G900
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2016年4月7日,Logitech International(以下,Logitech)の日本法人であるロジクールは,東京都内の同社オフィスにゲーマーを招いて,4月14日に発売されるワイヤレス&ワイヤード両対応マウス「
G900 Chaos Spectrum Professional Grade Wired/Wireless Gaming Mouse」(国内製品名:プロフェッショナルグレード ワイヤード/ワイヤレス ゲーミング マウス,以下 G900)の体験イベントを行った。抽選で選ばれた参加者全員に,G900をプレゼントするという景気のいいイベントである。
4Gamerでは,G900の
発表記事および
ファーストインプレッション,そして
開発現場レポートで,その特徴を詳しくレポート済みだ。そのため,本稿では製品の特徴説明は割愛して,イベントの概要を簡単にレポートしたい。
イベント会場の様子
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古澤 明仁氏(ロジクール シニアクラスターカテゴリーマネージャー)
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イベントの冒頭では,ロジクールの
古澤 明仁氏により,G900の特徴が説明された。豊富な特徴を備える製品なので,ピンポイントに絞った内容だったが,G900の特徴である低遅延や電波干渉対策,軽さと強度などを,具体的な名称は伏せつつも,他社製品との比較やテストの動画を交えながら,分かりやすく説明していた。
この写真は,マウスの動きに対する遅延計測のテスト環境を示したもの。ターンテーブルに載せたマウスを固定し,テーブルを回転させてセンサーの読み取りデータをPC側で取得することで,読み取り頻度を計測する。テストの詳細は,開発現場レポートを参照してほしい
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動きの遅延を比較したグラフ。「R社のD」というワイヤードマウスよりも,静止状態から動かしてデータ転送が始まるまでの時間が,33%高速であるとアピールしている
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無線電波の干渉を測定するテスト環境を示したスライド。マウスを固定し,マウスパッド側を円運動させて,動きを検出する。BISには,電波暗室を備えた実験設備「RF Laboratories」があり,自社で電波干渉の測定を行えるのだ
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G900(左上)と他社製ワイヤレスマウスの電波干渉比較。円が重なっているのが正常なのだが,G900以外はどれも電波干渉が厳しくなると,円が崩れていく。このあたりも開発現場レポートに詳しい
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G900を掲げるStanSmith氏
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イベントの中盤には,Logicool Gのブランドアンバサダーである
StanSmith氏と,DetonatioN Requish所属の
Melofovia選手および
tara選手がゲストとして登壇し,G900に対する印象を語るセッションがあった。
「僕の人生で最高のマウス」と切り出したStanSmith氏は,今まで使ったマウスの遍歴を語ったうえで,「マウスはスペック,性能で選んでいい。形状は慣れます」と述べて,G900のスペックであれば,多くの人を満足させられるであろうとアピールしていた。
また,Melofovia選手は,クリック感の良さや誤爆しにくいサイドボタンを,tara選手は反応の速さをそれぞれ高く評価していた。
DetonatioN Requish所属のMelofovia選手(左)とtara選手(右)
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ゲストの3人が来場者にG900を手渡す
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説明が長くなり,イベント開始から30分以上経過して来場者が焦れ始めた頃,ようやくG900の実物が配られた。製品ボックスを開けてG900の実物を手にした来場者からは,ワイヤレスマウスとは思えない軽さに思わず「このマウスはやばい(笑)」という驚きの声が飛び交う。精悍なフォルムのデザインを評価する声もあった。
多くの来場者が手にした瞬間に分かる軽さに驚きの声を挙げていた。写真の公開もOKなイベントだったので,早速スマートフォンで写真を撮って,投稿する人も
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ゲストやロジクールスタッフの説明を受けながら,細かいところもチェック(左)。早速,「Logicoolゲームソフトウェア」(日本以外ではLogitech Gaming Software)でカスタマイズ項目を確認する人も(右)
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用意されたPCには,「Alliance of Valiant Arms」や「League of Legends」がインストールしてあり,来場者たちはG900でゲームを体験して,その感触を確かめていた
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G900の軽さと低遅延は,来場者たちにも好印象を与えたようだ。発売日である4月14日からは,全国100店舗でG900の展示が行われるとのこと。興味ある人は,店頭で実際に触って確かめてみることをお勧めしたい。