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[AOGC2007#08]「真・三國無双BB」,正式サービス開始から3か月時点でのプレイヤー動向は?
■オンラインゲーム未経験者はグラフィックスを重視
これは,オンラインゲーム経験者と未経験者を分けてアンケートを行い,ゲームの「総合的な評価」と,「グラフィック」「サウンド」「操作性」といった各項目との相関関係を取ったものだ。両群とも,「総合的な評価」の「内容」との相関が最も高いのは当然とも思えるが,各項目で見ると,オンラインゲーム経験者は「特務」(クエスト)とその内容について,未経験者は「グラフィック」や「イベント」といった項目との相関関係が高くなっている。こうした傾向は,これまでも経験的に肌で感じることはあったものの,アンケート結果による数値として示したことには大きな意味があるといえる。
■平均ログイン日数は17日/月,一ログインで5回程度の出撃
課金に関するプレイヤー動向についても,若干触れておきたい。まず,本作を「未プレイ」もしくは「休止」中の人を対象に行った,本作を「継続してプレイするために支払ってもよい金額」についてのアンケート結果では,「未プレイ」群では月額「500円以下」と「501円〜1000円」を合わせて,全体の60%を超えている。「休止」群でも,この二つの合計で全体の50%を超えており,プレイヤー側のかなりシビアな金銭感覚が反映されている。「未プレイ」もしくは「休止」中のプレイヤーが,複数のゲームを経験していることは前提となるが,他社がサービスするタイトルとの価格比較が念頭に置かれている可能性はある。
では,プレイヤーの実際のARPU(月顧客単価)がどうなっているかというと,正式サービスが開始された2006年11月から2007年1月までの3か月間,2250円程度でほぼ横ばいで,これは前回のインタビューで栗原氏が語ったことでもある。これは,無双軍檄を月に約90ポイント消費したということになり,単純計算では,一日に3回程度のプレイ(出撃)になる。とはいえ,プレイヤーは毎日ログインしているわけではない。
そこで次に,プレイヤーのログイン頻度が示された。栗原氏によると,プレイヤーの1か月間の平均ログイン日数は17日程度とのことで,1か月間で消費される無双軍檄90ポイントをこの日数で割ると,一回のログインにつき5.3回程度の出撃回数になるとのことだった。
しかし今回のデータは,正式サービス開始から3か月時点での,プレイヤーの生の声であり,月額課金+従量課金というビジネスモデルにおけるプレイヤー動向は,これまでに定常的なデータの蓄積がなされていないだけに貴重なものだ。今後もデータ収集を継続することに期待すると共に,(公表されることがあれば)その推移についても注目したい。(ginger)
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真・三國無双 Online Z
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