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印刷2010/12/18 12:00

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【PR】「HELLGATE」なら,同じクラスでも育成方針&装備次第で遊び方は十人十色

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 ハンビットユビキタスエンターテインメントが運営するオンラインRPG「HELLGATE」は,11月26日に無事正式サービスがスタート。年末年始の連休に向けて,現在も大きな賑わいを見せている
 クローズドβテストの開始から数えると,すでに1か月以上,本作でプレイしている人も多いだろう。中には,「拠点防衛戦」や「追憶の神殿」といった難関ミッションをクリアしている人や,正式サービスの開始と同時に実装された,新たな高難易度ステージ「Abyss」に挑戦しつつ,終わりのないトレジャーハンティングにせっせと精を出している人だっているかもしれない。
 とはいえ,そこまでコアに遊びつくしている人の数は,まだほんの一握りというのが実際のところだろう。多くのプレイヤーは,始めたばかりか,HELLGATEの楽しみ方をある程度理解できたという段階ではないだろうか。

 HELLGATEというゲームが人気を博しているのは,モンスターがドロップする無数のアイテムの中から価値の高いものを収集するトレジャーハンティング要素を核に,限りなく存在する装備のバリエーション,育て方や装備で異なる傾向に育てられるキャラクターメイキングなど,非常に豊かで幅広いプレイが可能になっているからこそ。つまり,プレイヤー一人一人が,自分の理想をどこまでも追いかけていくことのできるゲームなのだ。

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 また,HELLGATEでは,必ずしもレベルが高い装備品やスキル,あるいはオプションが多数付いた装備品が強いというわけではない。自分が目指すキャラクター像に向けて,各要素を一致させていくことが何より重要だ。
 新たな装備品やスキルに目を奪われ,このあたりのバランスが崩れてしまうと,以前よりも弱くなってしまうことだってありうる。そんな幅広く,奥深い仕組みをきちんと把握しきらないことには,「HELLGATEはだいたい遊び切った!」とはいえないだろう。
 さらに,前回紹介したように,パーティプレイ時にほかのプレイヤーのキャラクターや,装備品などを参考にしてみると,まだまだ未知の楽しみ方を発見できるはず。これもまた,本作の大きな魅力である。

 そこで今回は,筆者がメインでプレイしているマークスマンを中心に,同じクラスでどれだけ幅のあるプレイが可能かを紹介したい。
 すでにHELLGATEをプレイしているが,自分の理想とする育成方針が組めなかったり,スキルの習得に迷ったり,装備品の調整や組み合わせに難儀している……というような人がいたら,これを参考に,時には遊び方をがらっと変えてみて,また新鮮な気持ちで本作に挑んでいただきたい。

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すべてはスキルポイントの振り方次第

自分なりのビルドで「一芸特化」のキャラを作ろう


 HELLGATEでは,レベルアップ時にスキルポイントが得られる。その割り振り方次第で,同じクラスのキャラクターでも異なった育ち方をしていき,結果,プレイヤー各々の個性が出せるようになっている。
 こうしたキャラクター育成の方向付けのことを本作では「ビルド」と呼ぶのだが,本作におけるビルドの幅広さは,ちょっとほかのゲームには類を見ないほど。なんせ,ビルドの方向性を変えただけで,それまでとはまた一味違ったゲームを体験できてしまうのだ。

スキルによっては,下位のスキルをある程度育成していることが取得条件になっているものもある。目標とするプレイに不可欠なスキルを集めるためには,計画的な育成が必要だ
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 以下は,筆者がメインでプレイしているクラス「マークスマン」のビルド例だ。
 マークスマンといえば,銃器を専門に扱う職であり,マシンガンのような銃を乱射しているキャラというイメージが強いかもしれないが,実はそれすらもビルド次第である。
 もちろん,ここで紹介するのは,あくまでも一例だが,マークスマン以外のクラスを使っている人も,ビルド次第でゲームが変わるということを感じ取ってほしい。


