ムービー
[CJ 2008#29]“ゲームプレイ物理”をPhysXで実現した「鉄甲前伝」改め「鉄甲突撃」は,まもなくクローズドβテストへ
その「鉄甲前伝」が,2008年は「鉄甲突撃」と名前を変えて,再び出展されていた。ブースには6〜7台の試遊台が設置され,なかなかの賑わいであったうえ,ブーススタッフの張巍氏に聞いたところでは,まもなくクローズドβテストを開始できるという。
そうした開発の進捗もさることながら,今回注目すべきはブースで流していたプレイムービーだ。ここまででまだ見ていない人は,まず先にそちらを見てほしい。
ゲームにおける物理演算の用途を大きく分けると,見た目を派手にするのが目的の効果物理と,物理シミュレートがゲームプレイに影響する,場合によっては物理現象をプレイに利用できる,ゲームプレイ物理の二つがある。先ほど挙げた例は,「鉄甲突撃」にそうしたギミックが盛り込まれていることを示しているのだ。
ガラスのほうはちょっと分かりづらいこともあって,その場で張氏に聞いてみたところ,「ここで兵士はダメージを受けている」と明言した。昨年の取材での「被弾そのものを物理現象として再現し,ゆくゆくはプレイ要素として利用できるようにしたい」という回答は,きちんと実行された様子。「Half-Life 2」以降も,残念なことになかなか追従者が増えないゲームプレイ物理を,きちんと追究したオンラインFPSが間もなく登場するのだ。
- 関連タイトル:
鉄甲突撃(旧題 鉄甲前伝)
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