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「AMD Software Adrenalin 22.8.2」がリブート版「SAINTS ROW」に対応
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印刷2022/08/23 13:39

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「AMD Software Adrenalin 22.8.2」がリブート版「SAINTS ROW」に対応

画像集#001のサムネイル/「AMD Software Adrenalin 22.8.2」がリブート版「SAINTS ROW」に対応
 北米時間2022年8月22日,AMDは,Radeon GPUおよびAPU向けのドライバソフト「AMD Software Adrenalin Edition 22.8.2」(以下,Adrenalin 22.8.2)をリリースした。
 本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,新作ゲームタイトルに対応したドライバだ。
 
 Adrenalin 22.8.2で対応したのは,リブート版が発売されたばかりのオープンワールドアクション「SAINTS ROW」と,探索型ホラーゲーム「The Bridge Curse Road to Salvation」という2つのタイトルだ。
 このうち,SAINTS ROWは,Adrenalin 22.8.2のリリースノートに「with DirectX 12」との記載があるので,同作のDirectX 12モードに対応したものと思われる。いずれも,とくに性能向上が謳われていないので,AMDが動作を確認したという理解でいいだろう。

 そのほかにもAdrenalin 22.8.2では,「FINAL FANTASY VIII Remastered」の起動に失敗する問題や,動画エンコーダ周りで確認されていた不具合の修正などが行われている。AMDは,ゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば導入してみるといいだろう。

→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/

 英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。

### 以下,英文リリースノートまとめ ###

●Adrenalin 22.8.2の対応GPU
  • Radeon RX 6000シリーズ
  • Radeon RX 5000シリーズ
  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon RX 600・500・400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 6000Mシリーズ
  • Radeon RX 5000Mシリーズ
  • Radeon 600シリーズ(OEM向け)

●Adrenalin 22.8.2の対応APU
  • Ryzen 6000シリーズ
  • Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
  • Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
  • Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
  • Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
  • Athlon PRO 200GEシリーズ
  • Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Radeon 600シリーズ(Ryzen 6000 APU)

●Adrenalin 22.8.2が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 22.8.1)
  • Display Driver Version:22.20.19.09-220819a-382658E-AMD-Software-Adrenalin-Edition22.20.19.05-220810a-382332E-AMD-Software-Adrenalin-Edition)
  • Radeon Settings:2022.0819.1259.1936
  • 2D Driver:8.1.1.1634
  • Direct3D:9.14.10.01523
  • OpenGL:22.08.146231122.08.Beta Release)
  • OpenCL:31.0.12019.900731.0.12019.5007)
  • AMD Windows Driver:31.0.12019.900731.0.12019.5007)
  • Audio Driver:10.0.1.24
  • Vulkan Driver:2.0.233
  • Vulkan API:1.3.217

●Adrenalin 22.8.2おける最適化
  • 記載なし

●Adrenalin 22.8.2における新要素
  • SAINTS ROW(DirectX 12)に対応
  • The Bridge Curse Road to Salvationに対応

●Adrenalin 22.8.2で解決した問題
  • Radeon RX 6600など一部のAMD製グラフィックス製品で映像編集ソフト「VEGAS Pro」使用時に,VCE(Video Coding Engine:AMDのビデオコーデック)の設定が混在することのあった問題
  • Radeon RX 6900 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品で,映像制作ソフト「DaVinci Resolve Studio 17」使用時に,AMDのエンコーダを選択するとクラッシュすることのあった問題
  • Radeon RX 6800など一部のAMD製グラフィックス製品で,「Lost Ark」プレイ中にディスプレイ設定を変更したり,キャラクターの情報を確認したりすると,断続的にチラツキ(フリッカー)が発生することのあった問題
  • FINAL FANTASY VIII Remasteredの起動に失敗することのあった問題

●Adrenalin 22.8.2における既知の問題
  • Radeon RX 6900 XTなど一部のAMDグラフィックス製品で,「Call of Duty: Warzone」の「Caldera」マップをプレイすると,画面がカクつくことがある
  • 「Fortnite」のDirectX 11モードでプレイ中,カクつくことがある
  • 「仁王2」などのゲームでHDR設定を変更すると,「Radeon Super Resolution」(RSR)が起動しないことがある
  • Radeon RX 6800 XTなど一部のAMDグラフィックス製品でMeta Quest 2使用時に,「Oculus dashboard」のメニューやコントローラが跳ねたり,ぐらついて見えたりすることがある
  • Radeon(※RX?)570などのAMD製グラフィックス製品で,ゲーム終了後に「Performance Metric Overlay」のGPU使用率が100%に固定されてしまうことがある
  • 「VEGAS Pro」でタイムラインをプレビューすると,一部の色が反転して表示されることがある
  • Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品で,ゲームと動画再生のウィンドウを切り替えると,一時的にディスプレイの表示が破綻することがある
  • 一部のゲームやPCで「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる

  • 関連タイトル:

    AMD Software

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