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変わるのはタイトルだけじゃない。大規模戦闘コンテンツ“赤壁の戦い”や低〜中レベル帯へのサポートで新生する「SEKIHEKI」について,運用担当者に直撃
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印刷2010/11/26 00:00

インタビュー

変わるのはタイトルだけじゃない。大規模戦闘コンテンツ“赤壁の戦い”や低〜中レベル帯へのサポートで新生する「SEKIHEKI」について,運用担当者に直撃

画像集#001のサムネイル/変わるのはタイトルだけじゃない。大規模戦闘コンテンツ“赤壁の戦い”や低〜中レベル帯へのサポートで新生する「SEKIHEKI」について,運用担当者に直撃
 シーアンドシーメディアが運営するMMORPG「SEKIHEKI」では,11月29日にアップデート「新たなる鼓動-生まれ変わるSEKIHEKI-」が実施され,そのタイミングでタイトルが「三国志-SEKIHEKI-」へと変更される。
 「新たなる鼓動-生まれ変わるSEKIHEKI-」は,大規模戦闘コンテンツである「赤壁の戦い」「猛将システム」や,新種族「蛮族」などが追加される大がかりなもので,「三国志-SEKIHEKI-」の幕開けに相応しい内容となっている。

 「SEKIHEKI」は,プレイヤーが魏/呉/蜀の国別に分かれて覇を競うという,対人戦要素とアクション性の強いMMORPGだが,「三国志-SEKIHEKI-」になってもその路線は変わらず,新種族や新武器の登場によって,さらに熱い戦いが楽しめるようになりそうだ。
 今回は,同作運用担当者の大城 卓氏に話をうかがう機会を得たので,タイトル名の変更後,ゲームがどのように変化するのかについて,詳しく聞いてきた。

「SEKIHEKI」公式サイト


「SEKIHEKI」から「三国志-SEKIHEKI-」へのタイトル変更。その理由は?


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運用担当者の大城 卓氏
 タイトル名を「三国志-SEKIHEKI-」に変更するにあたり,まずはキービジュアルが刷新された。ビジュアルは墨絵イラストレーターの茂本ヒデキチ氏による渾身の作品で,タイトルロゴが入ったイラストでは,中央に曹操,左に孔明,右に周瑜という,赤壁の戦いで活躍する3人の姿が確認できる。

「タイトルおよびキービジュアルは,三国志の歴史に忠実なタイトルであると明確に打ち出していきたい。そういう意図で変更に踏み切りました」と大城氏。実際,ゲーム内の戦場やストーリーは,三国志の物語に沿ったものになっており,三国志ファンなら思わずニヤリとしてしまうシーンも多い。すぐに“三国志のゲーム”だと分かるタイトルへの変更には,そうした事情があったのだ。


集団戦闘の新コンテンツ“赤壁の戦い”の内容は?


 「新たなる鼓動-生まれ変わるSEKIHEKI-」では,ティザーサイトでも確認できるように,4種類の大きな要素が追加される。
 とくに注目すべきは,大規模な対人戦闘コンテンツである“赤壁の戦い”だろう。これは単純に汎用的な戦場が増えるのではなく,新機軸となりうる新しいゲームシステムだ。以前のタイトルが「SEKIHEKI」であったことや,史実においても有名な戦いであることなどを考慮しても,非常に重要なコンテンツになることは間違いない。
 ちなみに本作では,国戦という既存の大規模戦闘コンテンツもある。こちらは毎週土曜日に開催されており,宣戦布告をした国とされた国による二国間の戦いになる。赤壁の戦いも毎週決まった時間に行われる戦争であるが,三国が入り乱れての戦いが展開されるのだという。

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 三国志演義における赤壁の戦いは,曹操軍と劉備・孫権合同軍が長江で対峙し,水軍が大いに活躍する。本タイトルの赤壁の戦いでもそれは同じで,船の上を歩けるようなフィールドが存在したり,実際に船を操作して対岸に渡ったりもできるそうだ。
 船を操作するという点には,大城氏も相当こだわったらしく,プレイヤーがある程度自由に船を動かせるのだという。船の画像も見せてもらったが,非常に大きく,大勢の仲間を乗せることができそうだ。ちなみに大砲のようなものも実装され,船を狙って砲撃することも可能になるらしい。当然,砲撃を受けて船の耐久力がなくなれば,そこに乗っていた兵士もろとも沈んでしまう。この大砲の存在があるため,単純な人数勝負のパワーゲームにはならず,戦術面での工夫が勝敗を分ける要素になるのではないだろうか。

 なお国戦の場合,レベルが高く装備が充実しているプレイヤーが当然強く,逆のプレイヤーはあまり活躍できない。その状況を打破するため,赤壁の戦いでは,前哨戦と本戦という2段階の戦いを想定しているのだとか。前哨戦は後述の”猛将レベル”に達していない者,本戦は猛将レベルに達している者が参加可能だという。

