マルチプレイの問題改善やMODサポートを含む「Crysis」の最新パッチ公開

　北米時間の3月6日，ミリタリーFPS「Crysis」の最新パッチであるver.1.2が公開された。これは前パッチと同様にインターナショナル版であり，国内で発売中の「クライシス 完全日本語版」にも適応可能だ。
　このパッチによって変更/改善される点は公式サイトの右下「Crysis Patch 1.2 Available Now!」をクリックすれば詳しいが，英語でズラズラっと並ぶのは勘弁してほしいという筆者のような人は，パッチ適応後にデスクトップに表示される「更新履歴」を参照してほしい。日本語でインストールすると，ちゃんと日本語の履歴が表示されるのである。やるなあ。また本日（3月7日），エレクトロニック・アーツからも最新パッチの概要が発表されたので，以下のリリース文も併せてどうぞ。

MODの導入が追加された

　修正箇所は180項目以上にもおよび，メモリリーク問題の修正やマルチプレイモードでのさまざまなの問題の改善から，空母のクリップボードに逆さに貼ってあった書類の修正にいたるまで非常に細かい。とはいえ，今回も果てしなく飛んでいくカエルについての言及はなく，できればそっとしておきたい筆者としては嬉しいが，カエルの立場が気にならなくもない。

　編集部で試したところ，Windows XP，Windows Vista（ともに32bit版）ではとくに問題は発生しなかったが，前回のパッチ同様，「こちら」のCrysisiファンサイトなどにおいてインストールの不都合などがすでに報告されているようだ（関連記事）。というわけで，パッチの導入は自己責任で行っていただきたい。

＃＃＃以下，リリースより＃＃＃

『クライシス」ver.1.2パッチ登場。
マルチプレイヤーの改善、MODサポートとバランス

　Crytek開発による高く称賛されたPCゲーム『クライシス』の第2弾パッチが登場しました。Academy of ArtsとInteractive Sciencesによる「Outstanding Achievement in Visual Engineering賞」とGame Developer's Conference Awardsによる「Best Technology賞」を更に受賞して、高く評価をされていますが、ver.1.2パッチにより、さらにゲームの質を上げるべく改善されます。
　Crytekはコミュニティのサポートを引き続きすることを約束し、CEOのCevat Yerliは『クライシス』コミュニティに絶大なる支持をされるようチームを駆立てています。
　Ver.1.2パッチで改善された主要な箇所は、マルチプレイヤー、MODサポートそして武器、AIと車輌のバランスの微調整を含みます。
　この他に、

• メインメニューにMODローダーの導入
• ほとんどのプレイヤーの武器によるダメージ強化とほとんどのAIの武器によるダメージ弱化
• チームバランスの導入
• 敵とフレンドリーチームに手榴弾インジケーターを導入
• 銃弾による衝撃（ヘッドショット／ボディー）のオーディオフィードバックの追加導入
• チート防止機能を強化
• パワーストラグルのエナジーバー数を増加
• キル・デスメッセージにチームカラーを導入
• チームでキルされたプレイヤーは武器を落とせません
• ブレーキをかけた際とブーストする際の車輌ハンドリングの改善
• AAA（対空砲）対VTOLとヘリコプターへのダメージ強化
• 低いスピードで車輌にぶつかった場合のダメージを軽減

　などがあります。
『クライシス』は2007年11月にリリースされ、2007年で最も高く評価されたゲームのうちの一つでした。最近受賞したAAISとGDCAによる賞に加え、PC Gamerから「Game of the Year賞」と「Action Game of the Year賞」、そしてGameSpotから「Best PC Game of 2007賞」と「Best First Person Shooter of 2007賞」を受賞しました。更に、GameSpot、IGN、ShackNewsとSpike TVから「Technical Achievement賞」を受賞し、WiredとNew York Timesでも2007年トップ10ゲームの一つと賞賛されました。

パッチの詳細と『クライシス』情報は下記URLまで。
www.nanosuit.com

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