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ケーブルが目立たない「BTF」対応PCパーツや巨大なハンマー型ポータブル電源など,ASUSブースの注目製品を紹介
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印刷2024/06/14 21:08

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ケーブルが目立たない「BTF」対応PCパーツや巨大なハンマー型ポータブル電源など,ASUSブースの注目製品を紹介

 例年どおり,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,COMPUTEX 2024会場に大規模なブースを構え,最新製品や開発中のプロトタイプモデルなど,さまざまな製品を展示していた。本稿では,ゲーマー向け製品ブランド「Republic of Gamers」(以下,ROG)の注目製品を中心に紹介する。

ROGブース。通りを挟んだ反対側にASUSブースを別途構えている
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 ROGブースでは,ASUSが「Back-To-the-Future」(以下,BTF)という名称で推進する裏配線仕様マザーボードと,BTF対応PCパーツの展示が目立っていた。BTFは,電源コネクタやSATAコネクタなどをマザーボードの裏面に配置することで,ケーブル類を背面に隠して見栄えの良いPCを実現するというものだ。

 展示していたマザーボードは,IntelのデスクトップPC向け次世代CPU「Arrow Lake」(開発コードネーム)に対応した製品で,製品名をはじめとする詳細なスペックは明らかになっていない。ただ,I/Oパネルのカバーに「MAXIMUS」という印字があることから,フラグシップモデルだと推測できる。

Arrow Lake対応の裏配線マザーボード
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 ほかのマザーボードメーカーからも,裏配線仕様のマザーボードは登場しているが,ASUSのBTFならではという特徴がある。それは,PCI Express(以下,PCIe)スロットの横に,グラフィックスカード用の補助電源スロットを搭載する点だ。他社製品の場合は,補助電源ケーブルは表面に見えてしまう。それに対して,BTFはケーブルレスで接続できるというわけだ。

PCIeスロットの左隣り,メモリスロットの下あたりに補助電源スロットを搭載する
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 PCケースでは,Cooler Masterと協業して,BTFの機構を生かした展示を行っており,マザーボードを搭載した本体部分に,グラフィックスカードを搭載した部分を上から挿すという構造のものが多かった。グラフィックスカードがむき出しのまま動作する点をはじめとして,気になる部分は多いものの,黎明期ならではの面白さがある製品だった。

ROGブースの参考出展製品。左側はラジエーターを外付けにしたPCで,マザーボードを90度回転させて取り付ける倒立構造のケースを採用する。右側は下の部分にマザーボードを搭載し,上からグラフィックスカードを乗せたPCだ
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Cooler MasterのBTF対応ケースを使ったPC
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Cooler Masterのブースにあった同じ展示。まさにグラフィックスカードを取り付けたケースを上から挿すという構造だ。これも1つの外部GPUボックスと言えるだろうか
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 ROGブランドの展示でとくに人気だったのは,ポータブル電源兼UPSの「ROG Mjolnir」だ。ROG Mjolnirは,2024年4月1日にASUSが画像を公開したものだ。当初はエイプリルフールのジョークかと思われたが,その後「エイプリルフールではなく実製品」と発表して話題となっていた。

実際に製品化してしまったROG Mjolnir。柄の部分は簡単に外れてしまうので,高潔な心の持ち主でも柄を持って掲げるのは難しいだろう
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 北欧神話の雷神トールが持つ「ミョルニル」をモチーフとした製品だが,外観デザインはMARVEL作品のヒーローである「マイティ・ソー」の「ムジョルニア」に近い。
 容量768Whrのリン酸鉄リチウム電池を内蔵しており,「GeForce RTX 4080」搭載のPCで,ゲームを約1時間動かせるそうだ。ROG Mjolnirに対する充電は,ACアダプタに加えて,ソーラーパネルによる太陽光発電でも可能だという。

 また,本体には,AC電源ソケット×4と,USB Power Delivery対応のUSB Type-Cポート×2などを備える。天面にある柄の部分を取り外すと,Qi 2.0規格認証のワイヤレス充電も行える。なお,柄の部分はLEDライトにもなっており,災害時などのトラブルにも役立ちそうだ。

ハンマーの柄はLEDライトになっていた
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 周辺機器では,「Wi-Fi 7」(IEEE 802.11be)対応の無線LANルーターにも注目だ。ROGブースでは,大型筐体を採用した「ROG Rapture GT-BE19000」を展示していた。

無線LANルーターのROG RaptureGT-BE19000。ROG Rapture GT-BE98は,盛り過ぎとも言えるスペックで15万円前後の実売価格だが,こちらはもう少し価格は抑えられそうだ
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 2024年4月に国内発売した「ROG Rapture GT-BE98」では,2.4GHzと2つの5GHz,6GHz帯という4つの周波数帯を利用できる。これに対して,ROG Rapture GT-BE19000は,2.4GHzと5GHz,6GHz帯という一般的なトライバンド対応する下位モデルという位置付けとなる。そのほかのスペックは,ROG Rapture GT-BE98と共通だ。

 TUF GamingブランドとASUSブランドからもWi-Fi 7対応無線LANルーターが登場している。気になるのは,TUF Gamingの「TUF-BE3600」と「RT-BE58U」で,いずれも2.4GHzと5GHz帯の周波数に対応している。

TUF-BE3600(左)とRT-BE58U(右)
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 Wi-Fi 7というと,6GHz帯を利用した高速な転送速度が見どころの1つだが,6GHz帯への対応は必須の要件ではないそうだ。
 ただ,6GHz帯に対応しなくとも,信号の変調方式を変更したほか,複数の周波数帯を束ねて通信する「Multi-Link Operation」(MLO)といった技術の導入により,既存のWi-Fi 6/6E(IEEE 802.11ax)と比べて,高速な通信を見込める。
 現状のWi-Fi 7対応無線LANルーターは比較的価格が高いものが多い。TUF-BE3600のように2.4GHzと5GHz帯に絞った製品であれば,価格は抑えられそうだ。今後のWi-Fiルーター選びでは,規格とともに対応する周波数帯も確認するようにしたい。

ASUSブランドのWi-Fi 7対応ルーター「RT-BE92U」。こちらは6GHz帯にも対応する
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 このほかに,ROGブースとASUSブースにあった気になる製品を写真で紹介する。

ROGブースに展示していたノートPCのコンセプトモデル「Project Dali」。天面に電子ペーパーを用いたパネルを用いており,デザインを自由に変更できる
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ASUSブースに展示していた国内未発表の最新スマートフォン「Zenfone 11 Ultra」。スペックは「ROG Phone 8」とかなり近い
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ASUSブースのThunderbolt 5対応ドッキングステーション「DC510」。8K×2あるいは4K×3の映像出力が可能だ。また,内部にM.2 SSDも搭載できる
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ASUS公式Webサイト

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