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ジェネラル・サポートの「空母戦記2」,発売予定が今年の3月上旬に
新たな発売予定は2005年3月上旬で,正式な発売日は近日中に確定できるとのこと。完成に向けて作業の見通しがついたということだと思われるが,せっかくの機会なので,開発の進捗を示す初公開の画面を5点ほど紹介したい。
まず,艦隊による海戦画面(右上)から。空母機動部隊同士の衝突が核となる本作では,艦隊は単縦陣でなく輪形陣を基本隊形とし,砲撃や雷撃はアニメーションで演出される。アニメーション表示がスキップできる仕様なのも,ストイックなミリタリーストラテジーらしい作りだ。輪形陣に配置される各艦船のグラフィックスは,損害の程度によって通常・小破・中破・大破の4段階に変化する。
次に艦隊データ画面(下段・左上)。「空母戦記2」における艦隊は最大24隻の艦船で構成され,それぞれ輪形陣の中央・A・B・C・Dの各エリアに配置される。今回の画面は初期設定のままの表示になっており,エリアの境界が示されていないが,各エリアの位置関係については以前当サイトの「こちら」で掲載した画面のとおり,艦隊針路から見て前左右・後ろ左右で90度ずつに分割されている。艦船の配置は水上戦時の対艦攻撃力や,とくに対空砲火の密度に大きな影響を与えることだろう。
さらに空母戦らしいのが索敵画面(下段・右上)だ。艦隊の全周360度を16分割した扇状索敵が想定されており,索敵機はそれぞれの担当角度に従って母艦の周囲を哨戒するのだが,本作ではさらに雲の下にいる敵を見落としたり,敵の編成を間違って報告したりといったアクシデント要素も再現されているとのこと。
潜水艦戦(下段・左下)も,通常の戦闘と同様に輪形陣を基本に戦闘解決が行われる。通常輪形陣の外周に配置される駆逐艦/軽巡洋艦は対潜ピケット艦としての役割も兼ねているし,対潜索敵/攻撃には空母艦載機が活躍するので,これもしかるべき抽象化手法といえよう。ちなみに潜水艦側のデータとしては,潜航深度や艦首/艦尾発射管門数が再現されており,それぞれ戦闘に影響を与えるらしい。
最後に艦載機の装備変更画面(下段・右下)だ。艦載機も基地航空隊もこうした画面で武装を変更できるが,ポイントは画面中央下付近にある「全機基本装備」「全機爆装(戦除)」といったボタンである。これらは前作「空母戦記」(PC-98版)には無かった要素で,これにより「戦闘機は標準装備,爆撃機は爆撃装備」といった任務ごとの一括装備変更が可能になった。地味ではあるが操作性を確実に向上させる工夫といえよう。
第二次世界大戦の空母戦という題材,プロット(事前入力)/適用方式のストイックなゲームシステムと,今や間違いなく貴重なポジションにいる本作。開発の順調な進展をぜひとも期待したい。(Guevarista)
「空母戦記2」
→公式サイトは「こちら」
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