●グレネード&爆撃で範囲攻撃重視ビルド

 まずは,山盛りで襲いかかってくるモンスターを,まとめて焼き尽くす快感が魅力的な,範囲攻撃重視のビルドから。このビルドは,最序盤から長い間安定して運用していけるのが特徴だ。
 基本的には,序盤から「フレイムグレネード」「ナパームストライク」のスキルを育てていき,そのほかの爆撃スキルが取得可能なレベルになったら,そちらにスキルポイントを振っていく形になる。
 フレイムグレネードは,ゲーム開始段階で所持している状態(1/10)で,2/10へのアップも即座に可能ではあるのだが,そのまま3/10にしようとすると取得時のレベル制限に引っかかり,スキルポイントが余ってしまう。
 普通は,そこでつい適当なスキルにポイントを使いたくなるところだが,ここはあえて使わずに温存しておき,レベルアップを目指したい。
 なぜなら,レベル5で新たにナパームストライクが取得可能になり,以後フレイムグレネードとナパームストライクを同時に育てていくと,LV7の時点でスキルポイントが足りなくなるからだ。下手に横道にそれるよりは,爆撃スキルに集中して振ったほうがビルドの個性はより強まる
 レベル10でフェーズグレネード,15でスマックダウン,20でトキシックグレネードといったスキルが取得可能になるが,15までは最初の二つを集中して上げたほうがいいだろう。
 その後は,範囲の広さ重視ならスマックダウン,敵の動きを鈍らせつつ大きなダメージを狙うならトキシックグレネードを取るのがオススメだ。
 レベル制限でどちらも取得できず,かといってスキルポイントを余らせておくのも……というのなら,ダメージもフェーズ効果によるデバフもある,フェーズグレネードも有力な選択肢だ。

 やや余談だが,本ビルドでは,銃を利用した攻撃スキルに関してはあえて割り切って,紹介したスキルと防御重視の構成にしてみたところ,かなり使えた。

グレネードや衛星攻撃系のスキルは,群がる敵を一網打尽にできる。画像のような,狭い通路に敵が密集した状態だとさらに効果的だ。爆発によるセルフダメージはないので,密着距離でもバンバン使っていこう
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●瞬間的な火力重視ビルド

 レベル5から取得可能なマークスマンのスキル「ビーコン」を主体に,最大火力を追求するビルド。ただし,必要なスキルの取得制限が厳しめで,安定した運用が可能になるのはかなりレベルが上がってから。序盤からこのビルドを狙って育成していくのは,なかなかつらいだろう。
 HELLGATEでは,ゲーム開始時にもらえるアイテム「ヘルの箱」や,メインシナリオのACT5終了時などの機会にスキルリセットアイテムがもらえるので,このビルドの場合,ある程度レベルが上がってから,あらためて目指すのが理想的だ。

 さて,その内容だが,中核となるビーコンは,敵の弱点に赤外線塗料を塗布し与ダメージを上げるスキルで,1/10の段階でこそ,その効果はダメージ15%アップにとどまる。
 しかし,10/10まで育てれば,なんとこれが60%までアップし,DPS(Damage per second,一秒あたりの平均ダメージ)向上に大いに役立つ。ほかのスキルと組み合わせると,その効果は絶大なので,火力重視ならぜひ持っておきたい。

ビーコンは,一体の敵に与えるダメージを6秒間増加させるというスキル。クールダウンは2秒間と短いので,効果が切れる前に重ねがけも可能。硬い敵を素早く倒したいのなら,持っていて損はない
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 加えて持っておきたいのは,クリティカル発生率を上昇させる「デッドアイ」。というよりむしろ,デッドアイから派生する「ウェポンマスター」から,さらに派生するスキル,「マルチショット」が欲しい。
 これは,使用中に発射される弾数が二つ増えるというものなので,ビーコンと組み合わせるとかなりの火力アップが期待できる。レベル30以上にならないと取得できないのが最大のネックだが,その分,効果は高い。

 デッドアイは,攻撃時のクリティカル率を1〜7%アップさせるスキルで,単体だとそれほどのクリティカル率を望めない。だが,ゲームの後半に入ると,クリティカル率アップのプロパティが付いた武器に,MODや装備強化を組み合わせられるようになり,クリティカルの出やすさが増す。つまり,そうなってからが本番のスキルといえる。
 そして,いざデッドアイのレベルも上がってクリティカルの出やすい装備も揃うと,ウェポンマスターも本領を発揮しだす。このスキルは,1/7で20%,7/7ではなんと140%もクリティカルダメージが上昇するのである。後半の火力アップを狙うなら,かなり重要であることが,これだけでもお分かりいただけるだろう。

