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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第466回「『マリオ+ラビッツ』が不覚にも面白い」
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印刷2018/02/01 11:00

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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第466回「『マリオ+ラビッツ』が不覚にも面白い」

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著者近影
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 ついにヤってきたわ! 狩猟解禁!
 解禁と言えば,ボジョレーヌーボーが解禁の時期になるとよくニュースで流れるけれども,禁止時期については誰も何も言わないのが昔から疑問だったのよね。年が変わると禁止になるのかしら? それとも時期を逃したらいつの間にか終了って感じ?
 そういや「冷やし中華始めました」と宣伝するお店も,いつの間にか冷やし中華の提供をやめているのに,「冷やし中華終わりました」とは言わないのと同じなのかしらね。この謎についてはちょっとネットで調べたくらいでは答えが出てこなかったから,知ってる人がいたら教えてほしいわ。まあ,答えを知ったところでそもそも私は酒を飲まないし,ありがとう以上のことは言えないのがもどかしいけれども。
 ちなみにそもそもの話,なぜボジョレーヌーボーが禁止されているのかというと,フランス人がみんなボジョレーが好きすぎるかららしいの。だから,まだ醸成しきらないうちに前倒しで販売する店が多発して,ボジョレーのクオリティが落ちすぎてしまったという歴史があるかららしいわ。だから11月の半ばに解禁というルールができたみたいなのね。
 もっと言うと,日本でもボジョレーヌーボー解禁だと騒いでいるけど,これってフランスの法律だから日本には本来適用されないっぽいわ。仮に解禁日前に日本で飲んだとしてもまあ,問題はない模様。ただ,そこら辺のルールをちゃんと守るのも日本の粋なところだから,ボジョレーの解禁日は守りましょう!
 というわけで狩猟解禁,モンハンです。私ぁこのタイトルのためにPlayStation 4 Proを買って,HDDの換装までしたわけだからね。とはいえ,まだそこまでプレイできていないので言及するのは来週以降にしておくわ。ただ,友達がいたらすげぇ楽しいんだろうな,コレ……っていうオーラはビンビンに感じる。そして,私に友達がいないって現実もビンビン。モンハンの新作をプレイするたびに毎回突きつけられるこの現実よ。

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 さて,湿っぽい話はこのくらいにしといて,今週はNintendo Switchの「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」をご紹介しましょう。これは,みんな大好きマリオとユービーアイソフトのラビッツがコラボしたシミュレーションアドベンチャー。これ,ひとことで言うと「不覚にも面白い,しかも相当なレベルで」っていう感じ。
 マリオはともかく,ラビッツというキャラクターがね,キモいのよね。いわゆるキモカワってやつ。でも,その世界観がマリオのキャラをちゃんと生かしているの。マリオシリーズっぽく大衆的でありながら,ちゃんととがってもいる。で,内容としてはけっこうシビアな難度で,でも難しすぎないバランスのターン制シミュレーション。それでいて,とっつきにくさを感じさせないマリオキャラのアクションやリアクションも共存してる。

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 いや,これはかなり面白いわよ。謎の上から目線で恐縮だけど,これを作った人は天才の類だと思うわ。こんなに大衆性とオリジナルが高いレベルで表現できている作品って,普通は作れない。きっとマリオとのコラボって,作っていて気を遣うことが多いと思うんだけど,結果的にマリオに媚びてもいないし,マリオの世界観を壊してもいない。
 ポイントは,「マリオだから面白い」ってわけじゃない点。マリオシリーズって,安定感があるじゃない。信頼感ともいうべきか。プレイすれば絶対に面白い。ゲイムという嗜好品である以上,好き嫌いはあるだろうけど,それでもほぼ全員に近いくらい多くの人が楽しめると思う。
 でもね,この作品はそういう安定感ではない面白さがあるのよね。感覚的な表現で申し訳ないけれども。マリオだけど今までのマリオにはない面白さ。言い方を変えると,マリオに頼った面白さじゃなく,この作品じゃないと表現できない面白さのためのマリオね。本当に絶妙。
 Nintendo Switchを持っているなら,ぜひプレイしてほしいわね。ラビッツの世界が持つ独特の雰囲気を理由にこの作品を敬遠している人がいるとしたら,それは損をしてると思う。いや,冗談抜きでこれは発売済みのNintendo Switchタイトルの中でも屈指の名作なんじゃないかしら。私の中でノーマークだったことに申し訳なさすら感じるわ。機会があるならば,是が非でも体験してほしい作品ね。

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 いやね。やっぱりまだまだ私,ゲイムをプレイしきれていないのよね。比較的多くのゲイムに巡り合っているほうだとは思ってるんだけど,マリオ+ラビッツのような作品をプレイしてしまうと,私がチェックできていない面白いゲイムって,世の中にはまだまだあるんだなって思っちゃうのよね。
 ゲイムだけじゃなく,世の中にはいっぱい面白いことがあるのよ。興味がない,だから触れない……というのでは,自分の世界が広がらないからね。それが悪いとは言わないけれど。少なくとも私は人を楽しませる職業に就いているわけだから,まだまだいろんな種類の面白いものやことを探さなきゃなーと心から思った次第。楽しませ方に幅を持たせたいからね。
 私は人間の持つ喜怒哀楽を表現したいわけです。プロレスでもそうだし,文章でも人前で話すのでもそう。もちろん求められた仕事をするのも仕事の在り方だけど,自分から表現してもいい場が与えられた時は,それまでにインプットしたものが武器になるからね。だから,いろんなゲイムをもっとプレイしなきゃダメだし,いろんなエンターテイメントを味わわなきゃいけない。
 この連載は,そういう感じで味わったゲイムをみんなに紹介するという形でぶつける“余計なお世話”な場にしようとあらためて思った今週でした。
 なんだか年始のような感じで〆させていただいておりますが,もう2月になっちまいましたよ。早いったらありゃしない。こうやって2018年も終わっていくのね,きっと。ではよいお年を。2019年もよろしく。差しあたってはまた来週。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「龍が如く 極2
PlayStation Vita:「GOD WARS 〜時をこえて〜
Nintendo Switch:「マリオ+ラビッツ キングダムバトル
ニンテンドー3DS:「牧場物語 ふたごの村+
iOS:「ドラゴンクエストライバルズ」「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手がプロデューサーを務めるDDTプロレスは,今週末の2月3日に東京・練馬Coconeriホール大会「ドラマティック練馬ザファイター2018」,翌4日に群馬・ヤマダグリ−ンド−ム前橋サブイベントエリア大会「DDTはまだ群馬を知らない2018」を開催します。本文中で友達のいなさを嘆いているディーノ選手ですが,その原因として週末に試合が集中しがちなこともあるのでは? と,つい先ほど気付いた模様。
  • 関連タイトル:

    マリオ+ラビッツ キングダムバトル

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