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新武器や新種族など,数多く追加された新要素について


 「SEKIHEKI」の運営開始から約1年半が経過し,武器が少しずつ開放されてきた。本タイトルにおける武器とは,いわば職業のようなもので,所持する武器によって攻撃範囲やスキルが変化する。今回のアップデートでは,“釵”と“槌”という2種類の武器が追加され,ついに全18種の武器が出揃うこととなる。
 釵は,右手に近接武器を持ち,左手に手裏剣を所持するという特殊な装備。手裏剣による遠距離攻撃でけん制しつつ,接近する敵を近接武器で迎撃するという,汎用性の高い武器だ。スピードも速く使いやすいが,攻撃力はやや低い。
 一方の槌は,両手に金槌のような鈍器を持つ装備。見た目そのままのパワフルな攻撃を行えるが,その半面スピードは遅い。しかし,“陣”というトグルスキルによって,パワーもしくはスピードのどちらかを,状況に応じて強化しつつ戦える。

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 武器とともに追加される新種族“蛮族”は,中原を中心に生活している既存の人間とは違い,南方出身の人間だ。
 中原人が新武器の釵と槌を使うには,ある程度の名声を溜めなければならないが,蛮族は最初から釵と槌を選ぶことができる。その代わり,蛮族は戦斧と金棒の2種類を使うために名声が必要になる。なお,蛮族は中原人よりも打たれ強く,クリティカル耐性が高いという特徴がある。ちなみに,蛮族の実装とあわせて,彼らが出立する場所として新フィールドと新クエストも追加される予定だ。

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 キャラクターのレベルキャップは現状80だが,今回のアップデートではレベルキャップの開放は行われない。その代わり,新しく“猛将レベル”というシステムが追加される。この猛将レベルは,既存の経験値ではなく“見聞値”という数値を使って上げていくことになる。見聞値はレベル80以降のクエストをクリアした際に,経験値と共に入手できるのだという。レベルキャップに達したプレイヤーは,経験値を武器強化のために,見聞値を猛将レベルアップのために稼ぐことになるわけだ。
 猛将レベルが上がると,既存スキルの上限を突破できるようになり,さらに武具強化の上限も上げられるとのこと。強化を続けていくと,光を放つような特殊なエフェクトの武器を製作することも可能になるらしい。

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 そのほか,猛将レベルに達した者のみが入れる新フィールド“洛陽”も追加される。この都では,システムイベントとしてモンスターが攻めてくることがあるらしい。プレイヤーは都を守るために一致団結し,都を滅ぼそうとするモンスター達と戦うことになる。また,猛将レベル20以上のキャラクターが対象の,“草原”という広大なフィールドも用意されているそうだ。

 ところで,先に述べた新種族“蛮族”は,当然レベル1からのスタートとなる。キャップの80レベルだけでなく,猛将レベルも,プレイヤーが超えるべき高い壁としてそそり立つわけだが,今後蛮族をプレイしようと考えているプレイヤーをフォローするような施策はあるのだろうか。その辺りを大城氏に聞いてみた。

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 「今回のアップデートでは,キャラクターレベルも上がりやすくなっているのですが,対人戦闘をプッシュしているタイトルですので,できるだけ近しいレベル帯で戦ってほしいという気持ちはあります。猛将レベルの追加は,後進のプレイヤーにとって,先行プレイヤーとのレベル差がさらに開いてしまうかもしれないという不安を与えるのではないか。そういう懸念は運営チームの中でも出ていました。ですので,それをサポートする新しいシステムを導入し,レベル80までの道のりを短縮できればと考えています。まだ具体的にはお伝えできないのですが,クエスト報酬を増加するような形ではなく,プレイヤーの皆様が見てすぐ分かるような形の,経験値の取得手段を用意する予定です」(大城氏)

 武器の段位や強化など,レベル以外の部分での強さの上積みが大きいタイトルだけに,後進のプレイヤーの皆様にとっては早急に取り組んでもらいたい要件であろう。

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 では最後に,大城氏からいただいたプレイヤーへのメッセージを掲載しよう。

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 「今回は,タイトルを変えて大規模なアップデートを行いますが,『三国志-SEKIHEKI-』は,今後もさらにパワーアップし続けます。新しいフィールドの準備も行っていますし,猛将レベルに関しても,今回は30がキャップとなりますが,すでに“その上”のことも考えています。レベルが上がりにくい,名声が入手しにくいといったプレイヤーの皆様に対しては,システムイベント等でフォローしていきますので,『三国志-SEKIHEKI-』を今後ともよろしくお願いいたします」

 今回のアップデートは,高レベル向けのやり込み要素がメインとなるが,低〜中レベル帯のプレイヤーキャラクターに対しても,運営チームとして何らかのフォローをしたい。そう語っていた大城氏の姿が印象的だった。
 現役プレイヤーが楽しみにしているのは言わずもがなだが,新種族が追加されたことで,新規プレイヤーも参入しやすい環境が整った。三国志が好きだったり対人戦闘に興味があったりする人は,ぜひこの機会に「三国志-SEKIHEKI-」をプレイしてみてほしい。

「SEKIHEKI」公式サイト

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    三国志-SEKIHEKI-

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