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「AMD Software Adrenalin Edition 22.6.1」が登場。「F1 22」に最適化
本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,7月2日発売予定のF1公式レースゲーム「F1 22」への最適化が行われたドライバだ。
リリースノートによると,F1 22を4K解像度,グラフィックス品質「Ultra」でプレイした場合,前バージョンである「Adrenalin 22.5.2」に比べて,「Radeon RX 6950 XT」では5%,「Radeon RX 6800 XT」で4%,「Radeon RX 6750 XT」だと6%の性能向上が得られるそうだ。同作をプレイするRadeonユーザーは,ドライバのアップデートを行っておいたほうがいいだろう。
そのほかにも,「Fortnite」や「Overwatch」で生じていたトラブルなどが修正されている。AMDはゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば導入してみるといいだろう。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 22.6.1の対応GPU
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon RX 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon 600シリーズ(OEM向け)
●Adrenalin 22.6.1の対応APU
- Ryzen 6000シリーズ
- Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
- Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
- Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
- Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
- Athlon PRO 200GEシリーズ
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Radeon 600シリーズ(Ryzen 6000 APU)
●Adrenalin 22.6.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 22.5.2)
- Display Driver Version:22.10.23.01-220622a-380677C-AMD-
Soft ware -Adre nalin -Edi tion (←22.10 .17.01 -220 517a -379 487E -AMD- Soft ware -Adre nalin -Edition) - Radeon Settings:2022.0622.0455.1929(←2022.0517.0143.1929)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01521
- OpenGL:29.20.11000.14800
- OpenCL:30.0.21023.1015(←10.0.3417.0)
- AMD Windows Driver:30.0.21023.1015(←30.0.21017.1000)
- Audio Driver:10.0.1.23
- Vulkan Driver:2.0.226
- Vulkan API:1.3.212
●Adrenalin 22.6.1おける最適化
- F1 22への最適化
●Adrenalin 22.6.1における新要素
- 記載なし
●Adrenalin 22.6.1で解決した問題
- Radeon RX 6900 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品で,DirectX 11モードとマルチスレッドレンダリングを有効化した状態でFortniteをプレイすると,性能が低下することのあった問題
- Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品でOverwatchをプレイすると,画面のカクつき(スタッター)が生じることのあった問題
- Radeon RX 6900 XTなど一部のAMDグラフィックス製品で,「Instant
Replay」を有効化するとCPU使用率が高くなることのあった問題 - Radeon RX 590など一部のAMD製グラフィックス製品で,ファン調節オプションが表示されないことのあった問題
●Adrenalin 22.6.1における既知の問題
- Radeon RX 6800など一部のAMD製グラフィックス製品で,OpenCLを使用する「Folding@home」の性能が想定より低いことがある
- 「Hitman 3」をフルスクリーン排他モード(※要はフルスクリーンモードのこと)に設定してウインドウを高速に切り替えると,ゲームが固まることがある
- Radeon RX 6900 XTなど一部のAMDグラフィックス製品で,「Call of Duty: Warzone」の「Caldera」マップをプレイすると,画面のカクつき(スタッター)が生じることがある
- Radeon(※RX?) 570などのAMD製グラフィックス製品で,ゲーム終了後に「Performance Metric Overlay」のGPU使用率が100%に固定されてしまうことがある
- 解像度2560×1600ドットのディスプレイでRSRを有効化すると,システムがハングアップすることがある。ディスプレイスケーリングモードを「フル」に設定することで,この問題を一時的に回避できる
- 一部のゲームやPCで「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
- Radeon Softwareの「Performance Metric」やログ機能が,異常に高いメモリクロックを断続的に報告することがある
- 関連タイトル:
AMD Software
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