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「Crysis」,バグフィックスを含む待望の最新パッチがリリース
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印刷2008/01/09 13:48

パッチ

「Crysis」,バグフィックスを含む待望の最新パッチがリリース

 北米時間の1月8日,Electronic Artsは「Crysis」(邦題 クライシス 完全日本語版)の最初のパッチ,Crysis_Patch_1_1.exeを公開した。パッチはインターナショナル仕様となっており,日本語版のクライシスにも問題なくインストールできる。添付されたリリースノートによれば,修正点は以下の通り。


■修正された問題

画像集#003のサムネイル/「Crysis」,バグフィックスを含む待望の最新パッチがリリース
  • D3D10でクラッシュすることがある
  • ハイスペック設定でセーブしたゲームをロースペック設定でロードするとオレンジの箱が表示される
  • ロケットランチャーで乗り物を攻撃したときのダメージに一貫性が無い
  • D3D10での反射解像度、マルチGPUのアップデートフィックスを適応
  • FSAAモードでのメモリリーク
  • 無限弾薬ハック
  • D3D10でスクリーンモードを変更したときのメモリリーク
  • マルチの最適化
  • 銃を持ち上げるアニメーション中に近接攻撃を行うと、銃を持ち上げたままになる
  • エディターでエクスポートされたレベルのセーブゲームを読み込んだときのクラッシュ
  • ゲームパッドが接続されているときの仮想キーボードが正しく動作していない
  • 右スティックで周りを見渡すことができなくなる
  • 画面の解像度を"デフォルト"に設定すると、最後に選んだ解像度が選べなくなる
  • D3D10で解像度を変更した際のバグ
  • D3D10で被写界深度と水滴の問題
  • NaN warningでのクラッシュ

■アップデート

  • モーションブラーUIとVSYNC UI設定の追加
  • モーションブラーの最適化
  • FSAA (Full Scene Anti-Aliasing)の最適化
  • 音声実装の最適化
  • D3D10で VSync機能を有効化
  • 新しいベンチーマークファイル
  • http/xmlrpc パスワードで保護されたリモートコントロールセッション
  • デバッグCvarsを使うとチートとみなします
  • F12 (スクリーンショット) 機能が制限されたモードで動作

■調整

  • パワーストラグルモードで、ロケットランチャーの対歩兵の範囲ダメージを軽減
  • MPでのロケットの発射スピードを若干減少
  • ロケットランチャーの当たり判定の問題を防ぐために自動砲塔のBounding boxを無効化
  • マルチプレイヤーでの手榴弾の爆発半径を減少
  • MPでのチートを回避するため、水のテッセレーションを固定
  • Depth mapのアップデートでマルチGPUの対応を強化

 モーションブラーとVSYNCの設定が追加されたところが目立つが,ほかにもさまざまなバグフィックスやアップデートが行われている。クライシスのプレイヤーは,下のリンクからさっそくダウンロードしよう。

追加されたVSYNCの設定(左)とモーションブラー設定(右)
画像集#001のサムネイル/「Crysis」,バグフィックスを含む待望の最新パッチがリリース 画像集#002のサムネイル/「Crysis」,バグフィックスを含む待望の最新パッチがリリース

 とはいえ,フォーラムなどでよく見かける,「フラグの不具合でゲームが進まない」(そのシーンを最初からやり直す必要がある),「ロケットランチャーの照準がおかしくなる」「ロケットランチャーを撃ち尽くしても,撃ちガラを捨ててくれない」(強制的に捨てる必要がある),さらに「死んだエイリアンが空中で固まってしまう」といった問題への言及はないようだ。書くまでもなく直っているということもしばしばあるので,このへんは各自で確認していただきたい。
 ちなみに筆者的には,「川を渡ってこちらを攻撃しようとしてきた敵兵が,しばらく泳いだあと溺れてしまう」と「カエルを拾って投げると,果てしなく飛んでいく」という二つの問題はなかなか愉快なので,そのままにしてくれてもいいような気がしているが,どうでもいいですか?

 ところで,同パッチに合わせてNVIDIAのJames Wang氏から4Gamerへ寄せられたメールによれば,パッチの導入によって,GeForceファミリー搭載環境で,シングルカードおよびNVIDIA SLI(以下,SLI)構成時のパフォーマンスが向上するとのこと。合わせて氏は,SLI構成を利用する場合,(2007年12月25日の記事で“Unreal Tournament 3用”と紹介した)Windows XP/Vista用β版ドライバ「ForceWare 169.28 Beta」を利用する必要があると述べているので,この点はご注意を。
 なお,原稿執筆時点でForceWare 169.28 BetaはNVIDIAが運営するゲーマー向け情報サイト「nZone」からしか入手できないが,「1.1パッチとの最終的な互換性検証が済み次第,NVIDIA.comから入手できるようにする」(Wang氏)予定だそうだ。


リリース日
2008年1月8日

ファイルネーム
Crysis_Patch_1_1.exe

ファイルサイズ
139MB(145,904,872 バイト)

→パッチのダウンロードは「こちら」

  • 関連タイトル:

    クライシス 完全日本語版

  • 関連タイトル:

    GeForce Driver

  • この記事のURL:
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