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「AMD Software Adrenalin Edition 22.6.1」が登場。「F1 22」に最適化
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印刷2022/06/30 12:38

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「AMD Software Adrenalin Edition 22.6.1」が登場。「F1 22」に最適化

 北米時間2022年6月29日,AMDは,Radeon GPUおよびAPU向けのドライバソフト「AMD Software Adrenalin Edition 22.6.1」(以下,Adrenalin 22.6.1)をリリースした。
 本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,7月2日発売予定のF1公式レースゲーム「F1 22」への最適化が行われたドライバだ。

 リリースノートによると,F1 22を4K解像度,グラフィックス品質「Ultra」でプレイした場合,前バージョンである「Adrenalin 22.5.2」に比べて,「Radeon RX 6950 XT」では5%,「Radeon RX 6800 XT」で4%,「Radeon RX 6750 XT」だと6%の性能向上が得られるそうだ。同作をプレイするRadeonユーザーは,ドライバのアップデートを行っておいたほうがいいだろう。

 そのほかにも,「Fortnite」や「Overwatch」で生じていたトラブルなどが修正されている。AMDはゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば導入してみるといいだろう。

→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/

 英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。

### 以下,英文リリースノートまとめ ##

●Adrenalin 22.6.1の対応GPU
  • Radeon RX 6000シリーズ
  • Radeon RX 5000シリーズ
  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon RX 600・500・400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 6000Mシリーズ
  • Radeon RX 5000Mシリーズ
  • Radeon 600シリーズ(OEM向け)

●Adrenalin 22.6.1の対応APU
  • Ryzen 6000シリーズ
  • Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
  • Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
  • Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
  • Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
  • Athlon PRO 200GEシリーズ
  • Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Radeon 600シリーズ(Ryzen 6000 APU)

●Adrenalin 22.6.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 22.5.2)
  • Display Driver Version:22.10.23.01-220622a-380677C-AMD-Software-Adrenalin-Edition(←22.10.17.01-220517a-379487E-AMD-Software-Adrenalin-Edition)
  • Radeon Settings:2022.0622.0455.1929(←2022.0517.0143.1929)
  • 2D Driver:8.1.1.1634
  • Direct3D:9.14.10.01521
  • OpenGL:29.20.11000.14800
  • OpenCL:30.0.21023.1015(←10.0.3417.0)
  • AMD Windows Driver:30.0.21023.1015(←30.0.21017.1000)
  • Audio Driver:10.0.1.23
  • Vulkan Driver:2.0.226
  • Vulkan API:1.3.212

●Adrenalin 22.6.1おける最適化
  • F1 22への最適化

●Adrenalin 22.6.1における新要素
  • 記載なし

●Adrenalin 22.6.1で解決した問題
  • Radeon RX 6900 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品で,DirectX 11モードとマルチスレッドレンダリングを有効化した状態でFortniteをプレイすると,性能が低下することのあった問題
  • Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品でOverwatchをプレイすると,画面のカクつき(スタッター)が生じることのあった問題
  • Radeon RX 6900 XTなど一部のAMDグラフィックス製品で,「Instant Replay」を有効化するとCPU使用率が高くなることのあった問題
  • Radeon RX 590など一部のAMD製グラフィックス製品で,ファン調節オプションが表示されないことのあった問題

●Adrenalin 22.6.1における既知の問題
  • Radeon RX 6800など一部のAMD製グラフィックス製品で,OpenCLを使用する「Folding@home」の性能が想定より低いことがある
  • 「Hitman 3」をフルスクリーン排他モード(※要はフルスクリーンモードのこと)に設定してウインドウを高速に切り替えると,ゲームが固まることがある
  • Radeon RX 6900 XTなど一部のAMDグラフィックス製品で,「Call of Duty: Warzone」の「Caldera」マップをプレイすると,画面のカクつき(スタッター)が生じることがある
  • Radeon(※RX?) 570などのAMD製グラフィックス製品で,ゲーム終了後に「Performance Metric Overlay」のGPU使用率が100%に固定されてしまうことがある
  • 解像度2560×1600ドットのディスプレイでRSRを有効化すると,システムがハングアップすることがある。ディスプレイスケーリングモードを「フル」に設定することで,この問題を一時的に回避できる
  • 一部のゲームやPCで「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
  • Radeon Softwareの「Performance Metric」やログ機能が,異常に高いメモリクロックを断続的に報告することがある

  • 関連タイトル:

    AMD Software

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