう。「再考」が発動すると,手持ちのコマンドをすべて取り替えられる。 この特殊コマンドも,盤に流れない。 以上,舌戦についてお伝えした。残す「特技」については,#3で。(Iwahama) →「三國志X」のスクリーンショット集は,「こちら」 →「三國志X」最新情報#1は「こちら」,#3は「こちら」 →「三國志X」の記事一覧は,「こちら」 © KOEI Co., Ltd. ※画面は開発中のものです |
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