オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
4Gamer.net
パッケージ
勇者死す。公式サイトへ
  • 日本一ソフトウェア
  • 発売日:2016/02/25
  • 価格:パッケージ版6458円(税込),ダウンロード版5143円(税込)
  • Amazonで買う
  • Yahoo!で買う
読者の評価
62
投稿数:2
レビューを投稿する
準備中
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2016/03/03 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」


著者近影
 私は人生において,選択肢があった場合には比較的楽な道を選んできて,今ここにいるわ。
 「若いうちの苦労は買ってでもしろ」っていう言葉があるけど,正直なところ何を言っているのか分からないのよね。いや,分からんでもない点もあるにはあるんだけど。
 例えば,人生において「こうしたい」って決めた場合,それに伴う苦労はしたほうがいいというか,せざるを得ないと思うのよ。なぜなら時間だったりお金だったり労力だったりが,人生における「こうしたい」という目標に対して費やすべきコストだから。
 「ヤりたい」「ヤってあげたい」,場合によっては「ヤらざるを得ない」を含めて,自分が決めたことに対する苦労は避けられない。それはもう,仕方がない。
 ただ,しなくてもいい苦労はなるべくしないでもいいんじゃないかと思っているの。何なら,コストパフォーマンスというか,効率は良ければ良いほうがいいとさえ思う。ただし,目的に対する最高のコストパフォーマンスを探し当てるまでに,才能と経験と運と,そして苦労が必要な気はするんだけど。
 なのでまあ簡単に言ってしまえば,私はここまで比較的楽な道を選んできたから,それに伴ってあまり何も考えずに生きてくることができたのよね。この連載では(文字数稼ぎのために)それっぽいことを書いているから,人生について深く考えている人なんだろうな的な印象を与えてるかもしれない。でもそんなもん,逆に言うと原稿書いてるときだけだからね,考えてるの。
 だから,私の感覚では人生において苦労をすることを自分から求めるなんて,意味が分からないってわけ。必要な苦労の場合,するべきも何も求めずともしなきゃいけないんだし。人生なるようになるだろっていう。
 ただ,そうは言ってもたまに小難しいことを考えることもあるわ。だって人間だもの。その考えるきっかけっていうのはいろいろあるわよね。映画だったり小説だったり,他人との会話だったり。私の場合,いろいろある中でも,人生について尻アス……シリアスに考える瞬間が一番多いのって,ゲイムに触れたときなの。
 少なくとも私の場合は,だけど。きっと,ゲイムってほかのジャンルに比べて「自分で操作して,自分の意思で選んだ結果を楽しめる」ってことが可能だからなんじゃないかと思うのよ。そう。人生と一緒。
 実は普段何も考えていない私にとって,この「ゲイムをプレイしていたら人生について考えてしまう」時間は,とても大切なのよ。私がゲイム好きなのも,そういった一面があるからってことに気付いたわ。ゲイムをプレイしながら。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」
 「勇者死す。」なのよね。私がプレイして,そのことに気付かされたタイトルは。一応説明しておくと,このゲイムは主人公が5日後に死ぬことが分かっていて,その状態で何ができるのかっていうRPGなの。
 死ぬことは決まっている。例外はない。人間と同じよね。そこからスタート。そして,時間が経って死に近付くほど弱っていく。人間と同じよね。そして,これがまた人間と同じでかつ大切なことなんだけど,このゲイムでは自分が死んだあとも世の中は存在する。
 もちろんゲイムとしては,主人公である勇者が死ぬとプレイヤーもそれ以降は何もできないんだけど,勇者が死んだあとの世界が淡々と語られるのね。言い換えると,自分が死んであの世に逝くと分かっていながら,それでも残された時間で何をこの世に残すかっていうゲイムなの。
 人間,一生のうちにすべてを成し遂げることなんてできやしないわ。おそらくこのゲイムもそう。最初の1回目は訳も分からないままに進んでいく。本当の意味で何も成し遂げられやしない。残念ながら,我々の人生もこれと同じなのよ。何もかもはおろか,何か一つでも成し遂げられる人のほうが,きっと少ない。
 でもね,ここからはあくまでも私の意見だけど,それが悪いことなのかというと,そうでもないと思うのよ。大事なのは,その人生,楽しめたかどうか? ってことなのよ。繰り返すけど,あくまで私の価値観な。
 成し遂げることが楽しいと思うのであれば,成し遂げればいいよ。その分の苦労もするしかない。で,結果的に苦労するだけして成し遂げられないこともあるでしょう。問題はそのときなのよ。
 苦労してる時間も楽しめた? いい結果を出せたら,そりゃ誰だって楽しいわよ。苦労が報われたって思えるし。でもいい結果を出せるとは限らない。だったら,報われるかどうか分かんないけど,苦労ごと楽しみませんか? 苦労しているその場では楽しめないかもしれない。けど,過ぎた苦労を無駄だと思わず,楽しかったと思うようにしてみませんか?
 私,この勇者死す。は,そういうメッセージが込められているんじゃないかなって勝手に思っているのよね。無駄な人生なんかない,君が無駄だと思わず楽しめているならば。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」

