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  • Intel
  • 発表日:2006/07/27
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[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開
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印刷2007/09/21 11:45

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[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開

 Intelは,Intel Developer Forum Fall 2007の会場で,報道関係者に対し,Skulltrail(スカルトレール,開発コードネーム)の実機を用いたベンチマークテストを公開した。

IntelのSkulltrailマザーボード
画像集#002のサムネイル/[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開

 Skulltrailのシステム構成は以下のとおり。

  • CPU:動作クロック3.4GHz&FSBクロック1600MHzのクアッドコア×2(L2キャッシュ6MB×2)
  • GPU:GeForce 8800 GTX×2(NVIDIA SLI動作)
  • メインメモリ:Micron Technologyが開発中のPC2-6400 DDR2 SDRAM FB-DIMM 2GB×2(CL=2)
  • HDD:Seagate Technology製「Barracuda 7200.10」(320GB)
  • OS:32bit版Windows Vista Ultimate

 比較対象はIntel X38ベースのシステムで,以下のような構成となる。HDDとOSは共通になる。

  • CPU:Core 2 Extreme QX9650/3GHz(L2キャッシュ6MB×2)
  • GPU:GeForce 8800 GTX×1
  • メインメモリ:Corsair Memory製「CM3X 1024-1333C9DHX」(PC3-10600 DDR3 SDRAM DIMM)1GB×2
  • HDD:Seagate Technology製「Barracuda 7200.10」(320GB)
  • OS:32bit版Windows Vista Ultimate

Intelが公開したベンチマークテスト構成。「System A」がSkulltrailだ
画像集#003のサムネイル/[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開
 Intelによれば,SkulltrailのCPUクロックについては,同プラットフォームの正式発表時にラインナップされるものと異なる可能性があるとのことだ。
 今回のベンチマークテストは開発中の製品を用いたものということもあり,「Intelがセッティングしたシステムで,Intelがベンチマークソフトを走らせる」という簡易的なもの。BIOSもいずれのシステムも開発中のバージョンを使用しているため,ベンチマーク結果はあくまでも参考値ということになる。

 というわけで,「3DMark06 Build 1.1.0」のスコアを以下のとおりお知らせしたい。スコアは左がSkulltrail,右が比較対象のものだ。「デフォルト設定で走らせている」(Intel)そうなので,解像度は1280×1024ドットで,アンチエイリアシングや異方性フィルタリングは無効の状態になっていると思われる。

●3DMark06 Build 1.1.0のスコア
  • 3DMark Score:17068 / 12065
  • SM2.0 Score:6184 / 4938
  • GT1 Return To Proxycon(fps):54.096 / 41.754
  • GT2 Firfly Forest(fps):48.978 / 40.538
  • HDR/SM3.0 Score(fps):7684 / 4822
  • HDR1 Canyon Flight(fps):85.011 / 44.410
  • HDR2 Deep Freeze(fps):68.675 / 52.022
  • CPU Score:6277 / 4544
  • CPU1 Red Valley(fps):2.181 / 1.482
  • CPU2 Red Valley(fps):2.890 / 2.228

3DMark06のテスト結果。左がSkulltrail,右がIntel X38システムのスコアだ
画像集#005のサムネイル/[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開 画像集#006のサムネイル/[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開

SkulltrailシステムでCINEBENCH 10を実行しているところ。クアッドコアCPU×2構成により,8スレッドが走っている
画像集#009のサムネイル/[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開
 なお,参考までに,3Dレンダリングベンチマークソフト「CINEBENCH 10」(Beta)から,CPUによるレンダリングパフォーマンスをテストする「CPU Benchmark」のスコアも,以下のとおり示しておきたい。

●CINEBENCH 10 Betaのスコア
  • CPU Benchmark:21669 / 11861

CINEBENCH 10 Betaのスコア
画像集#007のサムネイル/[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開 画像集#008のサムネイル/[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開

テストの様子。左がSkulltrailシステムである
画像集#004のサムネイル/[IDF Fall 07]Intel,Skulltrailのベンチマークパフォーマンスを公開
 言ってしまえば「Intelによる,Intelのためのベンチマーク」なので,GeForce 8800 GTXのSLI動作とシングル動作を比較することになっているなど,3Dグラフィックスパフォーマンスの比較としてあまりフェアではない。とはいえ,Skulltrailが搭載するデュアルCPUの可能性は,3DMark06のCPUスコアからも読み取れよう。
 また,SLI対応のグラフィックスドライバは,「NVIDIAから特別に供給された開発中のバージョン」とのこと。Skulltrailプラットフォームへの最適化度合いはそれほど高くないはずだが,「nForce 680i SLI」をベースとした“Intel CPU+SLI”の構成と比べても,優れたパフォーマンスを引き出しているといえるベンチマーク結果であることだけは確かだ。

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