［TGS 2009］“侵蝕”により刻一刻と姿を変える戦場。TPS「QUANTUM THEORY」，テクモブースで公開された最新ムービーを掲載

　テクモが2010年内に発売予定のPlayStation 3用TPS「QUANTUM THEORY」の最新ムービーを紹介しよう。


　本作は，「侵蝕（ディアボロシス）」と呼ばれる現象によって人類を脅かす存在となった塔を破壊するため，その最上階を目指すアクションシューティングだ。プレイヤーは主人公であるシドとなり，巨大な銃と強力な拳で襲い掛かる敵を撃ち砕きながら，塔の攻略を目指す。
　塔を昇るにつれ，侵蝕が進む塔内は刻々とその姿を変え，また戦闘の最中にも地形を大きく変化させる。どこに隠れ，どう攻めるのか。その臨機応変な対応が攻略の鍵となるわけだ。


　また，本作においてもう一つの鍵を握るのが，ムービーにも登場する女性，フィレーナである。彼女は時にプレイヤーと協力し，また敵対する。いずれにせよ共に塔の最上階を目指すことになるのだが，その目的は塔の破壊ではないという。今回のムービー中でも，プレイヤーと協力した数々のアクションを見ることができるので，ぜひ注目してほしい。

■忌まわしき侵蝕、美しき破壊
生きている塔――
いつからそこにあったのか……
ひとりでに成長したとも言われているその塔は、遠くから見ると光の柱のようにそびえ、悠然と荒廃した世界を見下ろしていた。

始まった暴走――
塔は、「侵蝕（ディアボロシス）」と呼ばれる現象により、まったく異なるものに侵され、別の姿へと変貌しようとしている。
塔の外に漏れ出した侵蝕に脅かされた人たちは塔へと侵攻を始めるが、強力な防御機構の前に次々と倒れていく。

そして今、1人の男が屍を乗り越え、塔に挑む……

シド
巨大な武器を軽々と操る戦士「シド」。
激しい戦いに身を投じることに喜びを感じる。
鍛え抜かれた巨躯は遮るものをすべて破壊し、他を寄せ付けない戦闘力を有する。
塔を破壊するために来た彼は、多くを語らないが、その意思は強固で揺ぎ無い。
人間が遺した武器や対峙する敵「ノスフェラトゥ」が落とした武器など、さまざまな武器を使いこなす。

フィレーナ
シドが塔の中で出会う謎の女「フィレーナ」。
シドと供に塔の上層部を目指すが、その目的は塔の破壊ではないらしい。
手に装着している銃は、光る剣にも変化するようだ。

回避
敵は多く、容赦のない攻撃に晒される事だろう。
だが逃げ回っているだけでは活路は切り拓けない。
攻撃をかいくぐって反撃し、塔を駆け抜けろ！

地形変化
侵蝕（ディアボロシス）が進んだ塔の内部。
ガン細胞のように別の建築物が支配し、まるで別の建物の中のようだ。
侵蝕された地形は、常に蠢き、様相を変えていく。
その変化する地形に臨機応変に対応しながら、塔の上層階を目指す。

援護
行動を共にするフィレーナは、時に、シドの援護をしてくれる。
敵が来た方向を、フィレーナの行動で察知することも重要だ。

フィレーナの攻撃
華麗な身のこなしを得意とするフィレーナ。
彼女の軽快な動きは敵を翻弄し、険しい道を切り開く。
空中に舞ったフィレーナから放たれた攻撃が、一定時間、敵の動きを封じる。
一気に敵を打ち倒すチャンスだ。

ギルスキン
混沌とした「侵蝕」から生まれてきた、圧倒的な力と防御力を有する恐るべき敵「ギルスキン」の一種、「チャリオット」。
動く建造物のような巨大な体躯は10mを越え、様々に繰り出される攻撃は強力無比。
また、高い防御力を誇り、弱点以外の攻撃を受けつけない。
まともに正面から戦えば間違いなく返り討ちに遭うだろう。

対峙
光が満ちたホールで対峙するシドとフィレーナ。塔の頂上で、二人はどのような選択をするのか。
そこに待つのは、和解か破滅か…