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グランド エイジ ローマ 日本語版

グランド エイジ ローマ 日本語版
公式サイト http://grandagesrome.zoo.co.jp/
発売元・開発元
発売日 2009/06/12
価格 パッケージ版:8190円(税込)
ダウンロード版:2414円(税込)
ジャンル
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このゲームの読者の評価
55
グラフ
読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
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  • 操作性が悪い&致命的なバグ 20
    • 投稿者:もっちん(男性/30代)
    • 投稿日:2013/05/14
    良い点
    特にない。
    下のレビューの方が書いてるように
    ローマ史を勉強した人はストーリーモードの内容を理解できて楽しめるのかもしれない。
    悪い点
    ・ゲームシステムに不満
    ・洋ゲーにありがちだが操作性が悪い
    ・洋ゲーにありがちだが所々致命的なバグがある
    ・PCの要求スペックが高い。
    総評
    ・ゲームシステムに不満
     内政システム、戦闘システム、どちらも底が浅い。
     頭をつかうところが少ない。かといってワクワクするような運的要素もない。
     難易度変更ができない。一時停止機能がない。
     音楽も似たようなのがずっと流れている。
     後述する要求スペックに対してグラフィックは良くない。
     
    ・洋ゲーにありがちだが操作性が悪い
     なかなかの操作性の悪さ。
     一部でやや操作性が悪いといったレベルでなく、全てがプレイヤーのことを
     考えずに作られた感がある。
     例)マップ全体を見渡す機能がない。
       ミニマップもないためスクロールで移動するしかない。
       またこのスクロール速度がもっさりしている。当然スクロール速度調整設定は無

    ・洋ゲーにありがちだが所々致命的なバグがある
     もはや洋ゲーあるあるだが、このゲームにはそれを補える要素
     が見つからない(個人的に)。
     
    ・PCの要求スペックが高い
     BTOメーカーでいうところのミドル〜ややハイスペックPC(2013年現在)を
     使っているが、最高の設定では結構重い。
     発売当時の4年前なんて、ほとんどの人が最低画質の設定で遊んでいたのではないだ ろうか。


    今回DL版発売ということで購入しプレイしてみたがこの通りである。
    Windows 7 64bit ではXPモードで起動する必要があるので注意。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    2 2 2 2 2
  • 徳岡正肇氏の出した疑問へのひとつの答え 90
    • 投稿者:Moff Taka(男性/30代)
    • 投稿日:2009/09/01
    良い点
    ・「RTSにおけるプレイヤーとは何者か」という問題へのひとつの答えを提示している
    ・資源生産、管理などが従来の都市建設シムに比べて簡略化されていること
    ・それによる難易度の低下ととっつきやすさ
    ・グラフィックの美しさ(2009年現在)
    悪い点
    ・都市管理シムとしての「細かさ」が失われている
    ・グラフィックの美しさを堪能しようと思えば、それ相応のマシンパワーが必要(2009年現在)
    ・都市建設シムであるにもかかわらず、都市建設よりシナリオを重視するマップがキャンペーンモードにはいくつか存在する
    総評
    本作品は前作、前々作が存在するが、私自身はプレイしていないのでそれらと比較したことはない。また、筆者自身がこの手の都市建設シムをプレイした経験がそれほどあるとはいえない(これまでに遊んだのは『Caesar掘戮らい)ので、その点は了承願いたい。

    既にUHAUHA氏が指摘しているが、本作品は前作と比べても、また、私自身がかつて遊んだ『Caesar掘戮鉾罎戮討癲難易度が若干下げられているようである。
    というのも、それらは資源の管理方法がややこしく、また、都市住民の動線を考えて建物を配置しないと、労働力の供給がいびつになることが存在したからである。
    本作品ではそのようなことは一切ない。
    住居を職場の周りに建てれば労働問題は解決するし、資源の総生産量(交易による入手含む)内であれば、それを分配する設備(市場、パン屋、または神殿、劇場も)は必要とはいえ、いくらでも建設することが可能である。

    もちろん、UHAUHA氏がレビューで指摘するように、芋づる式に生産が止まれば連鎖で都市が崩壊するということもありえる。
    貴族が逃げ出して宗教施設が廃墟となり、そのあおりで騎士も逃げ出して供給人員が減り、そのために軍団が弱体化して蛮族の一撃で壊滅。都市は焼き討ちで全滅。
    というような、本作品の設定年代から500年後に繰り広げられるような光景もあり得なくもない。
    もっとも、大体はそうなる前に何らかの手を打つことができるし、平民が逃げだすことはあまりない。
    古代社会にはわれわれの時代にはいない奴隷という便利な存在が居り、奴隷市場を建てれば周囲の単純労働作業(製材、製陶、採掘など)をやってくれるので、これらの基礎的な資源に人材不足のせいで困ることはほとんどない。
    むしろ、本作では平民のみが携わることのできるものは少なく、騎士階級や貴族にやらせたほうが効率がよいことも多いため、平民の住むインスラを壊して「再開発」をすることもある。
    また、場合によっては仕事のない、配給のパンと無料の娯楽だけで生きているだろう”プロレタリア”がかなりの量誕生することだってあり得る。

