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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver \'76」を紹介
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印刷2007/12/19 11:59

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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver '76」を紹介

画像集#011のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver '76」を紹介
 PCゲームと関連のあるNintendo DS/PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載「PCゲームを持ち出そう!」。24回めとなる今回紹介するのは,PlayStation Portable(以下,PSP)用クライムアクション「Driver '76」だ。

 なお,Driver '76は日本国内では正規に販売されていないため,入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店で並行輸入品を購入する必要がある。
 編集部で試した限りでは,本作は国内版のPSPでも動作したが,4Gamer編集部およびソニー・コンピュータエンタテインメントでは国内版PSPでの動作を保証しかねるので,その点はあらかじめご了承を。また本作は海外版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,マニュアルなどはすべて英語なので,その点にも注意してほしい。

DRIVER PARALLEL LINESに登場した
レイとスリンクにまつわるストーリーが展開


画像集#001のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver '76」を紹介
 Driver '76は,クライムアクションゲームDriverシリーズの一作で,PSP専用に開発された作品。同シリーズをよく知らないという人は,シリーズ第4作であるPC版「DRIVER PARALLEL LINES」(以下,PARALLEL LINES)の連載記事「DRIVER PARALLEL LINES 摩天楼はパラ色に」や,レビュー記事を参考にしてほしい。Driverシリーズのゲーム性を,十分につかめるはずだ。

 Driver '76では,そのPARALLEL LINESに登場するレイとスリンクにまつわるストーリーが展開する。
 ゲームの舞台は,PARALLEL LINESの物語が始まるさらに2年前,
1976年のニューヨーク。プレイヤーはレイとなり,いかにもワルそうなスリンクから「ジョブ」(仕事)を請け負い,車泥棒やカーチェイス,ストリートレースなどに挑むのだ(スリンクは,2年前もやっぱりワルだったんだなあ)。

 タイトルに「Driver」とあるように,自動車を運転することが本作のメイン要素となっているが,これまでのシリーズ作品同様,アクション要素の色濃いゲームだ。ダメージ表現はなかなかよい出来で,車体がへこんだり,ボンネットやバンパーが外れたり,窓が割れたりする様子が細かく描かれている。
 しかし,ダメージを受けたことによる挙動の変化といったものを,緻密に再現しているわけではない(損傷の度合いが大きすぎると,走行不能に陥るが)。あくまでも本作のコンセプトは,映画のような痛快なアクションを楽しむことなのだ。

画像集#003のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver '76」を紹介 画像集#007のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver '76」を紹介
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 上で述べたように,本作のゲームの流れは,スリンクから請け負ったヤバいジョブの数々をこなしていくというものだ。依頼されるジョブは,ショールームに押し入ってお目当ての車を盗んだり,レッカー車でお目当ての車を奪ったりといった具合。最初はチンケな仕事が多いが,ストーリーが進むにつれて,銀行強盗の逃走を手伝ったり,冷凍保存された心臓を輸送中の救急車を強奪し,氷が解ける前にバイヤーに届けたり(!)と,内容が派手になってくる。
 またメインのジョブとは別に,50の「サブジョブ」も用意されている。ターゲットの車をポンコツにする,タクシーを運転して客を指定の場所に届けるなど,さまざまな内容だ。たいてい制限時間が設定されており,難度はなかなか高い。

 ジョブを完遂するためには,手段を選ぶべからず。標識や街灯を倒そうが,ほかの車と衝突しようが,人をはねようがお構いなしだ。パトカーに見つかると厄介だが,街中を縦横無尽に走り回って振り切ろう。

画像集#004のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver '76」を紹介
 本作では,車を運転しつつ,窓から身を乗り出して銃を撃てるほか,車の乗り降りも可能。車から降りるとTPS風のアクションゲームとなり,銃やパンチで攻撃できる。ただし,Lボタンを押せば近くにいる敵に自動的にロックされる仕組みなので,難度はそれほど高くない。

 無事に仕事を成し遂げると,金や銃,自動車などの報酬がもらえる。用意されている乗り物は,バイクを含む,計50種類以上。集めた金で,各マシンのパーツをアップグレードしたり,外見をカスタマイズしたりできる。
 また,マンハッタンを中心とするマップ内には計125個の「スター」が配置されており,それを集めることでさまざまなアイテムが手に入る。どのアイテムもゲームの進行には何の影響も及ぼさないが,各ミッションを繰り返し遊んでコンプリートに挑むのも楽しいだろう。

 比較的広い範囲をカバーしているためか,建物や地面などのテクスチャはさほど緻密には描かれていない。だが,カバーしている広さを考えると,街中での建物の密度はまあまあ高いといえるし,一般の歩行者なども(さほど多くはないが)歩いており,よくがんばっているという印象だ。

画像集#002のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver '76」を紹介 画像集#005のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver '76」を紹介

Driver '76の見どころはココ!


画像集#006のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第24回はPSP用クライムアクション「Driver '76」を紹介
 Driver '76の最大の魅力はなんといっても,難しいことを考えず,現実世界ではやってはならない悪事の数々を働けること。本作に用意されているジョブは,いずれもボリュームが小さめで,ちょっとした空き時間に遊ぶのにもってこいだ。とはいえ,難度が低いわけではないので,コンプリートには相当てこずることだろう。
 ストレスが溜まっているときは,本作で,大都会ニューヨークの街中で大暴れし,スカッと爽やかな気分(?)を取り戻してはいかがだろうか。そう,本作は生活にある種の潤いを与える,清涼飲料水のようなものなのだ。

Driver '76


対応機種:PlayStation Portable
メーカー:Ubisoft Entertainment
発売日:2007年5月8日
価格:39.99ドル
公式サイト:http://driver.us.ubi.com/(年齢認証が必要)

  • 関連タイトル:

    Driver '76

  • 関連タイトル:

    DRIVER PARALLEL LINES 日本語マニュアル付英語版

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