ニュース
[TGS 2006#03]PhysXを体験できるELSAブースには世界初(?)のUnreal Engine 3.0対応タイトルが
●ゲーム大会「AGEIA PhysX対応ゲーム“CELL FACTOR”ネットワーク対戦トーナメント」スケジュール
- 23日(土),24日両日共通
- 12:00〜,14:00〜,16:00〜
■世界初(?)のUnreal Engine 3.0採用タイトル
■「RoboBlitz」がプレイアブル展示
読者のほとんどにとって,その名前は初耳だと思うが,それもそのはず,Naked Sky Entertainmentによるこのゲームが動いているところは,エルザジャパンの技術部 製品企画 担当部長である一ノ瀬真一郎氏によると今回が世界初公開。同氏は「『Unreal Tournament 2007』より先に出る,世界初のUnreal Engine 3.0(以下UE3)採用タイトルとして開発が進められている3Dアクションパズルを,TGS 2006のため,特別にコンパイルしたもの」と説明する。
ゲーム内の世界には慣性の法則が働いており,さまざまオブジェクトを持ち上げたり破壊したりできるが,「このバージョンは,PhysX PPUには対応していません」(一ノ瀬氏)とのこと。RoboBlitz自体はPCとXbox 360向けに2006年秋発売予定だが,それはUE3からソフトウェアでサポートできるレベルでのAGEIA PhysXテクノロジー対応に留まる。2006年末発売予定の“PhysX PPU対応版”では,一部のステージがPhysX PPUのパフォーマンスをフルに生かせる特別ステージになるという。
エルザジャパンは,ELSA PHYNITE X100を,「TAITO TypeX」などのアーケード用システムへ展開する方向性を打ち出しているが,これについて聞いてみると,「アーケードへの展開はこれからの話」という答えが返ってきた。なかなか最適化タイトルの数が増えないPhysX PPUだが,今回のRoboBlitzをはじめ,対応は確実に進んでおり,次々に登場する最適化タイトルを武器に,まずはPC市場におけるインストールベース(≒搭載するPC)を増やしたい……というのが,今回のブースづくりのテーマであるようだ。
最後に,PhysX PPUのロードマップについて尋ねてみたところ,一ノ瀬氏は「次世代品のプロトタイプは,おそらく年内に出来上がりますね。2007年夏以降に完成し,2007年末には市場に向けて出荷されるのではないでしょうか」と答えてくれた。正直,(質問しておいてアレだが)回答がもらえるとは思っていなかったので,驚きである。エルザジャパンのようなサードパーティに情報が出ている以上,“次世代PhysX PPU”の開発は,おおむね順調と見ていいのではないだろうか。
■「真・三國無双BB」に合わせて
■推奨グラフィックスカードを投入予定
これは,「真・三國無双BB」のスターターキットを同梱したGeForce 7600 GT搭載製品「ELSA GLADIAC 776 GT」のもの。真・三國無双BB推奨グラフィックスカードとして販売予定で,代表取締役副社長の内藤万義氏いわく「現在はリースに向けての最終調整中」。土壇場で何かが起こったりしなければ,遅くとも年内には店頭に並ぶ予定という。
大手のゲームパブリッシャに比べるとコンパクトなエルザジャパンブースだが,このように,見どころは非常に多い。この週末,TGS 2006に行く予定なら,訪れる価値は十分にある。(佐々山薫郁)
- 関連タイトル:
PhysX
- 関連タイトル:
RoboBlitz
- 関連タイトル:
CellFactor: Combat Training
- 関連タイトル:
真・三國無双 Online Z
- この記事のURL:
Copyright(C)2008 NVIDIA Corporation
(c)2006 Naked Sky Entertainment, Inc. All rights reserved.
(c)2006-2013 コーエーテクモゲームス / Published by CJ Internet Japan Corp.