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【PR】新時代の幕開けは“Lynnfield”で! ターボで加速する「NEXTGEAR L600XV1-WS64」
製品名は,「NEXTGEAR L600XV1-WS64」。MASTERPIECEとNEXTGEAR,そしてLITTLEGEARの3ラインナップが用意されるG-Tuneにあって,新モデルは,スペックと価格のバランスに優れるミドルクラス〜ハイエンド向けシリーズの名を冠して登場してきたわけだが,果たしてその実力はどれほどのものだろう? 今回は,本機の3Dゲーム性能を検証してみたい。
新世代CPU「Core i7-860」を早くも採用
“5段ターボ”で加速する新型CPU
- メモリコントローラがトリプルチャネル仕様からデュアルチャネル仕様へ変更
- CPUが従来のMCH(≒ノースブリッジ)機能を内蔵することで,組み合わせるチップセットが1チップ構成の「Intel P55 Express」に
といった具合で,コストを引き下げ,より万人向けを指向しているのが最大の特徴だ。
i7-860のベースクロックは133MHzなので,2.80GHzから,ベースクロック5段分引き上がったときの動作クロックは約3.46GHz。一方のゲームプログラムは,マルチスレッドへの最適化が始まりつつあるが,まだ,1コア(=1スレッド/タスク)に大きな負荷がかかるのが主流である。そういったタイトルで,残る3コア分の余裕を生かして,1コアのクロックを引き上げるというCore i7-800番台の“5段ターボ”はメリットになるだろう。
GTX 275,8GBメモリも搭載のハイスペックで
13万円台半ば! 従来製品より2万円も安い
ゲーマー向けモデルとして肝心要のグラフィックスカードは,ハイエンドGPUである「GeForce GTX 275」搭載製品を採用。メインメモリ容量は8GBだ。64bit版Windows Vista Home Premiumプリインストールのため,8GBの領域はフルに活用できる。現状のゲームは32bit版アプリケーションがほとんどなので,ゲーム用途で直接的なメリットにはならないものの,将来に亘(わた)って,メモリ不足に困ることはまずないはずだ。
なお,OSはWindows 7優待アップグレード対象なので,Windows 7が登場したら,すぐに移行することもできる。
全体として,スペックはかなり高めなのが,ここまでの説明から想像できると思うが,実際にゲーマー向けPCを購入するという観点で,最も重要なことは,NEXTGEAR L600XV1-WS64の価格が,従来製品と比べて低くなったことだ。本製品のBTO標準構成価格は13万4820円(税込)。前述のとおり,ゲーム用途で性能差を生まないメインメモリ容量を除くと,ほぼ同じ構成の従来製品「NEXTGEAR L720XV4-WS64」と比較した結果が下の表となるが,ご覧のとおり,BTO標準価格ベースで,約2万円も安いのである。
つまり,本稿の序盤で指摘した,メモリ周りなどのコストダウンが,パフォーマンスにそれほどの影響を与えていなければ,相当にお買い得というわけだ。では,実際のところはどうなのか。ベンチマークテストで,そのあたりを探ってみることにしよう。
パフォーマンスはi7-920とほぼ同等
圧倒的に低い消費電力にも注目
今回,NEXTGEAR L600XV1-WS64のテストに当たっては,上で紹介した従来モデル,NEXTGEAR L720XV4-WS64を用意。両製品とも,基本的には「BTO標準構成で出荷された状態」で比較するが,グラフィックスドライバは,「GeForce Driver 190.62」で統一した。
なお,CPUの比較ということで,Turbo Boostは有効/無効を切り替えて,両方でスコアを取得することにしている。HTTは工場出荷状態のまま(=有効化済み)だ。
というわけで,まずは定番3Dベンチマークソフト,「3DMark06」(Build 1.1.0)実行結果を,グラフ1に並べてみたが,ご覧のとおり,両者はまったくの互角。Turbo Boostで引き上げられるクロックは,NEXTGEAR L600XV1-WS64の搭載するi7-860が最大5段階,NEXTGEAR L720XV4-WS64の搭載する「Core i7-920/2.66GHz」が同2段階だが,その差は出ていない。
