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パワードールの入門編? 工画堂「ブルーフロウ」のゲーム内容
当サイトではまだ詳しく触れていなかったので,あらためてこの作品の性格について確認しておこう。公式サイトの[ゲーム概要]のページでは,「パワードールの入門的タイトルを作ろう」という趣旨で開発がスタートしたことが明確に述べられている。"いるかさんちーむ"の作品だけに「羅刹」(らせつ)シリーズのコンセプトを受け継いだ作品になるだろうという観測も一部で流れていたが,これは明確に否定された形だ。
そうした趣旨を受けて「パワードールと同じテーマから出発し,パワードールではないものを作る」という方法を採ったことも,同様に公式サイトで明言されている。すなわち,パワードールが軍事/政治モノとしての「リアリティ」を重視して,登場人物によるドラマ性などをあえて排除してきたのと異なり,ブルーフロウはパワードールを遊び,パワードールで育ったスタッフ達が獲得した感覚,「肌触り」や「温度」をゲーム世界の基準として,成り立つ作品になるという。
公式サイトではこのほか,登場キャラクターや主題歌についても確認できるが,ゲーマーにとっては今回オープンした[進行説明]のページの内容が,最も気になる話題だろう。
「ミッションブリーフィング」「戦術」「結果報告」といった,パワードールシリーズでおなじみのパート構成に,新しく「インターミッション」というドラマパートが追加されたこと,戦術パートに「クイックスタート」設定が追加されたことが,ブルーフロウのコンセプト上重要なポイントになる。
インターミッションは,キャラクターの立ち絵,キャラクターボイス,テキストで会話が進む"読み物"で,主人公の置かれた状況やキャラクター同士の交流が描かれるが,選択肢によって物語が変化するアドベンチャー的要素もあるらしい。
戦術パートのクイックスタート設定とは,いわば機体や武装,パイロットのプリセット設定であり,これを使えばボタン一つですぐ戦闘に入れるようだ。もちろん,これを使わずに旧来のパワードールシリーズと同じく,自分で武装を考えていくことも可能となっている。
このほか戦術パートについては,マップ/ユニットの表示や,機体単位だけでなく「小隊」単位でも操作できるらしいことが,画面入りで説明されている。また,作戦の内容は敵の掃討といった単純なものから,脱出・友軍の援護・資材の奪取など多岐に渡り,成功条件は途中で変化することもあるという。
なお,ゲームに登場する戦闘ロボット「ローダー」についての説明などは,今後追加されていく予定のようだ。本作が気になっている人はぜひ公式サイトを訪れてみよう。(Guevarista)
「ブルーフロウ 〜Blue Flow」
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(C)2005 KOGADO STUDIO,INC.
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