    実は本作品の評価できる点というのはその部分である。紀元前1世紀に舞台を限定してしまったことで、当時のローマの社会や情勢をプレイヤーが体感することができるのだ。

    従来の古代都市建設シムは、都市建設シムの部分に力を注いではいたが、キャンペーン部分はそれほどよいとはいえなかった。

    よくある設定が「プレイヤーは古代ローマの総督となり、一寒村を大都市へと発展させていく」というものだが、その年代は紀元前6世紀から紀元2世紀という長い期間にわたって繰り広げられるものが多く、はっきりいって、キャンペーンの意味を成しているとは言い難い。

    徳岡正肇氏は、連載記事『徳岡正肇のこれをやるしかない!/第5回:「シアター・オブ・ウォー」をやるしかない!』にて、リアル系RTSにおける、「結局,俺って何者なの?」という疑問について論じられた。

    もちろん、『Grand ages Rome』はリアル系RTSではない。むしろ、簡略化など、ゲーム性を押し出した感が強い作品である。

    とはいえ、従来存在した古代都市建設シムのキャンペーンにもその問題は存在したはずで、ついでに言うなら、歴史的な正しさを考えたとき、作品の時期は600年もの長きわたっているのに、社会制度や都市の風景がまったく変わらないというのも奇妙なものである。

    本作品は、このような従来存在した「リアルでない」部分やプレイヤーとは何者か? という問題を、前者は本作品は時代を限定したことによって、後者はプレイヤーに出身家門を選ばせて「当時のローマの支配階級の一員」という位置づけを与えることで、それぞれ解決を図っている。

    これら二つを組み合わせと、実在の登場人物からのミッションというキャンペーンの形式及び、プレイヤーキャラクターが独自に資産と所領を所有できることは、プレイヤーを紀元前1世紀のローマの支配階級として、内乱の時代を体験することを可能にする。

    例えば、領地の中には第13軍団などの軍団名のついたものがあり、これらには初期兵員数を増加させるという効果があるのだが、考えようによっては、これはクリエンテーラ関係を土地の人間と結んでいるという風に解釈できる。

    つまり、ガイウス・マリウスの改革によって出現した状況、有力な政治家がその財産で募集した志願兵たちがローマ国家の軍団となり、彼らの退役時には募集した政治家が土地を分配してやることで、個人的に兵士と政治家が結びつく、という状況を、所領という形で再現しているということである。

    史実ではこの結びつきがスッラ、カエサルのような独裁者を生み、最終的に帝政へとつながっていくだが、このゲームでも、プレイヤーはカエサルかポンペイウス、後にはオクタウィアヌスとアントニウス、そのどちらの陣営につくのか選択しなければならないミッションが存在する。

    そのときには、いくつもの都市を治めた経験を持つプレイヤーは、その間に手に入れた資産と所領でもって、各々の陣営の勝利につながるミッションをクリアしていくことになるだろう。
    紀元前1世紀のローマの貴族達のように。

    海外の評価には、マルチプレイのためにシステムが簡略化されたというものが存在するけれども、私自身は、キャンペーンにストーリー性を持たせる=戦争もそこそこ重視するために、システムを簡略化したのではないかと考えている。

    都市建設シムとしてみた場合、このような決定は本末転倒といわれる状態かもしれない。
    だが、歴史ゲームとしてみた場合はまったく違う、本作品は、プレイヤーが感情移入できる対象を設定することで、これまでありそうでなかった「歴史を楽しむ」ための新しい方法を実践し、見事それに成功しているのだ。

    もっとも、上のような「脳内変換」は、それなりにこの時代の知識を持っていないと楽しめないという問題が存在するのだが・・・・。

    システムは簡略化されていながらも、歴史の体感という部分においては、これまでありそうでなかったプレイのできる本作は、世間の評価とは裏腹に、歴史ゲームとしては高い評価を与えることのできる作品であるし、本作品のあり方は、徳岡氏の提起した問題への一つの答えにもなりうるということから、RTSを考える際にも重要なヒントになるのではないのだろうか?

    筆者自身が古代ローマオタクであるから、きわめて手前味噌な内容となってしまっている点は否定しないが、普段ゲームはしないけれど、古代ローマは大好きだ、という人には、自信を持ってお勧めできるタイトルである。
    プレイ時間
    -
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 4
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