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  • 発表日:2006/07/27
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「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート
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印刷2007/11/24 12:52

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「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート

画像集#002のサムネイル/「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート
 Intelの日本法人であるインテルは,2007年11月23〜25日の3日間,大阪の日本橋でエンドユーザー向けイベント「Intel in Osaka」を開催中だ。
 本イベントは,Core 2 QuadなどクアッドコアCPU販促キャンペーンの一環として企画されたもので,必ずしもゲーマー向けというわけではなかったが,結論からいうと,初日のセッションでは,将来のPCゲーム環境を占ううえで重要な情報が出てきたことを始め,かなり“濃い”ものになったので,そのポイントをまとめてお届けしたい。


Nehalemは3ラインナップで登場?


笠原一輝氏
画像集#003のサムネイル/「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート
 さて,初日のセッションは硬軟バラエティに富んでいたが,テクニカルな面で最も注目に値したのが,フリーランスライター笠原一輝氏と,インテルの技術本部 技術部長である土岐英秋氏による対談セッションだ。
 「Quad Coreとその未来」と題された資料を示した笠原氏は,「あくまで個人的な予想であり,Intelの見解では決してない」と断ったうえで,Intelの次世代CPU「Nehalem」(ネハレムもしくはネヘイレム,開発コードネーム)では,3種類のラインナップが存在するという。具体的には,以下のようなコードネームを持つ45nm世代のCPUが,2008年後半以降に登場すると氏は指摘する。

  • Broomfield(ブルームフィールド):2008年第4四半期登場予定
    ネイティブクアッドコア,トリプルチャネルDDR3メモリコントローラ内蔵
  • Lynnfield(リンフィールド):2009年上半期登場予定
    ネイティブクアッドコア,デュアルチャネルDDR3メモリコントローラ内蔵
  • Havendale(ヘイブンデール):2009年上半期登場予定
    デュアルコア,デュアルチャネルDDR3メモリコントローラ&グラフィックス機能内蔵

笠原氏が示した「三つのNehalem」。拡大してもメモリコントローラと両方向矢印でつながっている文字は読めないかもしれないが,DDR3で間違いないことを笠原氏に確認している
画像集#004のサムネイル/「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート

土岐英秋氏(インテル 技術本部 技術部長)
画像集#005のサムネイル/「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート
 一部は海外のPC系ニュースサイトで報じられたりもしているので,PCに関する技術情報に興味のある読者にとっては既知の情報が多いかもしれないが,(いくらIntelの見解でないとはいえ)インテルのイベントで語られたことは大きな意味がありそうだ。笠原氏の指摘に対して土岐氏が大きく頷いたり,笠原氏の予想について「当たるかもしれませんね」と述べていたりしたことも,付記しておく必要があるだろう。
 なおHavendaleについて土岐氏は「(グラフィックス機能などがCPUに)これだけ入ると,バスのボトルネックの問題が解決しますね」と,一歩踏み込んだ見解を述べていた。

ゲーマー&ハイエンドユーザー向けプラットフォーム「Skulltrail」(関連記事)は「女房を質に入れてでも」手に入れたいと笠原氏。ノートPC用クアッドコアCPUの登場は2008年第3四半期と予想する
画像集#006のサムネイル/「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート
 クアッドコアCPUの現在については,「アプリケーションによって(クアッドコアに)意味がある場合とない場合がある」とする。ゲームにおけるマルチスレッド最適化はまだまだとする一方で,「電源ユニットの効率を考えると,用途別に複数台のPCを用意するのは電気代的に効率が悪い。例えば1台でエンコードを行い,その処理の終了を待ちつつ別のPCで作業するくらいなら,クアッドコアCPUを搭載した1台にまとめたほうがいい」という持論を展開した。
 もちろんこれはある意味極論であり,同じCoreマイクロアーキテクチャを採用するCPUであれば,CPUのコア数よりも動作クロックとL2キャッシュ容量のほうがゲームのパフォーマンスには“効く”。ただし,ゲームをプレイするけれども,ゲームの優先順位はPCの用途において一番ではないという人もいるだろう。そういう人にとって,氏の見解は興味深いのではなかろうか。


声優の古谷 徹氏が登場しPCマニア振りを発揮

Crysisのパッチはまだ藪の中!?


