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ASUS,超ハイエンドからEee PCまで,全レンジでゲーマー向けPCを推進へ
同発表会のメインを務めたのは,ASUS創業者の一人でもあるJohnny Shih(ジョニー・シー)会長。氏は,2010年の同社が製品開発の柱と位置づける三つのテーマ「グリーン(エコ)」「ゲーム」「音」を挙げ,テーマごとに,取り組みと,ノートPCを披露してみせた。
今回はそのなかから,もちろん,ゲームに関する部分をピックアップしてお伝えしたい。
R.O.G.をトップブランドに,
ミドル&エントリーゲーム市場へも製品を展開
ゲームに関してShih氏は,「一言で『ゲーム』と言っても,さまざまなジャンルがあり,ユーザーごとに,製品に対する要求は異なる」と,“ゲーマー向けPC”を三つの層に分けて開発を進める理由を説明する。
そんなR.O.G.ブランドの新製品で注目は,「ATI Radeon HD 5870」(以下,HD 5870)を2基搭載した「ARES/2DIS/4GD5 Limited Edition」(以下,ARES)になるだろう。
また,ARESでは,オリジナルのGPUクーラーを採用することで,冷却能力はHD 5970リファレンスクーラーの6倍を実現し,動作音も37dBまで下がっているとのことだ。
ただ,HD 5870を2基搭載することで,その消費電力はかなり増えているようで,PCI Express外部給電コネクタ仕様は8ピン×2+6ピン×1。驚きの3系統である。
容量2GBのグラフィックスメモリとHD 5870 GPUを2セット,1枚のPCB上でまとめている以上,その消費電力は400W近くなるはずなので,パフォーマンスがモンスター級なら,その消費電力も怪物クラスになると思われる。
オリジナルデザインのクーラーにより,風量は6割増し。動作音も耐えられるレベルにまで下がっていると謳われる |
PCI Express外部給電コネクタは,史上初の3系統! しかも,8ピン×2+6ピン×1という“超豪華仕様”である |
AMD 890FXはPCI Express(以下,PCIe)2.0 x16×2とx1×6,計38レーンをサポートするが,Crosshair IV Formulaでは,まず,ノースブリッジに近いほうから1本めのx16スロットを16レーンで,4本めを4レーンでそれぞれ固定。続いて2本めと3本めをx1/x16またはx8/x8とし,x16 ×2の2-way,x16/x8/x8の3-way,x16/x8/x8/x4の4-way ATI CrossFireXを構成可能にしている。
赤いコネクタがSATA 6Gbps対応ポート |
μPD720200を搭載することでUSB 3.0にも対応 |
ユニークなレーン構成を実現するx16スロット |
これら,次世代のR.O.G.シリーズ製品は,2010年第2四半期の市場投入予定とのことだ。
Shih氏は,「最新ゲームタイトルを積極的にプレイする人や,トーナメントを戦うプロゲーマーのシビアな要求を満たすPCのベースになる」と,R.O.G.ブランドのパフォーマンスと信頼性に,絶対の自信を見せていた。
見た目にもこだわるゲーマーに向けて
ノートPCやEee PCを展開
さらに,カジュアルゲーマー向けには,Netbook/Nettopブランドの「Eee PC」から,「Atom N470/1.83GHz」を搭載した高機能モデル「Eee PC 1018P」を,選択肢として位置づけていく。指紋センサーを搭載するなど,明らかに一般的なNetbookとは雰囲気が異なる同製品,液晶パネル部には「Eee PC Premo」というロゴも見られた。
- 関連タイトル:
Republic of Gamers
- 関連タイトル:
Eee
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