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印刷2016/01/09 16:10

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[CES 2016]ASUSが公開したゲーマー向けマザーや超強力デスクトップPCなどをまとめてチェック

 CES 2016でASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,ゲーマー&オーバークロッカー向けハイエンド製品ブランド「R.O.G.」(Republic of Gamers)に属するマザーボード「MAXIMUS VIII FORMULA」など,ゲーマー向けの新製品をいくつか披露した。順に紹介していこう。

MAXIMUS VIII FORMULA
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MAXIMUS VIII FORMULAなど,マザーボード


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並んで展示されていたMAXIMUS VIII FORMULA(左)とMAXIMUS VIII EXTREME(右)。ROG ArmorとAura LED Illuminationの有無が,外観上の大きな違いだ
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ROG ArmorはPOSTコード表示用の7セグメントLEDや,テスト用の[Start][Reset]スイッチをも覆っている
 2015年12月下旬にオーバークロッカー向けの「Intel Z170」チップセット搭載マザーボード「MAXIMUS VIII EXTREME」を国内発売したASUS。MAXIMUS VIII FORMULAは,それとは別ラインとなるゲーマー向けの新しいIntel Z170トップエンドモデルだ。
 「Intel Z97」時代のゲーマー向け最上位製品「MAXIMUS VII FORMULA」に引き続き,グラフィックスカードの発熱からマザーボードを守るという「ROG Armor」が基板の大部分を覆うシルエットを採用するが,今回のROG Armorは,「Aura LED Illumination」として,28個のLEDによるイルミネーションの色を変更可能なのがポイントとなる。しかもイルミネーションは単なる飾りではなく,「温度が上がったときには色を変えて警告する」といった機能も持っているという。

 さらに,4ピンの「Aura RGB Strip」ヘッダに一般的な5050(5×5mm)仕様のLEDテープを直接接続できるそうで,「魅せるゲームPC」の自作が捗りそうな気配である。

ASUSが公開している画像より,Aura LED Illuminationの光り方見本とAura RGB Stripの接続イメージ
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ストレージスロット部にU.2コネクタがある
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 最新世代のマザーボードらしいのは,内蔵ストレージインタフェースとして,PCI Express 3.0 x4接続のU.2コネクタとM.2スロットを搭載するところだ。最初,M.2スロットの場所がどこにあるのか分からなかったのだが,説明員によると,ROG Armorは一部が取り外せるようになっており,そこにスロットが隠れているとのことだった。

MAXIMUS VIII FORMULAの分解イメージ。ROG Armorのうち,ROGロゴ部(画像右端)が別パーツになっており,その下にM.2スロットがあるのが見える
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 外部インタフェースでは,Intel製の「Alpine Ridge」コントローラを搭載することで,USB 3.1(Type-A×1,Type-C×1)をサポートするのがトピックとなるだろう。Alpine Ridgeというと,Thunderbolt 3コントローラだと思うかもしれないが,MAXIMUS VIII FORMULAの場合,あくまでもUSB 3.1コントローラとして使っているとのことだった。

 オンボードのサウンドは「SupremeFX 2015」仕様。電源部のパッシブクーラーが空冷&液冷ハイブリッド仕様なのは従来製品どおりだが,今回はPC用の液冷製品メーカーであるEKWBとの協業によって「CrossChill EK」にグレードアップしているそうだ。性能は? と聞くと「空冷比でマイナス23℃」と,従来の「CrossChill Copper」と変わらない数字が返ってきたが……。

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 現在のところ価格は未定だが,MAXIMUS VIII EXTREMEよりは安価になるそうだ。MAXIMUS VIII EXTREMEのメーカー想定売価は7万2000円前後なので,あくまでも想像だが,税込5万円台後半から6万円台といったところではなかろうか。

