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写真で見る,ASUSのゲーマー向けX58マザーボード「Rampage II Extreme」
ASUSは最近,顧客となる販売代理店などに対して,「Extreme」シリーズをオーバークロックマニア向け,「Formula」シリーズをゲーマー向けと案内しているが,前者を冠するRampage II Extremeは,オーバークロック周りの機能が極めて充実した製品に仕上がっている。
今回4Gamerは,ASUSから製品サンプルを入手したが,製品ボックスが存在し,ES品でないチップセットを搭載するあたりは,発売に向けて準備万端といった印象。そんなRampage II Extremeを,ここでは写真でチェックすることにしたい。
写真で見るRampage II Extreme
2008年10月22日の記事でお伝えしたとおり,Rampage II Extremeが持つ大きな特徴は,その電源周りにある。CPUに16フェーズ,QPIおよびCPU内蔵メモリコントローラ向けと思われる「QPI/DRAM」,ノースブリッジ,メモリモジュール向けに各3フェーズという,驚異的な多段構成を採用する点だ。同時に,初代「Rampage Extreme」が搭載して話題となった,富士通製の機能性高分子コンデンサ「ML Caps」(Multilayer type Polymer Capacitor)は,引き続き搭載している。
NVIDIA SLI(以下,SLI)とATI CrossFireX(以下,CrossFireX)両対応というのも,Rampage II Extremeの見逃せない特徴といえる。なお,公式には「2/3-way SLIとCrossFireX対応」であり,CrossFireXが“どこまで”サポートされるかは明らかになっていない。
SLI認証を受けているため,2/3-way用のブリッジコネクタが,それぞれ付属している。2-way用はフレキシブルなタイプだ |
SLI動作が前提ということもあり,ストレージ系の拡張コネクタは基本的に,マザーボードの“外”に向かって用意される |
冒頭で述べたとおり,Rampage II Extremeは,よりオーバークロック性能を高める方向でのチューンがなされている。そのため,ゲーム用途ではほとんど使い途のない機能もいくつか用意されているが,いずれにせよ,その多機能ぶりは圧巻だ。
位置づけの変化により,「ゲーマー向け」と断言するのはやや難しくなったRampage II Extremeだが,ハイエンドマザーボードとしてはなかなか面白い製品といえる。現時点で国内発売日や価格などの詳細は分かっていないが,登場の暁には,従来製品以上にオーバークロッカーの注目を集めそうだ。
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