 さらに,「リバウンドラウンド」「ラベジャーラウンド」も火力重視なら欲しいスキルである。
 この二つのスキルは,「コンカッションラウンド」から派生するもので,発射した弾が跳弾したり,敵を貫通したりするようになる。うまく狙えば,複数の敵に効果的にダメージを与えることも可能だ。
 ただ,これも前述のスキル同様,レベルが低いうちは発生率が低いし,リバウンドラウンドはレベル15,ラベジャーラウンドはレベル25にならないと取得できないという制限があるので,後半になるまでは活用するのが難しい。
 しかし,レベルキャップに近づいて,これらのスキルや装備が充実すると,すべてが相乗的にはたらいて,恐ろしさすら感じるほどのクリティカルダメージをたたき出せるようになる。
 レベルキャップ到達後に使用できる「ランクシステム」では,クリティカル発生率をさらに底上げできるのも大きい。実現までの道のりは遠いが,完成するとほかのビルドでは得られない火力を得られるのが,このビルド最大の魅力だ。


●ソロでのスピードプレイ型ビルド

 これは正直,ちょっと邪道な気もするビルドだが,こういったこともできるという一例として紹介する。
 初期状態でShiftキーに割り当てられている全クラス共通のスキル「スプリント」は,移動時のストレスを軽減してくれるほか,戦闘中の緊急離脱の成否に関わる重要なスキルだ。
 このスプリント,クラス固有のスキルツリーの中には含まれていないため,レベルアップできることに気付かないプレイヤーもいるかもしれないが,実は最大7/7までレベルアップ可能である。
 初期状態のスプリントでは,移動速度が通常歩行の1.58倍,クールダウンは4.9秒のところが,7/7の状態ではそれぞれ2倍と3.5秒となるほか,消費パワーは16から4に減る。

 数字にするとあまり違いはないように思えるが,スプリントのレベル1とレベル3を比較すると,速度の上昇は目に見えて体感できるだけでなく,実際に移動効率がかなり上がる。初期状態では持続時間が短く,クールダウンもやや長めと,若干多用し難い感じもあるのが,だいぶ改善されるのだ。

 とはいえ,それだけではただ足が早くなるだけである。だが,これに各クラスの持つ移動系スキルを組み合わせると,ビルドとしての個性が出せる。
 マークスマンの「エスケープ」というスキルは,3秒間(レベルアップさせると最大9秒間)体が透明になり,敵の攻撃を受けなくなる。これとスプリントを組み合わせれば,ダンジョン内のモンスターを無視して先へ進むことができるというわけだ。

 さらに「エスケープアーティスト」も取得すれば,エスケープ中の移動速度が最大175%上昇し,敵の攻撃をかわしながら避難するのが容易になる。また,イベントでもらえるアイテム「アドレナリンの錠剤」「ルドルフの飴」も併用すると,移動速度の上昇は凄まじいことになり,別のゲームをやっているかのような速度で走れるようになる。

エスケープ使用中は体が透明になり,敵モンスターからのターゲッティングが外れる。移動速度もアップするので,地中から素早いモンスターが突然いっぱい現れて囲まれてしまったといった場合でも,距離を取るくらいの時間は作れる。クールダウンが長めなので,連続使用できない点は要注意
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 これは間違っても戦闘向きのビルドではないが,初挑戦のダンジョンをスルッと通り抜け,どんどん先へ進むというプレイスタイルが可能になるというのには,それなりに意味がある。
 自分より先に始めた友達についていって経験値を稼ぎたいが,先の駅へ未到達なため高レベルの敵相手に稼ぐことができない……といった場合に,次の駅へとつながるダンジョンも楽々走破してメインシナリオをさっさと進めることができるからだ。
 序盤のダンジョンをノーマルで,敵をいちいち倒しながら一緒に攻略するのももちろんありだが,経験値稼ぎの効率としてはさっさと先へ進んでしまったほうが良かったりする。
 前述のとおり,スキルリセットアイテムを使えばあとからビルドを組み直すことはできるので,最初だけと割り切って使うならアリではないだろうか。


