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DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開
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印刷2007/12/21 12:00

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DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開

画像集#002のサムネイル/DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開
 ティザーサイトの第4回更新日として予告されていた2007年12月21日。シグマA・P・Oシステム販売が展開するゲーマー向けブランド「DHARMAPOINT」(ダーマポイント)は,公式サイトを正式公開し,第1弾となるゲーマー向けマウス「DHARMA TACTICAL MOUSE」(ダーマタクティカルマウス)を2008年1月25日に発売すると発表した。店頭売価は税込み8000円前後になる見通し。あと1か月もすると,注目の国内ブランド第1弾製品が店頭へ並ぶことになるわけだ。

本体カラーはブラック(型番:DRTCM01BK)とミッドナイトブルー(型番:DRTCM01BL)の2色が用意される
画像集#003のサムネイル/DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開 画像集#004のサムネイル/DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開


小型軽量を志向し,重量はケーブル込みで110g

“ゲーマー向けチルト”は吉と出るか凶と出るか


 予告どおり,DHARMAPOINTは第1弾マウスの詳細スペックを公開したので,何はなくともまとめてみよう。一部,これまでにお伝えした内容と被る部分もあるがご容赦いただくとして,DHARMA TACTICAL MOUSEの主なスペックは以下のとおりだ。

  • センサー:レーザー式(スリープモード無効)
  • 解像度:400〜2000cpi(≒dpi,エミュレーションモード有効時には最大3200cpi)
  • フレームレート:7080fps
  • 追従可能な最大加速:20G
  • トラッキングスピード:45ips(サーフェスによって可変)
  • データフォーマット(データパス):16bit
  • レポートレート:125〜1000Hz
  • ボタン数:10(メイン×2,左サイド×2,右サイド×1,スクロールホイール×1,チルト×2,解像度変更スイッチ×2)
  • 表面加工:ドライサンド処理
  • マウスソール素材:PTFE(ポリテトラフルオロエチレン,要するにテフロン加工済み)
  • 内蔵フラッシュメモリ:あり
  • ファームウェアアップデート:対応
  • タイプ:ワイヤード
  • 接続インタフェース:USB 1.1(Full Speedモード)
  • ケーブル仕様:ファブリック(布巻き),1.5m長
  • サイズ:63(W)×115(D)×42(H)mm
  • 重量:110g(※ケーブル含む)
  • 対応OS:Windows XP/Vista

写真レベルなので最終判断はできないが,ケーブルの径は短そうで,このあたりも軽量化に一役買っていると思われる
画像集#005のサムネイル/DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開
 もろもろ判明したところで注目したい点はいくつかあるが,最も特徴的なのは,「平均的な日本人の手の寸法に合わせて製作された」(※公式サイトより)という,そのサイズと重量だ。ゲーマー向けマウスでいうと,A4Tech製マウス「X-750F」の横幅を若干短くしたくらいといえば,サイズは伝わりやすいだろうか。110gと告知されていた重量がケーブルの重さを含むというのも,なかなか衝撃的な情報といえる。
 まず間違いなく軽いと思われるケーブルについて続けると,取り回しを最重視しており,「重たいケーブルによってマウスが押し返されるような不快感は皆無」(※公式サイトより)とのこと。全体的に小型軽量化を進め,軽快な操作を実現するデザインになっているようだ。

画像集#006のサムネイル/DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開
左サイドボタン周り。残念ながら今回も右サイドボタンがどんな感じで用意されているのかは明らかになっていない
画像集#007のサムネイル/DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開
マウス内部の写真も公開された。オムロン製スイッチを搭載している
 次に目を引くのがボタン周りだ。いくつか補足すると,まずメインボタンとサイドボタンは,オムロン製のスイッチを採用することで,信頼性と軽さを追求しており,「誤射の可能性もあるほどの軽さを実現」(※公式サイトより)しているという。
 メインボタンとスクロールホイールボタン,解像度変更スイッチを除く6ボタンは,付属ユーティリティソフト「ダーマコントロール」からキーバインドが可能。DHARMAPOINTが「スクリプト」と呼ぶマクロ機能を最大3パターン設定し,本体内蔵のフラッシュメモリに保存して持ち運べるとのことである。ちなみにダーマコントロールからは,解像度のプリセットなど,マウスの基本機能設定も行えるようになっている。

 さてこのとき,DHARMA TACTICAL MOUSEはWindows側から単なるマウスではなく,キーボード機能も持つ「USB複合デバイス」として認識されるのも特徴だ。キーバインドした内容を“USBキーボードからの入力”としてPCに送るようにしたことで互換性が向上し,「特定のゲームでキーバインド設定が有効にならない」問題を回避できたという。

画像集#008のサムネイル/DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開
 DHARMAPOINTの発表時から物議を醸していたチルト機能だが,これは「人差し指による操作の可能性を高めるべく、チルトボタンを積極的にゲーム中で割り当て可能な汎用ボタンとしての機能性を追求」(※公式サイトより)した結果とのことだ。
 DHARMA TACTICAL MOUSEのスクロールホイールは,ホイールボタンと左右チルトを確実に押し分けられるようになっており,“人差し指から最も近い場所にある3ボタン”を素早く操作できることは,ゲームプレイにおいて計り知れないメリットをもたらすと,DHARMAPOINTは主張する。例えばFPSにおいて武器スロットを割り当てれば,ホイールを回すよりも素早く的確に選択できるようになるというわけだ。
 興味深いのは,ホイールボタンとチルトの押し分けが想定されていること。ここに力を入れたマウスというのは記憶になく,それだけにデキが気になるところである。使い勝手さえよければ,「ゲーマー向けマウスのホイールにチルトは不要」という常識を覆すことになるだけに,果たして吉と出るか凶と出るか,実機の完成度に期待したい。

画像集#009のサムネイル/DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開
解像度変更スイッチ。ソフトウェア側で事前に設定した4段階を切り替えられる。メインボタン側に倒せばより高く,反対側でより低くなるイメージでOK
画像集#010のサムネイル/DHARMAPOINT,第1弾製品「TACTICAL MOUSE」の詳細&公式サイトを公開
マウス底面に用意されたレーザーセンサー。底面の全体写真は公開されておらず,どのあたりに配置されているかはまだ分からない
 以上,ここに来て全容がほぼ明らかになったDHARMA TACTICAL MOUSEだが,11月30日の記事で述べた「全体的に奇をてらってはいない」印象が強まると同時に,小型軽量志向に左右非対称のボタン配置やチルトなど,同製品ならではの特徴も見えてきた。価格的には“上の下”に属し,気軽に試してみるわけにはちょっといきそうもないだけに,これらDHARMA TACTICAL MOUSEの特徴が,先進的なゲーマーやマウスマニアからどう受け入れられるかが,ブレイクのカギとなりそうだ。

 なおシグマA・P・Oシステム販売では,DHARMAPOINT製品を購入できる直販サイト「フリップクリック」(http://www.flipclick.jp/ ※21日時点では未公開)を12月25日正午にオープン予定とのこと。同サイトでは,2008年1月20日までの期間限定で,DHARMAPOINT製品購入者に500円分のWebMoneyプレゼントを行うそうなので,誰よりも早く入手して,じっくり使い倒してみたいと考えているなら,記憶に留めておくといいだろう。
  • 関連タイトル:

    DHARMAPOINT

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