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[GC 2007#030]発売間近,「創世記1701」のワールドエディタ付き拡張パック
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印刷2007/08/24 16:18

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[GC 2007#030]発売間近,「創世記1701」のワールドエディタ付き拡張パック

 日本でも定評のある箱庭型ストラテジーゲーム「創世記1701」(原題Anno 1701)の拡張パック制作が発表されたのは2007年3月のこと。そして今回のGC 2007で,初めて「Anno 1701: Der Flush Des Drachen」の詳細が公開された。
 「創世記1602」「創世記1503」と,シリーズを通して日本語化されているなど,日本でも知名度が高い本シリーズを開発するのは,ドイツのRelated Designs社。販売元は,近頃Ubisoftに買収されたばかりのSunflowersである。このへんの権利関係はややこしいのだが,Annoシリーズの権利自体は,Deepsilverというゲーム販売ブランドをヨーロッパで展開するKoch Mediaが持っており,Der Flush Des Drachen以降も,少なくともドイツ国内ではKoch Mediaが販売を担っていくものと考えられる。

 この拡張パックのタイトルがドイツ語のままであることから想像できるかもしれないが,まだ英語名は決定していない模様。Koch Mediaのプレス説明会もドイツ語だけで行なわれ,プレスリリースもドイツ語版しか用意されていないなど,今回はあくまでもドイツ国内向けの発表ではあったが,日本語版の発売も濃厚な本作。少しだけ報告しておきたい。



 Der Flush Des Drachenは,キャンペーンモードに重点を置いて拡充されており,11種類ものミッションが追加される。キャンペーンモードは,旧友と再会して航海に出かけるというストーリー仕立てになっており,4人のAIキャラクター達が新たに登場する。
 もちろん,植民地の開拓や商業活動,軍事といったシリーズの基本は踏襲しているほか,アジア風味のデザインを背景にしたマップも用意されるようだ。またキャンペーンの一つとして,隕石の落下した町を建て直すというようなものも紹介されていたが,会場でも大喝采を受けるほど派手な演出になっていたのは印象的であった。

 さらにもう一つ重要な要素として,Der Flush Des Drachenには,以前からファンの要望も多かったワールドエディターが追加されている。世界にさまざまな形状の島を作り出せるのはもちろんのこと,資源の場所や異文化の影響地域,町の発展具合を決定する各種パラメータなど,さまざまな箇所を調整可能。それでいて,誰にでも使えるユーザーフレンドリーなエディターに仕上がっているようだ。
 
 デモの風景を見る限り,すでにかなり出来上がっている雰囲気に見受けられた本作だが,発売日も2007年10月と,ごく近い様子。細かな作業が大好きな(箱庭系)ストラテジーファンにとって,とくにワールドエディターは待ち遠しいはず。日本語版の発売も期待したいところだろう。(ライター:奥谷海人)

  • 関連タイトル:

    創世紀1701 日本語版

  • 関連タイトル:

    Anno 1701: Der Fluch des Drachen

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