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「エイジ オブ エンパイア III」日本語版は2006年1月27日発売 オリジナル サウンドトラックがもらえる予約キャンペーン実施
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印刷2005/12/12 12:07

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「エイジ オブ エンパイア III」日本語版は2006年1月27日発売 オリジナル サウンドトラックがもらえる予約キャンペーン実施

 2005年で最も話題のRTS,「Age of Empires III」の日本語版「マイクロソフト エイジ オブ エンパイア III」(以下,AoE3)の発売日が,2006年1月27日に決定した。価格9400円(税別)。

 いまさら説明の必要もないだろうが,本作は,1997年に1作目が発売され,世界的大ヒットを記録したAge of Empiresシリーズの最新作。RTS(だけに限らないが)最高峰のグラフィックスと,ホームシティシステムなど独特のゲームシステムを特徴としており,「超大作」と言っても過言でないほどの注目タイトルである。
 AoE3の舞台となる年代は,15世紀から19世紀中頃まで。いわゆる大航海時代後期から始まり,植民地時代,産業革命/帝国主義時代にまたがった時代背景をベースとしており,さらに列強各国による「アメリカ大陸への進出」というものを,作品の大きなテーマとして扱っている。



 さて,今やMicrosoftの代表作でありRTSの巨頭でもあるAoEシリーズだが,あらためて本作の概要を軽く説明しておくと,資源を集めて国(町)を発展させながら,軍隊を組織して敵と戦うRTSだ。リアルタイムならではのスリリングなゲーム展開はもちろんのこと,「時代」という概念があるのも本シリーズの大きな特徴。簡単に説明すると,時代の進化には多くの資源が必要だが,相手に先んじて時代を進化させると,より強力なユニットやテクノロジーが扱えて有利になれるというゲームシステムのこと。資源を軍隊に回して「今」攻めるか,はたまた進化を優先して「後」で攻めるか……時代をめぐるその駆け引きが,本シリーズにおけるゲーム性の大きな柱となっているのである。
 ちなみに,いまとなってはRTSの基本ルールの一つともいえる「進化/時代」という概念は,もともとターン制ストラテジー「Civilization」で生まれたものだが,これを最初にRTSに持ち込んだのが初代Age of Empiresであり,当時(1997年)画期的なシステムとして大いに評価された。



 また軽く前述したが,本作では「ホームシティシステム」という独特のゲームシステムを搭載している点が大きな特徴となっている。これは,アメリカ大陸を舞台にした本作ならではの要素で,「本国からの輸送物資/援軍」を使って,ゲームを有利に進められるというもの。
 ゲーム中ではこの輸送能力を「カード」として表現しており,いろいろな種類のカードを組み合わせて「デッキ」を組んでいくことで,同じ国家同士でもまったく違った戦略を組み立てられる。また,このホームシティにはレベルの概念があり,遊べば遊ぶほどレベルが上がっていき,レベルが一定まで上がると新しいカードを入手できるという仕組みになっている。
 つまり,RTSながらもちょっとした成長要素が付加されているわけだが,これがなかなか(地味に?)面白い。カード取得の制限解除(高レベル専用のカードがあるのだ)となるレベル25前後まではとりあえず上げたいと思わせるあたりは,やはりツボを押さえた作りだと感心させられるところだ。



 ともあれ,Age of Empiresは日本でも人気の高いシリーズだけに,日本語版の発売を心待ちにしている人も少なくないと思うが,その発売日が年明け……しかも冬休みシーズンを超えてしまうというのは,正直なところ残念だ。前作に比べて膨大に増えたテキスト/音声のローカライズ作業を考えると「致し方なし」と思えなくもないが,やはりユーザー的な観点では,「年末に遊びたい」というのが本心になるだろう。
 ただ,そのマイナスをフォローする意味があってかどうかは分からないが,日本語版の発売に際して,「エイジ オブ エンパイア III オリジナル サウンドトラック」がもらえるという「早期予約キャンペーン」が実施される。
 内容は読んで字のごとくだが,勇壮な本作のBGMをフルオーケストラ(ノースウエスト シンフォニア演奏)で聴けるのは,素直に嬉しいところ。キャンペーンの対象期間は,2005年12月12日から2006年1月19日までで,公式サイトの特設ページに掲載されているキャンペーン対象店舗で順次開始されていく。なお,サントラCDが無くなり次第終了とのことだ。該当する店舗で予約をした人には,発売後に製品と一緒にサントラCDが配送される。
 ちなみにサントラの内容自体は,米国で発売されている「Age of Empires III: SOUNDTRACK」(15ドル相当)と同じである模様。本作を購入しようと思っている人は,今のうちに予約しておいたほうが良いだろう(今のところ,国内でこのサントラが発売される見込みはないようだ)。



 とにかく,本作の発売日まで後一か月ちょっと。年をまたいでしまうとはいえ,国内におけるRTSの“本命”を楽しめるのはもうすぐだ。シリーズファンはもちろんのこと,初めてRTSというジャンルに触れるという人にも,この「エイジ オブ エンパイア III 」をお勧めしたい。(TAITAI)

  • 関連タイトル:

    マイクロソフト エイジ オブ エンパイア III

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