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スーパーヒーローになって悪と戦う「Champions Online」が,“基本プレイ無料”型のビジネスモデルへの移行を発表。11月からβテストが開始
Cryptic Studiosは,かつてヒーローものMMORPG「City of Heroes / City of Villains」の開発を手がけ,最近では,今年(2010年)2月に「Star Trek Online」をリリースしたり,「ダンジョンズ&ドラゴンズ」をベースとしたMMORPG「Neverwinter」を現在開発中だったりと,MMORPGの開発にかけては高い実力を誇るデベロッパだ。
Champions Onlineは,そんなCryptic Studiosが,1981年から続くテーブルトークRPG「Champions」をベースとして作り上げた作品。期待されつつ2009年9月にローンチしたが,残念ながら大きなヒットにはなっておらず,今回の“F2P化”によってテコ入れを行いたい考えのようだ。
基本プレイ料金が無料になる来年以降のChampions Onlineには,月極めのプレミアム料金を支払うGoldアカウントと,無料のSilverアカウントという,2種類のアカウントが用意される。現在すでに課金中の人は,自動的にGoldアカウント会員になる。
Silverアカウントは無料で取得できるが,大きな制限は設けられず,すべてのゾーンでのプレイが可能で,キャラクターもレベルキャップまで育てられる。Goldアカウントには,それに加えて,キャラクタースロットの数が多かったり,特別なコスチュームが身にまとえたり,マーケットに多くのアイテムを出品できたりといった便利な点が用意される。
また,Goldアカウントではこれまでどおりキャラクター能力をかなり自由にカスタマイズできるが,Silverアカウント用には特定のパワーセットを組み合わせた“アーキタイプ”という,いわゆる“職業”のようなものが用意され,カスタマイズの幅に若干の制限があるようだ。
課金アイテムには,“追加の衣装”“能力リセットトークン”“名前変更トークン”といったものが用意され,ゲームプレイにクリティカルな影響を与えるものは販売されないとのこと。
アメリカではTurbineが,同社の「Dungeons & Dragons Online」や「The Lord of the Rings Online」をFree-to-Play化することで業績の回復に成功している。Champions Onlineの躍進も十分に期待できるだろう。
「Champions Online」公式サイト
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(C)2009 Cryptic Studios, Inc.