 ……と,ここまで重い感じでこのゲイムについて語ってはみたものの,ゲイムのテイストとしてはそこまで重いタッチで描かれてるわけではないわよ。思想を押し付けられるわけでもないし。世界観はあくまでよくあるファンタジーRPG。ただ切り口が“死”前提であるだけで。まったくもってRPGのノリでプレイして楽しめると思うわ。
 そして,このゲイムは繰り返し遊んでなんぼのゲイム。決められた時間や条件で最初から全部は成し遂げられないからこそ,次のプレイにおいて効率を追求していくゲイムなのよね。具体的に言っちゃうと,移動魔法の使い道に気付けるかどうか。タイムイズマネーってことね。
 あとは,できることはできるうちにヤっとけってこと。なんせ,主人公は成長しないばかりか初日がピークであとは弱っていく一方だから。そういう,人生でも同じことが言える教訓をゲイムを通して何気なく突きつけてくるのよね。だから楽しいし,もっと大げさに言ってしまえば,このゲイムでプレイしている時間は有意義よね。
 ゲイムに限らず趣味って基本的に不毛なものが多いんだけど,不毛な時間に人生のいろいろなことに思いを馳せられるという,この矛盾しつつもぜいたくなひとときたるや。
 ぶっちゃけ,後を引くという感じでもなく,止めどきのあるゲイムだから,逆に軽い気分でプレイしてみてほしいのよね。オススメ度はかなり高い。パッと見のテーマが重そうで説教臭いゲイムのように感じてしまったなら,それは間違い。あくまで「こういう見方もある」程度で,普通に面白いわよ。なのでぜひ。面白く感じるかどうかは人それぞれではあるけど,少なくとも有意義な時間になるとは思うわ。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第370回「無駄な人生なんかない」

 てなわけで,今週はゲイムで人生について考えさせられました。みなさんもどうですかって話でいかがですかね。人生って楽しいよね。愚痴ってるときも含めて。自殺を考えてるくらいなら,ゲイムをヤったほうがいいよ。人生なんて一回しかないんだから,それくらいイージーに考えてていい。成し遂げたいなら頑張るしかない。その程度。
 で,自分で決めたならヤれるうちにヤる。成し遂げることに対して諦めるな。でも苦労は控えめに。自分に甘くて何が悪い。いっそ誰も文句が言えなくなるくらい,全力で自分を甘やかしてやればいいのよ。自分を甘やかすために生まれる苦労もあるけど……。それではひとまず,また生きて来週お会いしましょう。

今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 4:「三國志13」「ウイニングイレブン 2016
PlayStation 3:特殊なDVD ※死亡確認→復活予定
PlayStation Vita:「勇者死す。
PSP:「サモンナイト5
Wii U:「Splatoon(スプラトゥーン)
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
ニンテンドー3DS:「モンスターハンタークロス
Xbox 360:「剣の街の異邦人 〜白の王宮〜

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の3月5日,埼玉・春日部ふれあいキューブ大会「さいたまースラム!vol.9」を開催します。当日のディーノ選手は,スーパー・ササダンゴ・マシン選手,そしてXとのタッグで,アントーニオ本多選手&遠藤哲哉選手&岩崎孝樹選手と対戦予定。Xが一体誰なのか探りを入れてみたところ,「そもそもこの“X”という発表の仕方はいかがなものかと思っているのよね。だからそういうプロレスの世界特有の常識と,対戦相手をぶちのめす」とのことでした。ひょっとしたら,対戦チームに戦略を練らせないために,あえて“X”という形で発表しているのかも……?
  • 関連タイトル:

    勇者死す。

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
トピックス
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:07月21日〜07月22日