「テトリスオンライン」，「T-1」大会で初代チャンピオンが決定

　2007年12月22日，ガンホー・オンライン・エンターテイメント（以下，ガンホー）は同社のガンホーゲームズでサービス中の「テトリスオンライン」のオフラインイベント，「ガンホーゲームズ・テトリスオンライン・トーナメント（T-1）第1回大会」を開催した。会場となったのは，東京都中野にあるインターネットカフェ サイバック 中野サンプラザ店。当日は自由参加形式だったため，参加者はいかにもゲーム好きといった人，学生風のグループ，家族連れと多彩で，テトリスが万人に親しまれていることが実感できた。

　トーナメントのルールは，「マルチゲーム」モードを使い1対1で勝負し，2本先取した方が勝者となり，上位に進出するというもの。公平を期すため，アカウントやコントローラはガンホーが用意したものが使用された。
　参加したプレイヤーは，全22名。自由参加の大会のため，事前に予選などは行われず，実力にはかなりバラつきが見られたのだが，準決勝に勝ち残った4人のプレイヤーはさすがに上級者ばかり。一進一退の攻防が続き，追い詰められても冷静に状況を打破していくプレイなどが披露される場面もあり，会場を沸かせていた。
　実力が伯仲しているかに見えた4強の中で，頭一つ抜きん出た実力を発揮して優勝し，賞品のiPod nano（3rd）を勝ち取ったのはサマフさん。コントローラの設定が普段と違うため，若干プレイしにくい様子だったが，それでもスピーディなプレイでダブルとトリプルを連発。要所でテトリスを決めるプレイで危なげなく勝ち進み，決勝戦でも2本連取で見事に優勝を決めた。


　なお余談となるが，実はこの4強の中で継続してテトリスオンラインをプレイしていたのは，優勝したサマフさんのみ。サマフさんは22日の時点でレベル44と相当にやり込んでいたが，残りの3人はβテスト以来のプレイだったり，普段はニンテンドーDSなどでテトリスを楽しんでいるだけだとコメントしていた。

　トーナメントのあとは抽選とじゃんけん大会が行われ，見学者を含む来場者の中から，一点物のテトリミノ（ブロック）を模したクッションや，テトリスオンラインとのコラボレーションが12月26日から実施されるアーティスト，SOUL'd OUTの直筆サイン色紙などがプレゼントされた。
　なお，アーティストとのコラボレーションについては，第一弾のSOUL'd OUT以降続々と展開されるという。


　さてT-1は，第1回ということで会場は東京都だったが，今後は全国各地での開催や，あるいは社会人や女性などカテゴリを分けた大会の開催も検討中とのこと。ゆくゆくは各大会の優勝者を集めた頂上決戦なども視野に入れているそうだ。全国にいるであろうテトリスプレイヤーのまだ見ぬ猛者達が集い，スーパープレイを披露するその日を楽しみに待ちたい。