動作クロックと内蔵メモリコントローラの違いで,相殺されているようなスコアだ,ともいえるだろう。
続いては,非常にグラフィックス描画負荷の高いFPS,「Crysis Warhead」におけるテスト結果(グラフ2)。GPU性能がスコアを左右するテストということもあり,CPUによるスコアの違いは「ない」と断じていいレベルである。
面白い結果になったのが,グラフ3に示した,FPS「Left 4 Dead」のスコアだ。
ざっくりまとめると,NEXTGEAR L600XV1-WS64のスコアは,NEXTGEAR L720XV4-WS64と比べて,10%程度高い。動作クロックの違いは5%なので,マザーボードや,そのBIOSも含めた,総合的なチューニングの完成度が,この違いを生んでいるのではないだろうか。
なおTurbo Boostは,若干ではあるものの,高解像度環境でi7-860にメリットをもたらしている。最大5段階のクロック引き上げは,CPUボトルネックの生じるタイミングを,やや遅らせることに貢献しているようだ。
グラフ4に示したバイオハザード5は,今回テストした中で,最もTurbo Boostが有効に機能したタイトルである。Turbo Boostを無効化すると,NEXTGEAR L600XV1-WS64(≒i7-860)は,NEXTGEAR L720XV4-WS64(≒i7-920)に最大で5%近く置いて行かれるのに対し,有効化することで,ほぼ互角といえるレベルに持ち込んでいるというのは,たいへん興味深い。
パフォーマンス検証の最後は,RPGタイトル「ラスト レムナント」だが,広義のメモリ性能がスコアを左右しやすい本タイトルにおいて,軍配は,トリプルチャネルメモリアクセスのi7-920に上がる格好となった(グラフ5)。
とはいえ,その差はわずか。また,ベンチマークレギュレーション8.0で規定する「平均90fps」は,すべてのテスト条件でクリアできており,i7-860のスコアはまったく問題ないレベルであるといえる。
消費電力計測に当たっては,値の変化をデータとして取得できるワットチェッカー「Watts up? PRO」を用意。OSの起動後,30分放置したとき,最も消費電力の低かった時点を「アイドル時」,PCに高い負荷をかけ続けて安定性をチェックできるソフトウェアツール「OCCT」(Version 3.1.0)を30分連続実行し,最も消費電力の高かった時点を「高負荷時」とする。また,PCの実使用に当たって,Turbo Boostを無効化するケースはないと思われるので,今回はTurbo Boost有効時のみでテストを行う。
その結果をまとめたのがグラフ6で,もう一目瞭然というか,i7-860を搭載するNEXTGEAR L600XV1-WS64の消費電力が圧倒的に低い。アイドル時でざっと40W,高負荷時には100Wという,桁違いの差になった。
NEXTGEAR L720XV4-WS64は,6枚のメモリモジュールを搭載するので,その点は割り引く必要があるものの,メモリコントローラの変更による,CPU内部,いわゆるアンコア(Uncore)部の消費電力低減と,チップセット1チップ化の恩恵は,相当に大きいと見ていいのではないだろうか。
従来製品と同等の性能を,より安価&低消費電力で
画期的なコストパフォーマンスのL600XV1-WS64
絶対的なパフォーマンスという観点でも,もちろん申し分なし。高い3D性能と低消費電力,そして低価格の3拍子揃ったNEXTGEAR L600XV1-WS64は,Core 2世代のゲームマシンから買い換えるのにも,まったくの新規で導入するのにもお勧めできる,隙のない新モデルといえるだろう。
購入・製品の詳細は「G-Tune Webサイト」で
- 関連タイトル:
G-Tune,NEXTGEAR
- 関連タイトル:
Core i7&i5(LGA1156,クアッドコア)
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