インタビュー
レベルキャップ開放に伴い,対人戦を盛り上げる要素が続々登場! 「SEKIHEKI」大型アップデート「UPDATE Ver.6 極めの刻」
加えて,レベル60〜80のプレイヤーを対象とする四つの新エリアおよび七つの戦場も実装される。本記事では,新しく追加されるそれぞれの要素について紹介していこう。
「騎乗戦闘」とレベル8武器に加え,新ステータス「資質属性」で対人性能をパワーアップ
また騎乗戦闘時には,通常とは異なる専用のスキルを使用することになる。レベル70〜75で習得できる騎乗戦闘スキルは,一時的な速度の上昇や,プレイヤーの状態変化を引き起こすもの。後者は,単体での効果はもちろんのこと,別のスキルと組み合わせると絶大なダメージを与えたり,あるいは敵のスキル詠唱をキャンセルしたりできるものが含まれている。この状態変化は15〜25秒間効力が続くので,戦局を見極めて連携攻撃の起点としたいところ。そのほか,騎乗状態からの体当たりで最大6体にダメージを与え,なおかつ一定確率で詠唱をキャンセルする特殊スキルなどもある。
レベル75〜78では,単純に攻撃力が上がるだけでなく,相手の防御力を無視したり,あるいは攻撃速度を下げたりといった,追加効果を持つ騎乗戦闘スキルを習得できる。これらの新スキルは,武器の種類や形状で仕様が制限されるものも含まれており,またいずれも対人戦で活用されることを意識しているため,今後は戦場や国戦での戦略・戦術も大きく変わっていくだろう。
資質属性は,レベル61以上で,武芸の段位が「聖位」(従来の「秘伝」の一段上)となったプレイヤーに発生する新たなステータスだ。プレイヤーのレベルが上がるごとに,5ポイントずつ「資質ポイント」が与えられるので,それを武力/鋭敏/知力/身法/技巧/魅力という6項目のいずれかに振り分けていく。ポイントが一定値に達すると,アイコンのスキルが開放され,その効果を得られるようになるというわけだ。
なお,レベルアップで得られる資質ポイントは最大100だが,それ以外にもポイント獲得手段が用意されるとのこと。
このうちレベル8武器については,レベルアップ時に使用する素材によって,4種類の形状/能力の異なるものに分岐する仕様となっている。
すなわち,もともと12種類あった武器が,それぞれ4種類に派生するので,全48種類になるわけだ。とはいえ,この派生によって異なるのは,上記の資質属性を上昇させるボーナスポイントの部分のみとなる。形状が変わるという部分がちょっと気になるが,各自のプレイスタイルに合わせて,適合するパラメータのものを選んでいこう。
古代遺跡やジャングルなども舞台に! 新エリア実装
レベル61〜68のプレイヤーを対象とする「妖折の雪原」は,雪と氷に覆われた大地だ。ここには,秦王朝滅亡後の覇権を争い楚漢戦争で敗れた西楚の覇王「項羽」が,魂となってプレイヤーを待ち受けている。
レベル68〜70を対象とする「留香の谷」は,蜀の民が戦火を逃れてきた地域という設定。雄大な滝や自然に囲まれた美しい土地で,古代文明の遺産といえるような,不思議なモンスターが登場する。
レベル70〜76を対象とする「楼蘭沙海」は,実在した楼蘭を中心としたエリア。楼蘭は,シルクロード交易で栄えており,三国志の時代は漢王朝と深い繋がりを持っていた。そのため楼蘭は,SEKIHEKIでも,漢王朝を狙う遊牧民族「匈奴」から狙われている。また,エリアの端のほうは入り組んだ山道となっているが,そこを探索するようなクエストもあるようだ。
レベル77〜80を対象とする「迷花雨林」は,ジャングルをモチーフにしたエリアで,マップそのものがダンジョンのように入り組んでいる。現状,最高レベルのエリアとなっており,配置されているモンスターもかなり強く,探索には困難を強いられるだろう。
三国志ファンに人気の史実に基づくクエストももちろん登場。新たな七つの戦場
新戦場もまた,一気に7種類が実装される。三国志ではお馴染みの「合肥の戦い」は,レベル60以上のプレイヤーが対象で,魏の名将「張遼」が呉の大軍を退けた史実をベースに,とにかく大量の敵を罠などをうまく使って効率よく撃退することが要求され,参加メンバーのチームワークと戦略を重視するクエストとなっている。一方,劉備が蜀を手に入れる「益州攻略戦」は,うって変わって,ひたすら戦う内容となっており,それぞれが異なる形で三国志の魅力を再現しているといえる。
そのほか,生産系レアアイテムが入手できる「黄帝の遺跡」(レベル60以上),一人用で称号獲得を目的とする「曹植【外伝】」(レベル61以上),上記の項羽の魂を討伐する「項王の霊域」(レベル68以上),匈奴から楼蘭の王族を救い出す「楼蘭」(レベル75以上)が実装される。
また新戦場「定軍山の戦い」(レベル70以上)は,蜀と魏に分かれて戦っている合戦場が舞台となるのだが,これまでのように敵の大将を討伐すれば勝利というわけではない。蜀と魏の両方の立場から進めていくという変わった内容になっているのだ。すなわち,史実に則り,最初に蜀陣営として夏侯淵討伐,その次に魏の陣営となって,今度は法正の企みを暴くことが目的となる。それぞれの目的が異なるという興味深い戦場だ。
SEKIHEKIプロデューサーの森下竜登氏によれば,今回のアップデートは,より対人戦を楽しむための内容になっているとのこと。関連して,先日行ったアンケートの結果に伴い,PKの仕様を変更することも考えているそうだ。すなわちPKがなくとも,国戦やPvP戦場によって対人戦という特徴を十分に際立たせることができるというわけだ。森下氏は,今後も「面白い対人戦」を盛り上げていきたいと,強い意気込みを見せていた。
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