 なおASUSは,PRO GAMINGシリーズの新製品として,Aura LED Illumination搭載の「Intel B150」チップセット搭載のMini-ITXモデル「B150I PRO GAMING/WIFI/AURA」と「AMD 970」チップセット搭載のATXモデル「970 PRO GAMING/AURA」もCES 2016のタイミングで発表している。両製品ともM.2スロット搭載で,B150I PRO GAMING/WIFI/AURAはIEEE 802.11ac準拠の2x2 MIMO,後者はUSB 3.1対応といったあたりがトピックだ。

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B150I PRO GAMING/WIFI/AURA
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970 PRO GAMING/AURA


ROG GT51


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NVIDIAの「GeForce GTX VR Ready」認証を受けたROG G51。拡大写真がなくて申し訳ないのだが,左下に小さく写っているのがROG Bandだ
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本体前面下部のデザイン。やたら気合が入っている
 「ROG GT51」は,CES 2016が初公開となるゲーマー向けの大型タワーPCだ。小型化しているゲームPCの逆行するかのような巨大な筐体は,ガンメタリックに赤をあしらったシルエットになっているが,前面パネル下部だけは,銅のようなカラーリングをしたエンジンコア風デザインになっており,ここに埋め込んであるLEDイルミネーションは約800万色から選んで設定できるという。

 スペックは豪華の一言で,「GeForce GTX TITAN X」の2-way SLI,M.2接続のSSD×2によるRAID 0と聞けば,それだけで未公開のコストが尋常ならざるものだということが想像できると思う。
 搭載するCPUは「Core i7-6700K」で,簡易液冷クーラー付き。また,側板を開けてもらえなかったので詳細は不明ながら,GPU冷却用には特別な冷却機構を用意しているそうだ。

 興味深いのは,「ROG Band」と呼ばれるNFC(近距離無線通信)チップ搭載のリストバンドが付属するところで,これを筐体前面,ROGロゴの上にあるNFCセンサーにかざすと,ストレージ上にある隠しパーティションへアクセスできるという。人間,誰しも秘密にしたいデータがあったりするだろうが,それを隠すアイデアとしてはとても面白い。
 また,このリストバンドは,システムのオーバークロック設定を有効化する鍵としても使えるという。

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本体前面上部のインタフェース群。ここにUSB 3.1 Type-Cがある
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光学ドライブはスリムタイプ。本体前面向かって右脇のところにあった


ROG Swift PG348Q,ZenFone ZOOM


 2015年9月のIFA 2015で発表され話題を集めた34インチ湾曲ディスプレイ「ROG Swift PG348Q」が,CES 2016に再登場。4Gamerでは初めて紹介することになるが,これは解像度3440×1440ドットで垂直リフレッシュレート100Hzおよび「G-SYNC」対応というスペックを持つ製品だ。
 IFA 2015から4か月近く経ったので,そろそろ発売日や価格情報を……となるのが人情だが,残念ながらどちらも依然として明らかになっていない。

ROG Swift PG348Q
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ZenFone Zoom
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 ゲーマー向けではないものの,個人的にちょっと目を引いたのが,北米市場で2016年2月に399.99ドル(税別)で発売予定となっているAndroidスマートフォン「ZenFone Zoom」(型番:ZX551ML)だ。5.5インチ,解像度1080×1920ドットのIPS液晶パネルを搭載し,レザー調の背面加工を採用したスマートフォンだが,最大の特徴は,レンズ部が本体から飛び出さない光学3倍ズームと4段分の光学式手ブレ補正,0.03秒で決まるオートフォーカス機能を搭載したカメラ機能「PixelMaster 2.0」だろう。

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 ちなみにレンズはHOYA製,センサーはパナソニック製。搭載するSoC(System-on-a-Chip)はIntel製の「Atom Z3590」,メインメモリ容量は4GBだ。LTEバンドは1/2/3/5/7/8/9/18/19/28対応となる。

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ASUSのMAXIMUS VIII FORMULA製品情報ページ(英語)

ASUSのZenFone Zoom製品情報ページ(英語)

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