 ……と,都合三つほどビルド例を紹介してみたが,いかがだろうか。これ以外にも,「タクティカルスタンス」「スナイパースタンス」を使用した「固定砲台プレイ」のように,スキル傾向を考慮したビルドの案もあるのだが,いずれにも共通しているのは「ビルドの本筋から外れたスキルはなるべく取得しない」ということ。
 余ったスキルポイントを,ビルドと関係ないスキルに割り振りたくなる気持ちを抑えつつ,確固たる方向に向けて育てていくのが重要だ。もちろん,最初からリセットアイテムを使用する前提であれば話は変わってくるが,リセット後には必要なスキルに絞って育成しなければならないのは言うまでもないだろう。


武器タイプによっても全く異なる戦い方に

同じ武器でもオプション次第で運用に変化が


 HELLGATEに存在する6種のクラスは,プレイスタイルの大まかな軸により,それぞれ2クラスずつ「ファンクション」という括りで系統づけられている。そして,装備可能なアイテムはファンクションごとに異なる
 言い換えれば,ファンクションが同じなら,装備も同じものが使えるということだ。もちろん複数のファンクションで装備可能な装備もある。

銃タイプの武器が多いHELLGATEでは,種類の差はあれど,どのクラスにも装備できる銃がある。剣による近接攻撃を得意するテンプラー系クラスも例外ではなく,両手剣や片手剣+盾のようなスタンダードな装備以外にも,それぞれの手に剣と銃を持つといった変則的な装備も可能。テンプラー専用のハンドクラッパーを使って,遠距離の敵を自分の手元に「釣り上げ」,近接攻撃を仕掛けるといった芸当も可能だ
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 ただし,ファンクション的には装備可能なアイテムであっても装備できない場合がある。これは,アイテムごとに装備に必要なステータス値が「装備コスト」として定められていて,すべての装備の合計コストがキャラクターのステータス値を越えてはならないという制限があるからだ。
 そのため,ファンクション的には装備可能な品であってもステータスが足りなければ装備できないということも普通に起こりうる。つまり,使いたい武器に合わせたステータスの振り方を考える必要があるということだ。

ロケットランチャーは,着弾後のスプラッシュダメージがあるので広範囲にまとめて攻撃可能。グレネード系ビルドのマークスマンと,相性のいい武器の一つ。多くの敵を相手にすることの多いテンプラー系でも,上手に使いこなしたい
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ハンター系クラス専用の武器の一つ,ナノダインベノムランス。レーザーガンの一種に属するこの武器は,高速でビームを撃ち出す強力な武器。目標が照準からある程度離れていても,自動追尾してくれる優れものである。難点としては,発射しっぱなしで居ると,照準横の数値が減っていくと同時に,与えられるダメージが落ちる点。数秒に一瞬ずつ,発射を止めて回復を待つ必要がある
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 例えば,マークスマンでプレイしていると,通常はレベル16時点で近接専用の武器「ブレードソウ」が手に入る。銃器専門のマークスマンとしては,初めて手に入る貴重な近接武器だが,これを装備するのに必要なコストの多くは,ストレングス値が占めている。
 マークスマンのメイン武器である銃器は,装備コストに命中率を司るアキュラシー値を要するため,多くのプレイヤーはレベルアップ時に得られる成長ポイントを,優先的にアキュラシーへ割り振って育てるだろう。
 しかし,全体的にバランスよく育てるプレイヤーであれば,この特色ある武器を装備でき,近接戦闘にも対応できるマークスマンになれるというわけだ。

マークスマンの数少ない近接武器の一つ,ブレードソウ。回転する刃で敵を連続的に切りつける武器で,入手可能な時期を考えるとDPSはかなり高い。テンプラー系クラスのような耐久力がないマークスマンにとって,敵に近づくのはリスクの高い行為でもあるが,遠近どちらでも戦えるマークスマンというのも,それはそれで楽しめる
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 また,HELLGATEに登場するほとんどの装備には,オプションが付与されている。オプションにマイナス効果は一切無く,すべて探検に有益なものだ。
 シールド貫通効果が高い武器でシールドの厚いボスを攻略しやすくしたり,スタン効果が付いた武器で足止めしつつ撃ったり,装備のオプションで得られたビルド以外のスキルを一時的に使ったり,敵が使う厄介な状態異常に合わせて抵抗の高い防具を装備したり……という使い方ができる。
 同じ武器であってもオプションが異なると,使い方は大きく変わってくるので,うまく使いこなしたい。オプションは,装備を拾った時から付いているもの以外にも,MODの装着やナノフォージなど,駅の施設であとから追加することもできる

