プレイレポート
「C9」の最新アップデート「UPDATE二十一」でバラエティに富んだ5つの新マップが登場。第6大陸前半となる「エンドール森林地帯」を先行プレイ
拠点となる第4の村「アンスロット」は,2013年7月18日の「UPDATE十七 第6大陸−大樹の村と始まりの塔−」で先行実装されていたが,このアップデートでようやく第6大陸にマップが実装されることになる。
今回,この実装に先駆けてゲームオンでプレイする機会を得たので,さっそくその内容を紹介していこう。
「C9 (Continent of the Ninth)」公式サイト
レベルキャップ開放により最大レベルが67へ
新マップの難度はハードからと上級者向け
今回のアップデートの大きなポイントは,レベルキャップの開放と新マップの実装になるだろう。
現在のレベルキャップは65で,これがレベル67まで開放されることになる。上昇幅こそ2レベルだけだが,新装備はもちろん,スキルレベルを上げられるので,決して小さな変化というわけではない。さらに,5月15日に公開されたプレイヤー注目の「スキルブックシステムリニューアル」も今回実装される予定だ。
追加される新マップは,5つの通常マップと「地図」アイテムと引き替えに入場可能になる倉庫マップと隠しマップの合計7つとなる。
第6大陸のマップの侵入可能レベルはLv63以降で,これまでのマップとは違い,難度にノーマルがなくハード,エキスパート,マスターの3つになっている。当然だが,上位の難度にチャレンジするには,第4大陸以降のマップと同様にクエストをこなす必要がある。ただ,そのクエスト数はこれまでと比べて少なくなっているので,それほど手間はかからないとのことだった。逆にボーナスステージ的な側面のある「地図」アイテムで入れる倉庫マップと隠しマップの2つは,ノーマルのみと難度は低めになっている。というわけで,各マップの特徴を紹介していこう。
第6大陸に出現するモンスターは,見た目こそこれまでのマップと同じものが多いが,攻撃方法は大きく異なっている | |
今回のアップデートで追加されるモンスター「ラブ」は2種。左が通常のタイプで,右が槍と兜(?)を装備した攻撃的なタイプ。運営スタッフは「このキモカワイサで人気に……!」と息巻いていたが果たして? |
●隠された風の谷
「隠された風の谷」は,第6大陸に入って最初に訪れることになるマップだ。スタート早々にタイムアタックが始まり,スタート地点からマップの約1/4ほどを2分以内に通過しないと,その場でミッション失敗扱いとなってしまう。実際にプレイしてみると少し難しく,素早い移動を心がけないと失敗してしまうかもしれない。
いきなりの洗礼だが,腕に自信のあるプレイヤーならすぐに切り抜けられるだろうとのこと。また,それ以降は通常のマップなので,ゆっくりと攻略を進められる。
●引き裂かれた大地コデス
山岳地帯に設けられた敵の砦を攻める「引き裂かれた大地コデス」。ルートの途中途中にある砦には大量のオークが待ち構えているので,それらを倒して進むという「C9」らしいプレイ感が楽しめるマップだ。
ハードのボス戦は,突き進むオークの「攻城戦車」が,門に接触する前に破壊しなければならないという一風変わったものになっている。もちろん,攻城戦車の破壊に失敗するとミッションは失敗だ。攻城戦車を攻撃中,大量の雑魚オークと,3体の中ボスクラスのオークが出現するとあって,なかなか手強いボス戦が楽しめる。
●枯れ行く永遠の森
「枯れ行く永遠の森」は起伏に富んだ緑あふれるマップで,第1大陸のマップを思わせる雰囲気だ。道中の敵はメインのトゥガク族に交ざって,ドライアードやジュバスが遠距離攻撃を仕掛けてくるので注意。また,地面から蔓が襲いかかってくる場所もあるので,そちらにも気を配る必要がある。
●シュテルネン伐採地
「シュテルネン伐採地」は,伐採地というよりは渓谷に作られた砦のようなマップで,ほかに比べて行程は少し短い。坂道の上に設けられた各砦の門を抜けると,大量のモンスターが襲いかかってくる。広いフィールドを縦横無尽に動き回り,敵を倒しまくるという,いかにも「C9」らしいマップだ。なお,マップの途中に壊れた橋があり,ここから落ちるとダメージを負って,少し戻ったところからリスタートになるので気をつけよう。
●深淵の地下通路
