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[TGS 2008#030]とにかく豪華なシリーズ最新作。「龍が如く3」記者発表会レポート
龍が如くシリーズは,架空の繁華街“神室町”を舞台に,ドラマティックな人間模様が描かれるアクションアドベンチャーだ。
前作「龍が如く 見参」では,それまでの現代劇から一転,江戸時代を舞台とした外伝的な時代劇が展開され,多くのファンを驚かせた。しかし本作では,舞台が再び現代日本へと戻っており,内容的にも「龍が如く」「龍が如く2」の正統な続編となる。
極限までリアルに再現された街並みで展開される,ミステリーあり,バイオレンスありの“大人のエンターテイメント”。その最新作となる本作では,どのようにファンを楽しませてくれるのか? 今回の記者発表会では,龍が如くシリーズの総合監督である名越稔洋氏本人により,さまざまな新要素が紹介された。
またサプライズゲストとして,ゲーム中に声優として参加している,モデルの椿姫彩菜さん(以下,椿姫さん)も登場。本稿では見どころ満載の記者発表会の様子をお伝えしていくので,龍が如くシリーズのファンならば,ぜひともチェックしてほしい。
今回も豪華キャストが揃い踏み!
新たなる舞台,“琉球街”に注目
龍が如くシリーズの総合監督である名越稔洋氏 |
豪華なキャスト陣も魅力の一つである龍が如くシリーズだが,本作でも相変わらず,多数の超有名人が声優として参加している。渡哲也氏や中村獅童氏,高橋ジョージ氏など,キャスト陣が画面に映し出された瞬間,会場では大きなどよめきが上がっていた。
また,今回はお馴染みの“神室町”のほかにも,新たな舞台,沖縄“琉球街”で物語が繰り広げられていく。名越氏によると,日本でも独自の文化を持った南国情緒溢れる沖縄で,社会性の強いドラマが展開されるとのこと。都会のゴミゴミした繁華街である“神室町”との対比が,非常に面白そうだ。
さらに,続けてゲームの見どころを集めたムービーも公開。ここでも気になる要素が多数紹介されており,中でも“カラオケ”や“ダーツ”“ゴルフ”“キャバつく”などのミニゲーム関連が非常に興味深かった。
カラオケはムービーを見る限り,画面の指示に合わせてボタンを押して行く音ゲー,ダーツはシューティング,そしてゴルフは実際にコースを回れるタイプのミニゲーム。そしてとくに面白そうだと感じたのは,街でスカウトした女の子をNo.1キャバ嬢に育て上げるという内容の“キャバつく”。ミニゲームの中毒性が高く,ついついストーリー進行を中断してしまいがちな同シリーズだが,本作はこれまで以上にミニゲームで寄り道をしてしまう機会が多くなりそうだ。
また,タイアップによって“ドン・キホーテ”や“松屋”といった,実在の店舗がゲーム中に多数登場するのも本シリーズの特徴。今回はさらに,10代,20代の女性から圧倒的な支持を得ているファッション雑誌,「小悪魔 ageha」とのタイアップも実現。荒木さやかさん,桃華絵里さん,桜井莉奈さんなど,多数のトップモデルがゲーム中にキャバ嬢として登場するとのこと。一人一人のスタイルやファッション,話し方などが非常にリアルに再現されているので,キャバクラ遊びはさらにパワーアップしているようだ。プレゼントを貢ぎすぎて破産しないよう,気をつけなければいけないかも……?
バトルシステムも超進化
矢沢永吉とのタイアップも実現!
そしてとくに注目したいのが,さまざまな状況から新たなヒートアクションを思いつく“天啓システム”。ムービーでは,痴漢に遭った女子高生の猛反撃から,桐生がヒートアクションを思いつくコミカルなシーンが収録されていて,思わず吹き出してしまった。
また,今回はなんとあの矢沢永吉氏(以下,矢沢氏)が楽曲を提供。龍が如く3のために書き下ろしたという4年ぶりの新曲「Loser」のほか,名越氏がとくに思い入れがあるという曲,「時間よ止まれ」「想いがあふれたら」などもゲーム中に流れる。元々矢沢氏の熱烈なファンであるという名越氏は,「夢が一つ実現しました」と嬉しそうに話していた。
サプライズゲスト登場!
椿姫さんはセラピスト役?
自身をモデルにしたキャラクターがゲーム中に登場することについて,椿姫さんは「不思議な気分です。少しいろいろなところが盛ってある感じがしますが(笑)」とコメント。さらに名越氏も,「男性プレイヤーはきっと癒されます。開発スタッフも癒されました(笑)」と,コメントしていた。
残念ながら東京ゲームショウでは映像出展のみとなる龍が如く3だが,さまざまな新情報が含まれたムービーはファンならば必見。セガブースに立ち寄った際は,ぜひ同作のコーナーを覗いてみよう。
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龍が如く3
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