装備の上にカーソルを合わせると,ダメージや連射速度といった基本情報と共にオプション情報,MOD装着スロット,装備コストが参照できる。画像の武器では,ハンター系クラスのスキルがオプションとして付加されているので,装備中に限りこれらのスキルを所持しているのと同じ状態になる
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 さて,ここでHELLGATEにおける装備,オプションのポイントを整理しておこう。一言でいうと,オプションは,なんでもたくさん付いていればいいというものではない,ということだ。
 一つの装備に複数のオプションが付与されていたり,とくに効果の高いものが付いていたりすると,それに合わせて装備コストも高くなるため,いい装備であるにもかかわらず装備できない……ということがよく起こる。
 筆者の場合,たまたま拾ったユニーク武器を調子に乗って強化していたら,装備できなくなってしまい非常につらい思いをするはめになった。
 オプションによって戦い方の幅が一層広がるのは確かだが,「欲張ってオプションを付与しすぎると泣くことになる」というのは,覚えておきたいところ。自分の目指すキャラクター育成やビルドに必要のないオプションのせいで,使いたい武器や防具を装備できなくなっているプレイヤーは,意外と多いのではないだろうか。
 とくにレジェンダリ以上の,ランクが高い装備へのオプション付与は,よく考えて行いたい

駅構内にある施設では分解によって集まった素材を使い,装備の能力値強化や,レア度に合わせたオプションの追加を行える。強化に失敗する場合もあるのでノーリスクというわけではないが,気に入った武器をより強化したいのなら試してみるのもいいだろう
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装備を強化しすぎて装備コストがステータス値を上回ってしまった悪例。オプションがたくさん付いたせっかくのユニーク装備も,身につけられなければ意味はない
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しっくりこなければ別クラスの新キャラを作り直すのもアリ

ビルドと装備の組み合わせで無限の可能性を試そう


 ここまで,ざっと駆け足でHELLGATEの楽しみ方の一例を紹介してきたが,いかがだっただろうか。筆者の使用キャラクターとの関係上,マークスマン視点での紹介が主となったわけではあるが,もちろんこれと同じくらいの工夫の余地が各クラスごとにある
 そこまで含めて考えると,とにかくHELLGATEの幅の広さ,懐の深さというものが見えてくるのではないだろうか。

 現在HELLGATEをプレイしていて,いまいち思い通りに戦えないためにやきもきしている人は,リセットアイテムを使ってビルドを考え直し,それに合わせた装備を用意してみてほしい。そうすれば,必ずや新たな世界が見えてくるはずだからだ。
 そこまでしても,まだしっくりこないようであれば,別のクラスでキャラを作ってみることで,また違った評価ができるようになるかもしれない。

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 さらに,先ほども軽く触れたが,正式サービスと同時にレベル50(カンスト)到達後の楽しみとして「ランクシステム」が実装された。これは,さまざまなパッシブスキル「パーク」を習得し,ステータスポイントを上昇させられる仕組み。これにより,キャラクター育成,およびビルドの自由度がよりいっそう広がる。
 それこそ,装備依存度が高く序盤では少々不遇だったかもしれないテンプラー職も,ランクシステムを利用してステータス値を上昇させれば,より強力な武器,防具を装備できるようになるため,活躍の場も増えることだろう。
 正式サービス開始時の,運営プロデューサーの言葉を借りるなら「カンスト後のプレイ,世界がHELLGATEの本番であり,だいご味」であるという。

 2011年1月には,トレジャーハントに“ユニーク”よりも上位の“ミシック”グレードが追加される(関連記事)など,今後もさまざまなコンテンツが用意されているそうだ。ちなみにPVPに関しては,正式導入前に日本のプレイヤーから意見を聞くためのテストが予定されているとのこと。しかもそれは,早ければ2010年内に行われる模様だ。
 こうした今後の追加コンテンツの実装に向けて,今のうちに自分のビルドを調整し,さまざまな局面に対応できるよう,試行錯誤を楽しんでおこう。
 プレイヤー一人一人が,同じゲームを,さまざまなプレイスタイルで楽しめるほどの懐の深さが,HELLGATEの特徴である。これを味わい尽くさない手はない。

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