マップタイトルこそ「地下通路」だが,木の上に設けられた砦を突き進んでいくマップだ。起伏のない平坦なルートで,左右にも避けるスペースがあまりない。キャラクターの正面突破力がモノをいうマップだ。さらに狭い小部屋にモンスターが出現し続ける「異界の渦」があり,これを破壊しなければ延々と襲われ続けることになる。しかし,異界の渦のそばには強力なモンスターが待ち構えており,簡単には破壊できない。
なお,同じ木の上を移動する「シュテルネン伐採地」と違って,このマップではルートから下に落ちる場所はないようだ。
●茨の影の森
入手した「破れた地図」というアイテムをNPCと交換すると入場できる,隠しマップの一つ。幽霊のような青白いモンスターを蹴散らしながら進んでいくマップで難度は低い。ドロップするゴールドが多く,まれに魔石もドロップする。
●妖精の倉庫
「茨の影の森」と同様に,地図を入手して入れるようになる。マップのあちこちにいるNPC「アルベリヒ」をモンスターから守ると,その背後にある宝箱を開けられる。宝箱からは分解用の装備がドロップする。
最後の2マップを除いたマップは,すべて難度がハードの内容だ。エキスパートやマスターになるとマップ内のステージ構成はガラリと変化する。例えば「隠された風の谷」冒頭のタイムアタックはハードだけで,そのほかの難度では発生しない。ボスも同様で,高難度のマップには住人を守る護衛ミッションがあり,守りきった人数によってボス戦で援護が発生したり,ボスが召喚した部下を倒さないとボスのHPが回復してしまうなどのギミックが存在するのだ。各マップのボスも,難度によってさまざまなギミックが用意されているので,新鮮な気持ちでボス戦が楽しめるだろう。
スキルブックの仕様が大幅に変更
今回のアップデートでプレイヤーが気になる注目ポイントと言えば,冒頭でも紹介した「スキルブックシステムリニューアル」に関する内容だろう。
スキルブックの新たな入手方法については,第4大陸以降のマップで難度ハード以上のボスを倒すと,必ずノーマルかマジックのスキルブックを1冊ドロップするようになるとのことだ。マップの難度が上がるにつれて,マジック等級のスキルブックの入手確率がアップするという。
そして,スキルブックウィンドウに「合成」のタブが新たに追加される。ここでは「スキルブック合成」と「魔力再抽選」が行える。
「スキルブック合成」はその名のとおり,複数のスキルブックを合成することで,新たなスキルブックを1冊作り出せるというもの。最大で6冊のスキルブックを素材にでき,触媒アイテムとして「職人魂の結晶体」を加えることで,合成可能となる。
「魔力再抽選」は,スキルブックの魔力を変更できるというもの。スキルブック合成と同様に,魔力を変更したいスキルブックと触媒アイテム「コスモストーン」をセットして合成すると魔力が再抽選される。抽選対象の魔力の幅や,魔力が上がるか下がるか,または変化しないかは,元のスキルブックの等級によって確率が変化する。
このほかにも,これまでステージ道中のモンスターはゴールドか素材アイテムしかドロップしなかったが,今後のアップデートで第6大陸では低確率で装備品がドロップするようになるという。これも調整が終わり次第,日本サーバーに実装する予定となっている。
今回のアップデートで実装される新マップは,緑が多めの景色のせいもあって,なんとも「C9」序盤を思わせる懐かしさだった。一方,各マップを遊んでいると,その一つ一つが,これまでとは違ったバラエティ豊かなステージ構成になっていると感じられる。
ここ最近の戦闘は,どちらかと言えば,プレイヤーが力押しなら,敵モンスターも数とスーパーアーマー/セミスーパーアーマーを多用した力押し戦術になっていた。しかし,今回実装されたマップには,モンスターの攻撃方法やフィールドにさまざまなギミックが組み込まれており,プレイヤーが創意工夫して戦える仕組みになっていたのだ。
さらに,難度を変えればそれらギミックも違った構成になるわけで,新鮮な気持ちでチャレンジできるだろう。今回遊べなかったエキスパート以上のマップには,どんなモンスターとの戦いが待ち受けているのか。腕を磨きつつ,5月29日のアップデート実装に期待しよう。
「C9 (Continent of the Ninth)」公式サイト
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