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[CJ 2008#29]“ゲームプレイ物理”をPhysXで実現した「鉄甲前伝」改め「鉄甲突撃」は,まもなくクローズドβテストへ
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印刷2008/07/19 16:36

ムービー

[CJ 2008#29]“ゲームプレイ物理”をPhysXで実現した「鉄甲前伝」改め「鉄甲突撃」は,まもなくクローズドβテストへ

画像集#003のサムネイル/[CJ 2008#29]“ゲームプレイ物理”をPhysXで実現した「鉄甲前伝」改め「鉄甲突撃」は,まもなくクローズドβテストへ
 ChinaJoy 2007では,目標軟件(Objective Software)のPhysX対応FPS「鉄甲前伝」を紹介し,缶が倒れたり木箱が壊れたりする様子もプレイムービーの形でお伝えした。
 その「鉄甲前伝」が,2008年は「鉄甲突撃」と名前を変えて,再び出展されていた。ブースには6〜7台の試遊台が設置され,なかなかの賑わいであったうえ,ブーススタッフの張巍氏に聞いたところでは,まもなくクローズドβテストを開始できるという。

 そうした開発の進捗もさることながら,今回注目すべきはブースで流していたプレイムービーだ。ここまででまだ見ていない人は,まず先にそちらを見てほしい。


張巍氏
画像集#004のサムネイル/[CJ 2008#29]“ゲームプレイ物理”をPhysXで実現した「鉄甲前伝」改め「鉄甲突撃」は,まもなくクローズドβテストへ
 兵士の一人が渡り廊下の上から木箱を落とし,下の敵兵に当ててダメージを与えていたのに気付いただろうか? また,それに続くシーンで,割れたガラス(?)が頭にぶつかった兵士が,よろめくところもあったはずだ。

 ゲームにおける物理演算の用途を大きく分けると,見た目を派手にするのが目的の効果物理と,物理シミュレートがゲームプレイに影響する,場合によっては物理現象をプレイに利用できる,ゲームプレイ物理の二つがある。先ほど挙げた例は,「鉄甲突撃」にそうしたギミックが盛り込まれていることを示しているのだ。

画像集#005のサムネイル/[CJ 2008#29]“ゲームプレイ物理”をPhysXで実現した「鉄甲前伝」改め「鉄甲突撃」は,まもなくクローズドβテストへ 画像集#006のサムネイル/[CJ 2008#29]“ゲームプレイ物理”をPhysXで実現した「鉄甲前伝」改め「鉄甲突撃」は,まもなくクローズドβテストへ

 ガラスのほうはちょっと分かりづらいこともあって,その場で張氏に聞いてみたところ,「ここで兵士はダメージを受けている」と明言した。昨年の取材での「被弾そのものを物理現象として再現し,ゆくゆくはプレイ要素として利用できるようにしたい」という回答は,きちんと実行された様子。「Half-Life 2」以降も,残念なことになかなか追従者が増えないゲームプレイ物理を,きちんと追究したオンラインFPSが間もなく登場するのだ。
  • 関連タイトル:

    鉄甲突撃(旧題 鉄甲前伝)

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