2回のステージをこなした古谷 徹氏。個人的には“CGTVの人”なので,CGTV風ナレーションがグっと来たのだが,どうでもいいですねそうですね
画像集#007のサムネイル/「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート
 このほか,初日のセッションについてはまとめて写真でお伝えしたい。印象的だったのは,声優の古谷 徹氏が「Windowsムービーメーカーで大阪の写真をスライドショー化し,それに“カーグラTV”風ナレーションをアフレコで入れる」のと,同じく氏の自宅PC環境がなかなか強烈だったことだろう。もはやわざわざ説明する必要がないほど有名な古谷さんだが,PCユーザー&ゲーマーとしても,かなりのモノのようだ。
 また,NVIDIAのセッションでは,同社の福田 登氏が「Crysis」を実行し,「GeForce 8800 GT」のコストパフォーマンスをアピール。「エルザジャパンから,“『Crysis』公認”のGeForce 8800 GT搭載グラフィックスカードが登場する」「近々Crytekから公開予定のCrysis用パッチで,SLIスケーリングパフォーマンスはさらに向上する(しかし,具体的にいつ登場するかはNVIDIAでもまだ分からない)」といった情報が明らかになった。

会場周辺の様子。目の前がガンダム専門店というのは分かりやすいというかなんというか
画像集#008のサムネイル/「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート
 なお冒頭で述べたとおり,Intel in Osakaは11月25日まで開催中だ。Intel製CPUを購入すると参加できるキャンペーンや,誰でも参加可能なスタンプラリーも用意されているので,この週末に日本橋へ出かける予定がある人は,11月20日の記事でお知らせしたスケジュールをチェックしつつ,会場へ立ち寄ってみてはどうだろうか。


登場するや否やCore 2 Quadの製品ボックスを手に取り「こ,これは……ガンダムの最新CPUじゃないのか!」と(アムロ・レイの声で)始める古谷氏。「これ(=Core 2 Quad),ガンダムに入ってるんですよ」。なお,中央はファンサービスでさまざまな役を一言ずつ演じている最中の一コマ,右はアフレコの様子。完成したスライドショウはDVD-Rに焼かれ,来場者に抽選でプレゼントされていた
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古谷さんのセッション2回めには,事務所の後輩で声優・MCの井上富美子さんが登場。スタッフの手を借りながら初めての自作にチャレンジした……のだが,スタッフが高級な電源ユニットを用意し過ぎて,ATX12Vケーブルがなく(※8ピンのみ),セッション中には起動させられずというハプニングも。ちなみにツノはスタッフのお手製
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書斎にはデスクトップPC×2(メイン作業用とビデオ用)があり,ビデオ用PCで撮り溜めたデータは,居間のXbox 360から高解像度テレビで鑑賞できるようになっているなど,極めて先進的なPCライフを実現している古谷氏。スケジュールはOutlookで管理し,携帯電話と同期したりもしているとのことだ
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さすがにゲーマーばかりが集まったわけではないインテルのエンドユーザーイベント。NVIDIAのセッションでは,Crysisのグラフィックスには来場者から驚嘆の声が漏れていた
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ショウケースの目玉はSkulltrailマザーボード。このサイズだが「Intel Desktop Board」扱いになるため,「いつもの,やや地味な製品ボックスで流通することになりそう」(インテル 小澤俊行氏)。会場にはCrysisのデモシステムや「Microsoft Age of Empires III」が動作するショップブランドPCなど,実際にゲームをプレイできるデモ機も用意されていた
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  • 関連タイトル:

    Core 2

  • 関連タイトル:

    Core i7(LGA1366,クアッドコア)

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