連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第646回「渋谷で広告になりました」
今から私は自慢をします。覚悟しておいてください。
えー,私,男色ディーノ(44)は渋谷駅で広告になりました! しかも,ゲイムで!
どういうことかと言うと,「ロードモバイル」(iOS / Android)というゲイムがございまして,先日……つっても5月ごろに私の所属するDDTプロレスが,ロードモバイルの対抗戦イベントに参加していたのですよ(関連記事)。それで,見事私のチームが優勝いたしまして。ご褒美として渋谷駅に掲示される広告にでかでかと載ることができた,という顛末です。
私と同じチームで対抗戦を戦った英国出身レスラーであるクリス・ブルックスと2人で広告になっているわけですが,当初は国際問題にハッテンするくらい攻めた写真にするべく全裸で臨もうとしたら,どうやら広告では乳首NGらしく。抵抗して衣類なしでの撮影を目指したものの,法と戦うのは得策ではないと判断し,泣く泣く着衣で写ることとなりました。
そして,身長が196cmもあるクリス・ブルックスと,私の顔のデカさの差が凄いことに。公称179cmで首と腰の軟骨がすり減った結果,年々身長が縮み続けて今では実測176cm程度の私の顔のほうが1.5倍ほど大きいという公開処刑状態であります。2021年8月16日から8月22日までの1週間限定ということなので,田園都市線の渋谷駅を利用する機会のある方は,ぜひご覧くださいな。まあまあデカくて引くよ。
実際,クリスと広告を生で確認に行こう! と広告の前で待ち合わせをして私が早く着いちゃったときに,「うわーこの人広告出てますアピールしてるーって思われるんだろうな」って恥ずかしく感じる程度にはデカい。というわけで,ぜひご覧ください。なんなら私,まだロードモバイルをプレイし続けているので,このタイミングからでもどうぞ。私のギルドは,「#898 Zariavell王国」のギルド名「D&C」。gate of fleshでヤっております。
さて,自慢は終わりました。こういう機会でもないと私なんざ多くの人様の目に触れる広告になどなれないんでね。
これ,正直多くの人にとってそこまでなじみのないゲイムだと思うんです。「3」ということでシリーズ作品らしいんだけど,ごめんなさい。私の不勉強で2002年に発売されたという「1」も,2004年に発売された「2」も知らないまま生きてきてしまったわ。「3」についてもPC版とPlayStation 4版が昨年リリースされていたことすら知らなかった。
ただ,そんな状況でたまたま出会えた今作,めちゃくちゃ面白い。隠れた名作と言ってもいいんじゃないかしら。何をするゲイムかと言えば,ハック・アンド・スラッシュ。ここに特化した作品なのです。
先に述べておくと,決して派手なゲイムではないよ。ゲイムの進行として戦闘がメインにはなるんだけど,その戦闘もグラフィックス的に戦ってる感じはしない。画面上ではキャラとキャラがぶつかったときに,体力ゲージが減っていくだけ。で,ゲージが無くなったキャラが消える。それを繰り返すゲイム。
具体的に説明しましょう。仮に自分と敵キャラが同じ程度の強さだったとします。すると,キャラが重なったときにはお互いが同じような体力の減り方になる。でも,このゲイムは編成した部隊で行動するから,遠距離攻撃ができるキャラを多く編成していれば,相手と重なる前に操作しているキャラの周りにいる味方が、遠距離攻撃で敵側の体力を削っておいてくれるんですね。で,体力が減った敵キャラと重なって戦闘することで,こちらが先に相手の体力をゼロにして勝利できる。そういう戦い方ができるんですよ。
こんな具合に頭を使った戦い方が必要なゲイムなのに,操作としては移動だけ。このシンプルさと奥深さが噛み合っているから面白い。慣れてきたら,ビジュアル的には地味なはずなのに,戦っている気にさせられてくるから不思議なもので。うまく数値に感情移入させられているってわけね。
で,ハック・アンド・スラッシュだから,戦闘後のご褒美も楽しみの一つで。これがまた絶妙に今の自分に対してちょうどいい強さの武具が出てくるのよ。そのうえで1ステージにかかる時間は短く,そもそも操作するキャラのスピードが速いからゲイムテンポがビビるほど心地いいの。そりゃまあ,ついつい重ねてプレイしちゃうわよね。
ぶっちゃけストーリーなんてあってないようなもんなんだけど,ストーリーとかどうでも良くて,プレイするたびに絶妙に強くなる感覚がホントに楽しいの。派手なゲイムが好きだという人には向いていないけど,なんとなくダラダラプレイしたい,でもちょっとくらいは目的がほしいって人に向いているゲイム。
アベレージで勝負するのではなく,面白みを研ぎ澄まして勝負っていう,インディーズゲイムらしい志で作られたタイトルだと思うわ。興味があればプレイしてほしいわね。
というわけで,今週は渋谷駅の巨大広告になったよって報告と,インディーズゲイムの生き様に強く感化されましたってお話でした。
何か落ち度があれば叩かれるのは昔からそうだけど,今は叩いている一人一人の意見が可視化できる時代。たとえば「グラフィックスがクソだからやる気が起きねえ」的な意見がSNSで流れたとして,それを見つけてしまうと,作り手としては「そこで勝負してないんだけどな〜」と思いつつも,いたたまれない部分が出てくると思うの。で,「その先入観で本当に味わってもらいたい部分をプレイしてもらえない」のはつらいなあとも思うだろうし。
ただ,そんな時代の中でもブレずに己の強みに特化したゲイムを作れるクリエイターはすごいなあと心から感嘆するわ。インディープロレスラーの私も頑張ろう。もう一度何かしらで広告になれるくらいには。まあ,広告になるのが直接の目的で活動してるわけじゃないし,広告になれたのは運が良かっただけではあるんだけどね。
とはいえ,こんなあまり日の目を見にくい私を人前に出してくれたことに対して嬉しい気持ちはある。あらためて今回,広告になるために力を貸してくれた方達,ありがとう。そして,この連載も実はメンバーを増やすための一助になったので,これを読んでくれている人もありがとう。そもそも読んでもらえないと連載を続けられないからね。今後ともよろしく。次のも読みやがれ。ではまた来週。
今週のハマりゲイム
PlayStation 5:「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」※PlayStation 4版
Nintendo Switch:「ヴァスタークロウズ3 〜神界の龍師〜」
iOS:「龍が如く ONLINE」
iOS:「今三国志」
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション」
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ヴァスタークロウズ3 〜神界の龍師〜
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ヴァスタークロウズ3〜神界の龍師〜 Offline ver.
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