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「PUBG」で最大18%の性能向上を実現した「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.8.2」は,RX Vega周りの細かな問題へも対処
17.8.1ドライバと同じくWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」版となる今回のドライバは,「F1 2017」と「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」(以下,PUBG),そして「Destiny 2」への最適化版という位置づけになっている。とくにPUBGでは最大18%の性能向上が得られるとのことだ。
入手先は下に示したとおり。17.8.1のときと同じく,今回もAMDはRadeon RX Vegaシリーズとそれ以前のGPUとで入手先を分けているが,ダウンロードできるインストーラは同じだったので,今回も4Gamerからのリンクは1つに集約している。
→64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.8.2
→32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.8.2(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.8.2
→32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.8.2(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.8.2
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.8.2(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.8.2
→ノートPC向けの32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.8.2(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
※2017年8月時点でAMDは,「Radeon R9 FuryシリーズとRadeon Pro Duo,Radeon RX 400シリーズでは64bit版Windows 10・8.1・7に対応,Radeon RX 500シリーズでは64bit版Windows 10・7に対応」というスタンスだが,Windows 8.1用ドライバは64bit版が「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.1」,32bit版が「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.1.2」を最後に更新されていない。
「Display Driver Package」のバージョンは「17.
さて,今回も例によって英文リリースノートの内容和訳を試み,本稿の最後にまとめているが,3タイトルへの最適化を除くと,Radeon RX Vegaシリーズに向けたバグ修正が目立つ。RX Vega周りの問題は,こうやってしばらくの間,優先して対策されることになるのではなかろうか。
なお,ドライバのアップデート作業は自己責任となるので,最適化対象となっている3タイトルをプレイするつもりの人も,Radeon RX Vegaシリーズ搭載カードをさっそく購入したという人も,その点だけはご注意を。
#### 以下,英文リリースノートまとめ ####
●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.8.2の対応GPU
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.8.2が統合するコンポーネント
- Display Driver Package:17.
30. 1071 -170821a -317359E -Crimson ReLive (←17. 30. 1051. 1011 -170815a2 -317200C -CrimsonReLive) - Radeon Settings:2017.0821.2358.41324(←2017.0815.1452.24946)
- 2D Driver:8.1.1.1614
- Direct3D:9.14.10.01292
- OpenGL:6.14.10.13492
- OpenCL:22.19.673.0(←22.19.666.1)
- Mantle:9.1.10.0220
- Mantle API:102400
- Audio Driver:10.0.1.1
- Vulkan Driver:1.6.0
- Vulkan API:1.0.51
●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.8.2における最適化
(※比較対象はRadeon Software Crimson ReLive Edition 17.8.1)
- Radeon RX Vega 64搭載環境で「F1 2017」において最大4%の性能向上
- Radeon RX Vega 64搭載環境で「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」において最大18%の性能向上
- オープンβ版「Destiny 2」に対して最適化
●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.8.2における新要素
・対応GPUの拡張
- Radeon RX Vegaシリーズのサポート追加(※公式リリース版の統合型ドライバとしては初)
●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.8.2で解決した問題
- Radeon RX Vegaシリーズ搭載環境でRadeon Softwareのアップグレードインストールを行うと,ディスプレイに何も表示されなくなることのある問題(※ということだと思われる。原文は「Display may blank or go black after install upgrade with Radeon RX Vega Series graphics products.」)
- Radeon RX Vegaシリーズ搭載環境でMicrosoft製の“desktop productivity applications”を実行すると,画面表示がおかしくなることのある問題(※原文は「Random corruption may appear in Microsoft desktop productivity applications on Radeon RX Vega series graphics products.」で,「desktop productivity applications」が何を指すのかは分からない。「Office」か?)
- (Radeon RX Vegaシリーズ搭載環境で)Radeon Settingsの「ゲーム」タブにある[リセット]ボタンを押すと,PCのメインメモリやSSDなどを仮想的なグラフィックスメモリとして利用できる機能「HBCC Memory Segment」がデフォルト設定に戻るのではなく,逆に有効となってしまうことのある問題
- WattManからオーバークロック設定を行っても,Radeon RX Vegaシリーズ搭載環境ではその設定された動作ステートに達しない問題
- 「Eyefinity Advanced Setup」から新しいEyefinity設定を行えない問題
- 関連タイトル:
AMD Software
- 関連タイトル:
PUBG: BATTLEGROUNDS
- 関連タイトル:
F1 2017
- 関連タイトル:
Destiny 2
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