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インディーズゲームの小部屋:Room#444「MANDAGON」
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印刷2016/08/17 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#444「MANDAGON」



 ゾロ目でなんとなく縁起がいい「インディーズゲームの小部屋」の第444回は,Blind Sky Studiosの「MANDAGON」を紹介する。本作は,チベットの神学や哲学にインスパイアされた横スクロールアクション。チベット仏教ニンマ派の経典である「チベット死者の書」が説く,生と死の中間の状態「バルド」を描いたという,ドット絵による独特で緻密なアートワークが大きな魅力だ。

画像集 No.001のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#444「MANDAGON」

 プレイヤーが操作するのは不思議な石像で,ジャンプを駆使してマップを探索しながら,あちこちにある6つの石碑を起動させるのがゲームの目的となる。ただし,石碑を起動するためには,それにはめ込む小さな石版が必要で,まずはこれを見つけ出さなければならない。

画像集 No.002のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#444「MANDAGON」

 石版は石碑の数と同じ6つあり,それぞれマップ上に点在する小屋の中に安置されている。本作には敵が一切登場しないので安心して探索に専念でき,雪が残るチベット高地の寺院を思わせる背景は新鮮で,退屈に感じることはないだろう。また,マップ上にはエレベーターのような仕掛けや,一時的に飛行能力を与えてくれる石像などの,ちょっとしたギミックも用意されている。

画像集 No.003のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#444「MANDAGON」

 そして,ところどころにある不思議なオブジェからは,本作のストーリーらしきものを読み取ることができる。ゲームを開始して最初に見つかるオブジェのメッセージは,ゲームを進めるためのヒントになっているが,それ以降のものについてはかなり謎めいており,正確な意味はよく分からない。だが,どうやら病死した娘を,わが身を捧げて救おうとする父親(=主人公)の話ではないかと思われる。あんまり自信ないけど。


 本作は,普通にプレイしても1時間もかからずにクリアできる小作品で,Steamを通じて無料で配信されている。2016年8月4日のリリース以来,記事執筆時点ですでに1300件以上のユーザーレビューの投稿があり,そのうちの96%が高評価を付けているなど,その独特の世界観とストーリーに多くの人が心を奪われている。チベット仏教をテーマにした素晴らしいアートワークだけでも一見の価値があるので,興味を持った人はぜひプレイしてみてほしい。

■Blind Sky Studios公式サイト
http://blog.blindskystudios.co.uk/

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